さて、今回はフェデラルのまとめ記事になります。
こちらでも紹介した、アラヤのフェデラルは自転車日本一周にもオススメです。私は2010年モデルを持っておりますが、日本一周用にカスタムしております。荷物満載の日本一周を考えている方に、参考になればと思い、それらをまとめておきます。
アラヤ フェデラルとは
フェデラルは、2010年から販売されているサイクリング用自転車。細かなマイナーチェンジを繰り返しながら販売され続けている、いわゆるランドナー的な旅用自転車です。
その歴史は、こちら。
特徴としては、鉄のフレームで長時間乗っても疲れにくい、泥除けは標準装備で、キャリア取り付け用のダボ穴もありと、まさしくツーリング自転車。それでいて価格は、税別62,000円と、非常にリーズナブルです。実際に日本一周に使われている方も多く、カスタムなどのノウハウも探せばたくさんあります。
最新モデルの特徴は、こちら。
日本一周用カスタム
日本一周用に向けて、どのようなパーツが必要か、そしてどう取り付けるのかです。
2010年モデル
私の持っているフェデラルは、2010年モデルです。現行モデルとは、パーツ等違う所も多いのですが、基本的には変わりません。
お買い物用カスタムから、自転車日本一周用とすべく、再生しました。日本一周用カスタムとしては、前後キャリア、センタースタンド、ライト、フロントバーバッグ、タイヤなど。カスタムした順番に紹介していきます。
リアキャリア
自転車日本一周の経験から、リアキャリアをどれにするのか考えました。
最終的に、実績と信頼性から、「TOPEAK スーパーツーリストDXチューブラーラック」を選択。
取り付けは、こちらで解説。
リアキャリアの選択肢としては、コストダウンを考えて、「ミノウラ リアキャリア ブラック MT-800N」もよいでしょう。なお、リアキャリアはフロントキャリアと比べて、選択肢が豊富です。どれを選んでも、それほどハズレはないと思います。
フロントキャリア
私の自転車日本一周における、苦い思い出として、「フロントキャリアが壊れた」があります。そういう事があったので、フロントキャリア選びは、慎重に。フロントキャリアは選択肢が少なく、取付可能かどうかもわかりにくいところです。いろいろ調べました。
最終的に、リアキャリア同様、信頼性をとって、「TUBUS タラ フロントキャリア」を選択。世界的に見ると、TUBUSのキャリアは、よくツーリングに使われているのですが、日本では入手性がいまいち。アマゾンでは取り扱いがあまりなくて、とんでもない値段になることも。私はWiggleという、海外通販サイトを利用して、購入しました。
取り付けは、こちらで解説。
フロントキャリアを調べた時に、激安の「GIZA ローライダーキャリアー CAF01200」というのがあったのですが、残念ながら生産終了になったのか、アマゾンでは取り扱いがなくっております。もし、販売が復活するようであれば、壊れることを前提で、これを使うのも良いかもしれません。
テールライト
トンネルや夜間走行時に、後方からの視認性をあげるために、テールライトはつけたほうが良いと考えます。スイッチ式だとつけたり消したりの手間が面倒なので、明るさと振動を感知して自動で点灯するものがオススメです。また、ソーラー充電式が、電池切れの心配もなく、安心して使えます。
ただ、私が自転車日本一周で使用した、「キャットアイ TL-SLR100」は、電池蓋が開かなくなってしまいました。これは日本一周後だったので、問題はなかったのですが、これではおすすめできません。ということで、同じ機能を持つ「ブリヂストン ソーラーテールランプ2 SLR110」を選択。
取り付けは、こちらで解説。
この後、「キャットアイ TL-SLR100N」という、「キャットアイ TL-SLR100」の改良版があることを、記事を読んだ方からアドバイス頂きました。
パッキン付き電池蓋の採用で、防水性も向上しているようなので、今選ぶならこちらをオススメします。
センタースタンド
ロードバイクなどでは、スタンドを取り付けない方がほとんどですが、ツーリング用自転車では取り付けがオススメです。なくてもなんとかなるのですが、私としては自転車と一緒に、記念写真を撮るためにはつけておいたほうが良いのではと。
日本一周用などの荷物が多い自転車では、後ろタイヤのところにつけるのではなくて、自転車の中央につける、センタースタンドが一般的です。しかも、一本足ではなくて、ダブルレッグスタンドと呼ばれる、二本足のタイプです。
一本足のものはサイドスタンドと呼ばれたりもしますが、これだと荷物がたくさんあると、自転車が回転してコケてしまうこともあるのです。かといってダブルレッグのセンタースタンドでも、コケるときはコケてしまうのですが。長時間とめておく場合は、スタンドを使わずに、壁や柵にたてかけておくのが、安心です。
今回は「MASSLOAD CL-KA56」を取り付けましたが、「AKI WORLD OPEN DOUBLE STAND SD-MS-002」も同じものです。その時に、値段が安い方を選べば良いですね。取り付け時の注意点としては、シフトケーブルが台座に接触するので、ヤスリなどで削る必要があります。
記事を参考にして、取り付けいただければと思います。
タイヤ
自転車日本一周用のタイヤとしては、シュワルベのマラソンというタイヤが定番です。フェデラルには標準で、同じシュワルベのデルタクルーザーが採用されています。こちらは街乗り用タイヤなので、マラソンに比べると、耐パンク性能や耐久性で劣ります。
日本一周に行くなら、あらかじめマラソンに替えておくのも良いかもしれませんが、フェデラルで採用されている650Aのものは、手に入りにくいのです。実店舗でもあまり見かけることは無く、アマゾンで見ても販売されていたり、いなかったりします。
そこで、マラソンの650Aが手に入りにくいのならば、日本メーカーのタイヤはどうだろうと考えました。
調べた結果、それなりに耐久性・耐パンク性のあるタイヤが、何種類か販売されているようです。その中でコストパフォーマンスの良さそうな「パナレーサー スーパーハード タフネス」を購入しました。
実際にあまり走っていないので、耐久性に関しては、なんともいえませんが、転がり感は悪くないです。日本一周につかうには、実績がないのでオススメは出来ません。ただ、マラソンだけでなく、こういうタイヤもあるよということで。
記事内でも書いているのですが、日本一周の場合は、予備タイヤとして、折りたたみのできる「パナレーサー スーパーハードタイヤ」がいいかも。
ハンドルバーバッグ
日本一周には、ハンドルバーバッグがオススメです。サイドバッグは取り出しが面倒なのです。すぐに使いたいものは、ハンドルバーバッグにいれておけば、便利です。私の場合は、財布やカメラ、飴、補給食、地図などを入れておりました。
フェデラルの場合はサブブレーキがついているので、そのままだとちょっと取り付けはむずかしいかもしれません。エクステンションアダプターが販売されているので、それを使えばサブブレーキとの併用も出来そうですが。
ただ、ドロップハンドルに慣れれば、サブブレーキは必要ないかなぁと思います。これは個人差があるので、絶対ではないですが。
私がつけたのは、自転車日本一周ではおなじみオルトリーブの「アルティメイト6 プラス」です。なお、オススメは「アルティメイト6 クラシック」。プラスにあるサイドのポケットがないだけで、あとは同じです。
プラスのサイドポケットは防水ではないですし、ハンドル幅が狭いと親指があたるので、オススメしにくいです。
取り付けは、こちらで解説。
ダイナモライト
日本一周に限らず、夜間走行やトンネル内走行に備えて、ライトは必須です。しかし、ハンドルバーバッグを取り付けると、ハンドルバーへのライトの取り付けが厳しくなります。対処方法は探せば色々とあるのですが、私のオススメはダイナモライト。
ママチャリについている、タイヤにこすりつけて、発電するライトです。タイヤの回転が重くなるので、嫌われていますが、電池切れの心配をしなくて良いのが、一番のオススメポイントです。走っている途中で、電池が切れたとなると最悪ですから。
そこでダイナモライトの取り付けを、考えるのですが、フロントキャリアを取り付けているために、なかなかうまくいきません。試行錯誤の結果、たどりついた取り付け方法がこちらです。
tubusのtaraだから、取り付け出来た方法とも言えます。
まとめ
以上、アラヤ フェデラルに関するまとめでした。
自転車日本一周用にオススメだった「ジャイアントグレートジャーニー」、同スペックの「ルイガノ LGS-GMT」が生産終了になりました。コストパフォーマンスに優れ、操作性の良いSTIレバーを採用したものが無くなったということです。
それらと比べると、フェデラルは操作性でやや劣りますが、コストパフォーマンスの良さでは負けておりません。自転車日本一周でもよく利用されているので、実績も充分。オススメの自転車です。自転車日本一周を考えていて、フェデラルの購入を検討している方に、参考になればと思います。