さて、今回は愛用の腕時計の電池交換と、簡単な清掃をおこなった話。
カシオ ウェーブセプター WV-59DJ-1AJF
カシオの腕時計というと、G-SHOCKが有名です。もしくはチープカシオのもの。そんな中、私の愛用しているのは、電波時計ウェーブセプターの格安モデルWV-59DJ-1AJFです。5,000円ほどで販売されているので、チープカシオの範疇に入るかもしれません。
こちらは金属ベルトモデルですが、樹脂バンドモデルもあります。さらに安く4,000円ほどです。
1番の特徴は、電波時計なので毎日時刻情報を受信して、正確な時間を表示すること。お気に入りのポイントとしては、レトロフューチャーなデザイン、視認性の良い文字表示など。西暦が表示される、曜日表示が英語の3文字表記というのも、以外と他にはないものです。
最初に購入したのが、2014年のこと。2016年の自転車日本一周でも使っていたのですが、名古屋にさしかかったあたりで、ベルトを止める部分が割れてしまって使えなくなったのでした。
コストダウンのためか、プラスチックを使っているので、こんな風になってしまうのでしょうね。結局、名古屋のビックカメラで同じモデルを購入しました。
購入から3年が過ぎ、バックライトが点灯しなくなってきたこともあり、電池交換することにしました。電池交換はお店に依頼すると、1000円ほどかと思います。それほどケチる金額ではないですが、電池交換は簡単にできるので、今回は自身ですることにしました。
なお、このサイトを参考にされる方は、すべて自己責任でお願いします。
分解・洗浄
時計の電池交換に関しては、ネットで情報があふれているので、調べれば簡単にできます。今回もいくつかのサイトを参考にして交換しました。
まず、交換する電池です。100均セリアにて購入しました。CR1620で、型番が示す通り直径16mm厚さ2.0mmのもの。CR2016という紛らわしいサイズもありますので、間違わないように。なお、ダイソーではCR1620は販売されていませんでした。
もうひとつ用意したのが、以前ダイソーで購入した「腕時計 金属ベルト調整工具セット2」というもの。割りピンを抜くために使うもので、なくても良いのですが、あると便利かなと思って引っ張り出してきました。
金属ベルトは中折れ式で、ブレスレット状になっているので、これをまずは外します。ここでダイソー工具を使ってみたのですが、別になくても問題はありません。精密ドライバーの1番細いもので、バネピンを押してあげれば、抜くことが出来ます。バネピンが飛んでいってしまわないように注意が必要です。なお、電池交換だけなら、ここは外さなくても可能です。
そして、ベルトを洗浄するため本体から外します。これもバネピンを外すのですが、精密ドライバーのマイナスを使って、バネピンの段の部分を押すようにして外します。
これでベルトの取り外しは完了。ベルトがかなり汚れています。次に本体の蓋を開けます。
4ヵ所あるネジをプラスドライバーで外します。ネジを外すと蓋は浮き上がって簡単に外れます。
蓋を開けると、このようになっています。
写真赤丸2ヵ所がバネになっていて飛び出しているので、注意が必要です。これがあるので蓋が簡単に外れるのでしょう。
ここで先ほど外したベルトと蓋部分を超音波洗浄機に入れておきます。
まずは電池のあるところのシールを外します。
ここからがちょっと問題発生。電池をおさえている金属が外れません。マイナスドライバーを横から入れて持ち上げてみるのですが、上がりません。参考にしたサイトでは、簡単に外れるようなことが書いてあったのですが、うまくいかず金具がちょっと歪んでしまう感じになりました。
色々なサイトを探した結果、簡単な取り外し方がわかりました。
金具を指で押さえつけて、矢印の方向に押してあげると、カパッと金具が開いて、電池が取り出せるようになります。電池を取り出して新しいものと交換し、金具をおさえると交換完了。
電池に上に貼られていたシールに、「電池交換したらピンセットを使って”AC”を(-)とショートすること」と書いてあります。参考にしたサイトでは、「ACは電池脇に”AC”と書かれた穴があるので、ピンセットをそこに差し込み、もう一方を電池の+面に触れてショートさせる」とあったので、そのようにしてみました。
このショートさせるというのがよくわからなくて、何か音がするわけでもなく、液晶に表示されることもありません。本当にきちんと出来ているのかわからないのですが、液晶には時刻(初期設定の2015年1月1日 12:00)が表示されたので、よしとしました。
今改めて写真を見ると、ACの右横に○(-)という部分があるので、ここに当てるのが正解じゃないかと思っていたりします。調べたネットの情報が正解とは限りませんし。このあたりはよくわかりませんので、このサイトを参考にされる方は、自己責任でお願いします。
電池の上にシールを貼り直して、蓋を閉めて電池交換はこれで終了です。
この後は手動で電波を受信させます。うまく電波が拾えたら、電池交換成功ということで。
ベルト、本体蓋とも超音波洗浄機で洗ったことにより、すっきりとキレイになりました。この後は元通りにベルトを取り付けて、すべての作業が終了です。
最後に
作業はベルトを外すのに手こずったり、電波をなかなか受信しなかったりで、小1時間ほどかかりました。電池交換だけなら、30分もかからずに出来るのではないかと思います。用意するのも電池・精密ドライバーセット・ピンセットがあれば、なんとかなりますし、比較的容易に出来ると思います。
ただ電池交換した後の、ACと(-)をショートさせるという部分がよくわからないので、不安のある方は手を出さない方が良いかと思います。
工具はすでに持っていたので、電池代110円だけで、無事電池交換は終了しました。