【Tips】メガネサイクリストには、シールド付きヘルメットがオススメ【2019/09/12更新】

さて、本日はヘルメットの話です。

日本一周を終えた後の2017年に書いた記事ですが、紹介していたヘルメットが生産終了になったり、新しいモデルが登場したりと状況が変わってきたので、情報に関して更新しました。なお、自転車日本一周におけるヘルメットの利用について書いたものですが、通勤などで自転車を利用している人にも参考になると思います。


自転車日本一周をする前に、GVRのG-306Vというヘルメットを購入した話を書きました。

GVRのヘルメットを購入
日本一周に向けて、ヘルメットを新調しました。今まではOGK KABUTOのENTRAを使っていました...

このときは使用感に関して触れていませんでした。そこで改めて日本一周を終えた上での使用感をレポートしたいと思います。

結論から言いますと、シールドがついているヘルメットは良い!特にメガネを掛けている人には、本当にオススメということです。

シールド付きヘルメットを使うメリット

当初はサングラス代わりにシールドを利用することを考えていました。スモークシールドの利用を考えていたのですが、出発するにあたりクリアシールドで行くことにしました。トンネルや日が暮れてきた時に、やっぱりスモークシールドだと不安かなとも思ったのです。

サングラス代わりの機能以外で、シールドが何の役に立ったのか。

それは、雨と風、そして虫に対しての防御となったのです。200日に渡る自転車日本一周の期間中、雨の中を走ることも多々ありました。また、風の強い日や峠での下りにおいては、メガネを掛けているとはいえ、風が目に染みます。河川敷などでは、虫がバシバシ当たってきます。

これらから顔や目を守ってくれたのが、シールドです。

特に雨の中を走るときには、非常に助かりました。メガネを掛けて雨の中を走ると、眼鏡にはすぐに水滴が付き、視界が悪くなります。かといって、つどつど自転車を止め、メガネを拭くことも出来ません。拭いたとしても、またすぐに濡れてしまい意味が無いのです。

しかし、シールドがあるとそれなりに水滴は流れ視界を確保してくれます。少しは見えにくくなりますが、メガネに直接水滴がつくよりは遥かにマシです。

そして、ある程度水滴が付いたときは、タオルやハンカチで拭けばよいわけです。これは走りながらでも拭くことが出来ます。信号が多い道であれば、信号でストップするごとに拭けば良いくらいです。

このヘルメットを使うまでは、小雨程度以外の雨の時はほとんど走ることはありませんでした。とにかくメガネが濡れてしまって視界が悪くなり、非常に危険を感じていたからです。でもこのシールド付きヘルメットを使うことで、それからは開放されました。

本当はできるだけ雨の中は走りたくはありません。でも、日本一周中はどうしても走らなければならないという時もあります。そんな時でも、シールドがついていれば、なんとか走れたのです。

ただ、やはり激しい雨の時は、シールドの前面だけでなく、裏側も濡れてしまいました。これはヘルメットとシールドに隙間があるため、そこから水滴がたれてくるためです。これはもう構造上どうしようもありません。裏側が濡れた時は自転車を止め、シールドを外し拭いていました。

一度、むちゃくちゃ激しい雨の中を走ったことがありました。この時はヘルメットからの水滴が激しいので、ヘルメットに手ぬぐいを巻き、水滴が落ちるのを防ぐということをしました。かっこ悪いですけど、こうすることである程度は防ぐことも出来ました。

とにかくメガネを掛けている人が雨の中を走る時は、ヘルメットにシールドがあれば、かなり安心して走ることが出来るのです。

そして前述したように、雨の時以外でも風や虫から顔を守ってくれるので、シールド付きのヘルメットは本当にオススメです。

ちなみにシールドは磁石でくっつける方式となってます。シールドを付けると視界に若干違和感を感じるので、普段は上向きにして付けていました。シールドを使っていなかったわけです。

で急に雨が降ってきたり、峠の下りなどでは、走りながらシールドを下向きに装備します。出発当初はこれに失敗してシールドを落とすことが2回ほどありましたが、すぐに慣れました。

シールドはついていても、使いたくない時は使わなくてもよいのです。風が気持ちいいって時もありますから。

シールド付きヘルメットのデメリット

デメリットは何かあるかなと考えたのですが、使用上に関してはないのかなと思います。もし、ロードレースで使うというのであれば別ですが、旅行や通勤に使うにはデメリットはないかなと。

あえて言うなら選択肢が少ないということ。デザインや色、値段の選択肢が圧倒的に少ないです。それくらいではないでしょうか。

G-306Vの使用上での問題点

デメリットはないと書きましたが、このヘルメットに関して言うと、ちょっと問題点が。それはストラップです。そもそも、長さが異様に長かったりして加工もしました。

それで使ってみたところ、まず緩みやすいのです。これは以前使っていたOGKのヘルメットではあまり感じなかったことです。知らないうちに緩んでいて、かぶるたびにぐっと引っ張らなければならないのでした。

また、後頭部からでている後側のストラップですが、こちらもアジャストさせにくいかなと。アジャスターで調整は出来るのですが、こちらも緩みやすいのかズレやすいのです。後ろ側のストラップが、緩みがちでした。

ヘルメット自体の装着感は良いのですが、ストラップに関しては少し問題ありかなと思います。

後は、シールドに関しては取扱を丁寧にしたほうが良いです。特別傷がつきやすいというわけではないですが、擦ったり落としたりすれば当然傷はつきます。傷がつくとやはり視界に影響を与えますので、できるだけ傷をつけないように扱う必要があります。

シールド付きのヘルメットにはどんなものがあるか

自転車用のシールド付きヘルメットというのはそれほど種類がありません。購入に当たりどのようなものがあるのか調べたのですが、この記事を書くに当たり改めて調べたので、ここで紹介しておきます。

なお、私が購入したG-306Vは生産終了になり、アマゾンでの取り扱いがなくなってます。

GVR G-203V

G-306Vよりは、レーシーなデザインですが、普段使いにも良さそうです。お手頃価格ですが、ヨーロッパの安全規格をクリアしているようですし、レースには使えないですが、JCF(財)日本自転車競技連盟推奨ヘルメットです。

2019年9月12日現在、アマゾンでの取り扱いはなくなっております。(台湾のメーカーHPに記載はありますが、HP自体更新されていないようで、生産されているのか不明)

GVR G-307V

G-203Vとの違い、こちらのモデルはJCF公認。推奨との違いは、レースで使用ができることです。より安全性が高いといえるかもしれません。デザインもより、レーシになっています。デザインでこちらを選ぶのもありでしょうか。カラーバリエーションが豊富です。

現在、GVR唯一のシールド付きヘルメットです。

GIRO AIR ATTACK SHIELD

多分G-306Vのお手本になったであろうヘルメットです。GIROのヘルメットは西欧人向けで、若干横幅が狭いようです。モデルによっては幅広のものもあるようですが、こちらのモデルにはありません。

タイムトライアル競技用のエアロヘルメットということですが、デザインも流線型でなく、普段使いにも良さそうです。また、シールドはカメラのレンズでも有名なツァイス製です。

2019年9月12日現在、生産終了しております。

GIRO VANQUISH MIPS アジアンフィット

現在、GIROから販売されている、シールド付きヘルメット。日本向けの製品は、アジアンフィットということで、左右の幅をワイドに設計し、日本人にフィットしやすい形状になっています。

デザイン的に派手さはなくて、普段使いにも良さそう。MIPSという多方向衝撃保護システムを搭載していて、安全性に関しては文句なし。ネックはやはり値段。

GIRO MIPS TECHNOLOGY

OGK AERO-R1

日本が誇るヘルメットメーカーOGKのシールド付きヘルメット。ロード用のヘルメットに近いデザインで、普段使いにも良さそうです。日本人の頭部形状にあわせた設計、JCF公認、補修パーツもしっかりあります。

値段は少し高いですが、海外メーカーのものよりは、お手頃かと。OGKのヘルメットは扱っているお店が多いので、試してから購入出来るのが良いところ。ただ、2019年4月に、次に紹介する廉価版のVITTが販売になったため、普段使いならそちらがオススメかも。

OGK VITT

2019年4月に販売開始された、OGKのシールド付きヘルメット。GVR G-307Vに比べると少し高めの値段ですが、メーカー的な安心感はこちらの方が上か。お店で試してから買えるのもメリット。

購入された方のブログなどによると、AERO-R1に比べ風通しが良いようです。これはオススメ。

BELL Annex Shield Mips

シティ用のシールド付きヘルメット。ベンチレーションシステムがかなり良さそう。そして、シールドはスライド式で使い勝手が良さそう。値段は高いですが、かなり良さそうです。

2019年9月12日現在、生産終了になっているようで、メーカーHPのラインナップからは無くなっています。しかし、アマゾンではまだ取り扱いがあり、購入するなら早い目が良いでしょう。

Shinmax ET-049

アマゾンで検索するとたくさん出てくる、中華製ヘルメットのひとつ。LEDテールライト付き。アメリカCPSC認定とのこと。以前はCPSC認証耐衝撃性材料を使用といった説明でしたが、現在はCPSC認定という書き方になっています。このモデルに関しては、安全性は問題ないようです。ただメーカーHPもないし、どこまで信用して良いのやら、特にオススメはしません。

Shinmax 069ヘルメット

shinmaxのものをもう一つ。ET-049とデザインが違います。LEDテールライト付き。こちらはCPSC認定の文言がないので、安全性に疑問が残ります。値段が安いのは、そのあたりが要因なのかも。

VICTGOAL

こちらも中華製ヘルメットです。LEDテールライト付き。写真で見る限り、Shinmaxの069ヘルメットと似ています。こちらもメーカーHP、安全規格なし。

KINGBIKE

こちらも中華製ヘルメットのひとつ。LEDテールライト付き、アメリカCPSC認証済み。メーカーHPなし。安全性の面では問題はなさそうですが、どこまで信用して良いのやらわかりません。

Amazonのレビューによるとシールドが頬にあたる、眼鏡をかけて使用できないなど報告があります。眼鏡によって使用出来る場合・出来ない場合があるようなので、注意が必要です。

TOPTOTN

通気性が悪そうで、デザイン的にもちょっと野暮ったい印象。ロードバイク用のデザインが好きでない方には、良いかもしれません。こちらもメーカーHP、安全規格なし。

中華製低価格ヘルメットについて

この記事を最初に書いた2017年には、紹介した以外のメーカーのものもたくさんあったのですが、現在はかなり淘汰されたようです。

中華製ヘルメットは値段的には魅力ですが、安全規格についての記載がないものは、避けたほうが良いと思います。ヘルメットは万が一に備えてかぶるものですので、信頼性のないものは何かあったときは怖いですので。私はオススメしません。

なお、中華製低価格ヘルメットはJCF公認ではないので、ロードレースでは使用できません。(使う人はいないと思いますが、念のため)

以上、シールド付きヘルメットを調べてみました。

まとめ

GVR G-307Vは1万円を切る価格ながら、JCF公認で安全性の面も含めて、コストパフォーマンスが良くオススメです。デザインはレース用っぽいので、好みはあるかもしれませんが。台湾製のアジア人向け製品なので、日本人の頭にもフィットする作りになっています。

もうひとつオススメは今年発売となった、OGKのVITT。GVRのものよりは少し値段が高くなりますが、信頼性としてはこちらの方が良いかと。GVRのあごひもは緩みやすくイマイチでしたが、OGKのものはそんなことは無いと思います。こちらもJCF公認、安全性も問題はないでしょう。

ただ、例えモノが良くてもヘルメットはかぶってみないと、自分にとって良いか悪いかの判断がつかないものです。特にサイズ選びは重要です。できるだけ実際にかぶって選ぶのがオススメです。ネットで購入する場合は、そのあたりを理解した上で購入しましょう。購入したもののフィット感がいまいちということもあり得ます。また眼鏡を利用する場合は、眼鏡の形状によってシールドにあたる可能性があるので、注意が必要です。

そういうこともあるので、自転車店での取扱の多いOGKのヘルメットは、試着して購入出来る可能性が高く安心して購入できそうです。

最後に

ちょっとじいさんの戯言です。

自転車日本一周におけるヘルメット利用の話です。先日とある自転車日本一周ブログの方が、ヘルメットをかぶっていないと受け取れる記事を書いていました。ヘルメットを持って出発はしたものの、暑いとか蒸れるとの理由でした。

その上で装備は個性だ的なことを書いていました。別にヘルメットを被らなくて良いと言う意味でなく、その人がこだわっているカメラ系の装備を強調するために、ネタ的に個性だ個性だと書いているようでした。

これを読んで、ちょっと悲しくなり、余計なお世話だと思いつつ、コメント欄にヘルメットはかぶって欲しいと書き込みました。その方はブログを読む限り、よくコケているようでしたので。

そしてもし、自分がかぶらないとしても、他の人にはかぶるように書いてほしいとも書き込みました。多分、そのブログ主の方にしてみれば、まさかそこに噛みつかれるとは思ってもいなかったでしょう。

今から思えば本当に余計なお世話でした。日本一周している時にヘルメットをかぶっていないサイクリストにたくさんあっています。その時はもちろんその人たちにかぶれとは言っていません。

でも、日本一周を終え、家に戻った時に帰りを待ってくれていた人がいて、すごい心配してくれていたことを感じたのです。そして、その後に色々あって考えが少し変わりました。

ヘルメットは万が一に備えてかぶるものです。それほど必要性を感じないかもしれません。ヘルメットが役に立つというのは、本当に危険な時でしょう。でも万が一のことを考えて欲しいのです。ヘルメットをかぶらず転倒したらどうなるか。

頭を打って意識不明や、最悪、死亡することも考えられます。その時悲しむのは誰でしょうか。本人は別にいいのかもしれません。カッコつけて、それこそ本望だと、うそぶくかもしれません。

しかし、周囲の人は悲しみ、そして後悔すると思うのです。なぜ、日本一周に出させたのか、なぜヘルメットを無理にでもかぶらせなかったのかとか。

もし知り合いがオートバイにヘルメットをかぶらずに乗っていたら、あなたはどうしますか?

自己責任だから、どうなってもいいと思いますか。交通ルール違反で警察に捕まるから、かぶれといいますか。それとも、万が一事故になった時に大変だから、かぶれといいますか。

以前の私なら、「自己責任だから、どうなってもいい。勝手に死ねば」でした。たとえ知り合いだとしても、私は他人のことはどうでもいいという人間でした。

ただ、今なら事故のことを考えてかぶれと言います。交通ルール違反ということよりも、万が一のことを考えろと。その人からは余計なお世話だと言われてもです。

自転車とオートバイは違うと言われるかもしれませんが、事故に遭遇するリスクは同じくらいあると思います。自転車もそれなりの速度で、車道を走ります。常に危険と隣り合わせです。自分は大丈夫と思っていても、事故は向こうからやってくることもあります。

しかも、日本一周の場合は、日中は自転車に乗っていることが多いわけで。どれだけのリスクにさらされているのかと。

ただ、恐れているばかりでは駄目なので、それなりの対処をすればよいのです。すなわち、ヘルメットをかぶればいいのです。安全に対する意識をしっかり持てばよいのです。もちろんすべてを防げるわけではありませんが、それなりの防御とはなり得るでしょう。

というわけで、自転車で日本一周をされる方には、ヘルメットをかぶって欲しいのです。もし、家を捨て帰るところのない放浪の旅に出るのであれば、別にいいかもしれません。しかし、家に帰ることを待っている人がいるのであれば、その人達のためにもヘルメットをかぶって欲しいのです。

長々書きましたが、自転車日本一周者の中では、少しだけ年長者なので、ちょっとだけ(結構長いけど)書かさせていただきました。

件のブログの方はどれだけわかってくれたかはわかりませんが、ブログを修正してくれていました。私のコメントに対して、そのブログを読まれている方は違和感を感じたかもしれません。また、余計なお世話だと思われた方も多数いるかもしれません。

そのことについては申し訳なかったかなという思いもあるのですが、なんだかそのときは書かずにいられなかったのです。

ではでは。

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