メーカー編第4回目は、キャラクターもので有名なバンダイです。
バンダイが出したおもちゃデジカメ
2000年 4月 C@Mail 12万画素
2000年 8月 C@Mail hybrid 12万画素、マッキントッシュ対応版。
2000年 12月 C@Mail-F38 なんちゃって38万画素(笑)。
2001年 6月 FSTYLE 30万画素、スマートメディア対応。
2001年 6月 FSTYLE mini 30万画素、スマートメディア非対応。
2002年 7月 Digital Mono Eye MS-06 ZAKU II 30万画素、ザクの頭部型。
C@Mail
バンダイ=プラモデルのイメージが強いのですが、バンダイもおもちゃデジカメを発売していたのです。トミー、高木産業、タカラに引き続き、おもちゃデジカメを発売したのが、バンダイでした。タカラに遅れること1ヶ月。2000年の4月、「C@Mail」を発売。
バンダイ、おもちゃ感覚のデジタルカメラ(モバイルセントラル 2000.3.2)
バンダイ、若い女性をターゲットにしたデジタルカメラ『C@mail』を発表(Ascii.jp 2000.3.13)
ちなみに、このC@Mailはじめ、タカラのスリムショットや、トミーのヤフーデジカメなど、スケルトンの商品が多いのは、この頃に大ヒットしていたiMacの影響です。ただ、初期のC@Mailはマッキントッシュには対応しておらず、8月頃にマッキントッシュ対応版である、C@Mailハイブリッドが発売。
C@Mail-F38
2000年の12月、「C@Mail-F38」を発売。
バンダイ、CFカード対応の低価格デジタルカメラ(ケータイ WATCH 2000.11.28)
C@Mail-F38(Ascii.jp 2000.12.6)
オモチャと侮るなかれ 「C@Mail-F38」(ケータイ WATCH 2001.2.22)
この「C@Mail-F38」は38万画素を謳っていますが、出力画像が38万画素であり、実際のセンサーは10万画素ほどという、なんちゃって38万画素機です。画質的には問題ありですが、こちらの機種はおもちゃデジカメ初の外部メモリカード(CFカード)対応。
相変わらずのスケルトンですが、形はずいぶんとおとなしいデザインになりました。自撮り用のミラーも付いてます。
FSTYLE/FSTYLE mini
そして、2001年6月には、「FSTYLE/FSTYLE mini」の2機種を発売。
FSTYLE/FSTYLE mini(Ascii24 2001.4.16)
今までの、おもちゃおもちゃしたデザインから一変、スタイリッシュなデザインに。これは、マクセルのWS30やカシオのLV-10が人気をはくし、おもちゃデジカメも、機能的・デザイン的によりカメラ的なものを求められるようになって来たからでしょう。
FSTYLE miniは、廉価版の位置づけ。30万画素、レンズ性能、フラッシュ付きは同じですが、動画撮影機能に違いがあります。また、スマートメディアにも対応しておりません。
FSTYLEの価格が1万2800円、FSTYLE miniは8980円です。
Digital Mono Eye MS-06 ZAKU II
そして、おもちゃデジカメのブームも落ち着いてきた2002年、「Digital Mono Eye MS-06 ZAKU II」を発売。
バンダイ、“ザク”のデジタルカメラ『Digital Mono Eye MS-06 ZAKU II』を発売(Ascii.jp 2002.3.29)
“ザク”の頭型PCカメラ「Digital Mono Eye MS-06 ZAKU II」発売!(Ascii.jp 2002.8.27)
こちらは、ガンダムに登場するザクの頭部の形をしたデジカメというかPCカメラ。デジカメとして使うときは、バッテリーユニットを使います。また、カメラユニット単体では、ガンプラ「PG 1/60スケール ZAKU II」に装着できるという、ちょっと変り種。しかし、これが一番、バンダイらしい製品ではないでしょうか。
こちらの商品を私は持っておりません。欲しいと思っているのですが、アマゾンでは高値で販売されており手が出ません。中古でも良いので、安ければなぁと思うのですが。
バンダイのおもちゃデジカメは、初期のいかにもおもちゃっぽいもの、カメラらしいデザインのFstyle、そして最後にお得意のキャラクターものと、なかなかバラエティにとんだラインアップです。
バンダイ公式
現在でも、かろうじて公式のホームページは残っています。以前はドライバーソフトのダウンロードが出来たのですが、現在はなくなっております。