【おもちゃデジカメ クロニクル 28】機種編 18 バンダイ FSTYLE

さて、おもちゃデジカメクロニクル第28回目は、バンダイのFSTYLEの紹介です。第19回目に紹介したFSTYLE miniの兄弟機種ですが、その実力は如何に?

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FSTYLE / FSTYLE mini同時発表

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FSTYLE/FSTYLE mini(Ascii24 2001.4.16)

第19回目でも書いたのですが、2001年4月、FSTYLE / FSTYLE miniの販売が同時発表されました。FSTYLEが同年6月、FSTYLE miniが同年5月下旬の発売。それまでのおもちゃのようなデザインでなく、当時人気を博していたカシオLV-10やマクセルWS30のような、よりカメラ的なデザインでした。

FSTYLE / FSTYLE miniの大きな違いは、スマートメディアの対応。FSTYLEにはスマートメディアスロット搭載、miniはケーブルでパソコンに接続して画像を吸い上げる方式でした。まだまだ記録メディア(コンパクトフラッシュやスマートメディア)の値段も高い時代でした。

バンダイがメディアスロット搭載のおもちゃデジカメを販売するのは、実はこれが初めてではありません。

バンダイ、CFカード対応の低価格デジタルカメラ(ケータイ WATCH 2000.11.28)

2000年12月の時点でコンパクトフラッシュカードに対応したものを販売しております。こちらの機種がおもちゃデジカメ初の外部メモリカード対応です。ただ、いかにもおもちゃといった感じで、見た目にも画質的にもちょっと残念な出来ではあったのですが。

FSTYLE仕様

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  • 画像素子:30万画素CMOSイメージセンサー
  • 出力解像度と保存可能枚数:高解像度(640×480) 144枚、低解像度(320×240) 360枚(保存可能枚数は内蔵メモリ利用時)
  • メモリ:8MB SDRAM、スマートメディア対応(128MBまで)
  • レンズ:F3.0 f=6.0mm(35mmフィルムカメラ換算53mm)
  • 撮影範囲:0.6m~∞
  • 最適ストロボ範囲:1.5~2.0m
  • 電池寿命:写真撮影 約200枚、フラッシュ発光 約50回
  • サイズ:99×63×27mm(幅×高さ×奥行き)突起部含まず
  • 重量:約100g(電池別)
  • 電源:単3形アルカリ電池×4本
  • カラー:シルバー、オレンジ
  • 付属品:USB ケーブル、ストラップ、CD-ROM、取扱説明書
  • 製造国:台湾
  • 販売価格:12,800円

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各部紹介

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レンズは6.0mm/f3.0の表記あり。F値3.0で焦点距離6.0mmということでしょう。当時の情報サイトで35mmフィルムカメラ換算53mmと報道されています。

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背面に電源スイッチとフラッシュスイッチがあります。

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背面のデザインは前面のレンズの部分と同じデザインをされています。

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上面に液晶表示とシャッターボタン、MODEボタン。右の方にはストラップ穴。

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本体左側にパソコン接続用のUSBタイプBコネクタ。端子カバーはなく、むき出しです。

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本体下に三脚穴と電池カバーがあります。

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電池カバーを開けたところ。スマートメディアスロットもこちらにあります。

パソコン用ソフト FSTYLE マネージャー

スマートメディア対応ですが、内蔵メモリを利用して、ケーブルでパソコンと接続して画像を吸い上げることも出来ます。

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「FSTYLE mini マネージャー」と見た目は同じソフトですが、カメラから読み込むドライバーは異なります。よってFSTYLE miniの画像をこのソフトで読み込むことは出来ません。

windows98・98SE、Me、2000に対応。推奨環境は、CPUがPentium300MHz、メモリ64MB以上、ハードディスク200MB以上の空き容量が必要です。

WindowsXPではこのソフトからの画像を取り込みは出来ませんでした。ところがグラフィックソフトTWAINドライバーを指定すると、取り込むことが出来ました。

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グラフィックソフトでドライバーを呼び出すと、このような形で取り込みが出来ます。保存はグラフィックソフトで1枚ずつ保存します。これがちょっと面倒です。

実写画像

まずはスマートメディアに保存したものから。スマートメディアにはJPG形式で保存されます。

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明るい条件で撮影すると、露出オーバー気味の画像になります。逆光だと真っ白になることも。

次は本体内蔵メモリに保存して、ドライバー経由で保存したものです。太陽が雲に隠れた状態で撮影。

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横線ノイズの激しい画像になりました。撮影条件によるものなのか、ドライバー経由によるものなのかは不明です。どちらの方法で取り込んだにしろ、ピントは甘くて、締まりのない画像になってしまいます。

まとめ

以上、バンダイのFSTYLEの紹介でした。

おもちゃデジカメとして初めてスマートメディアスロット搭載した意欲的な機種ですが、肝心の画質が今ひとつ。兄弟機のFSTYLE miniのほうが、画質は良いと思います。

スマートメディアスロット搭載
露出がオーバー目。晴天の下で撮影すると、真っ白になることも。
画質が今ひとつ。
焦点距離が35ミリ版53mm相当で、画角が狭い。
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