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【西国三十三所巡り 6】200年ぶりに配布される祈祷札をいただきに、岡寺へ【2020/4/3】

さて、久しぶりの西国三十三所巡りです。今回は厄除けのお寺として知られる、西国三十三所 第7番札所 岡寺へ行ってきました。

自粛ムードのご時世ですが、平日であること、繁華街に比べ人出の少ない場所ということで、ちょっと出かけることにしました。なお、当方は現在ニートのため1日中家にいることが多く、食料品・日用品を買いに出かけるのも、2・3日に一度くらいの頻度です。今回の外出は大目に見てやってください。

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西国三十三所巡り

西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。

「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(観音経)に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。 令和元年に日本遺産に認定された。

~Wikipediaより

四国お遍路は弘法大師の足跡をたどる旅でしたが、西国三十三所巡りは観音菩薩を巡る旅であります。四国お遍路と違い、歩いて巡拝する人は少ない。近畿の有名なお寺を巡る、観光ツアー的な要素が大きいかもしれません。

旅日記

岡寺へは自宅のある大和郡山市から、近鉄電車へ乗って向かいます。岡寺駅で下車。駅からお寺まで歩くことにします。実は駅名は岡寺ですが、岡寺までは3~4kmほどあります。結構遠いのです。

今回は腰椎のヘルニア再発からのリハビリの意味もあり、歩くことを旅の目的としています。

駅からしばらくは、住宅街を歩きます。

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このあたりはもうサクラが満開でした。所々桜が植えられており、目を楽しませてくれます。

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途中、亀石に立ち寄ります。建造時期、目的共に不明の謎の遺構です。

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橘寺へは立ち寄らずに、岡寺を目指します。家族でサイクリングに来ている人もいました。この日はお天気も良かったし、サイクリング日和でしたね。

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昔からの街道にやってきました。建物も古いものが多くて、趣があります。

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犬養万葉記念館は、旧南都銀行明日香支店の店舗蔵造りの外観を残しています。残念ながら新型コロナウイルス感染拡大防止対策により休館中。

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岡寺への参道入り口にやってきました。

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参道横にある常谷寺の桜もきれいでした。実はこの後がなかなかの坂道が待っていました。自転車で来なくて良かった。多分、上れないでしょう。

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参道横に臨時駐車場があり、その山肌部分を補強するのか土を吹き付けていました。面白い光景だなと思って、思わず写真を撮った。

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岡寺の入り口に到着です。こちらも桜がきれいですね。入山料400円。

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山門に立てかけられている看板が見えるでしょうか。

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今回、岡寺を訪れたのは、このお札をもらうためです。

明日香村の岡寺には、疫病が流行した時に限り、参拝者に配られる「祈祷札」が伝わっている。寺に残る資料によると、江戸時代に疫病が広がり、配布されたのを最後に、約200年、配布されていなかったが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、寺では、この「祈祷札」の配布を始めたという。

出典:読売テレビニュース 2020.3.31

このニュースを見て、これはいただきに来なければと思ったしだいです。

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山門を入っていすぐに見上げると、桜。あちらも桜、こちらも桜です。

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本堂に向かいます。

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岡寺には、塑像(土でできた仏像)としては日本最大で、日本三大仏にもあげられる重要文化財の大仏があります。内部に入っての写真撮影は禁止なので、外からの1枚。

なお、日本三大仏とは、”銅像”の東大寺 毘盧遮那仏(奈良の大仏)、”木像”の長谷寺御本尊 十一面観世音菩薩、”塑像”の岡寺御本尊 如意輪観音菩薩とのこと。鎌倉の大仏とか、高岡の大仏とか、そういうのではないのですね。

本堂の中に入ることが出来たので、入らせていただき仏像をじっくりみてお参り。ご本尊以外の仏像も、奥に展示されているので、こちらも鑑賞。岡寺というと、銅造菩薩半跏像が有名ですが、お寺にあるのはレプリカ。

実物は京都国立博物館にあり、今年の4/11から開催の「聖地をたずねて─西国三十三所の信仰と至宝─」で公開予定になっています。4/4現在、中止や延期のアナウンスはないので、開催されるようですが、果たしてどうなるのか。

お参りを済ませた後は、御朱印をいただきます。同時に「悪疫悉除祈祷札」をいただきました。

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一緒にいただいた説明によると、岡寺には「鍾馗の版木」と「悪疫除け祈祷札の版木」が江戸時代より残されていて、病が流行った時などに授与されていたとのこと。そして、この度の新型コロナウィルスの流行を受けて、復刻させ配布することになったようです。読売テレビの報道によると、これを配布するのは、200年ぶりとのことです。
貴重なものを授かることが出来ました。

この世の中がどうなるかわかりませんが、神頼みというのも良いではありませんか。

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岡寺には三重塔もあります。こちらの桜は早咲きなのか、もう散り始めていました。

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高台から本堂を1枚。お参りを済ませた後は、飛鳥寺を目指して歩きます。

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途中立ち寄った、岡本寺。こちらも桜満開でした。お大師様の像が見えたので立ち寄ったのですが、桜とあわせて良い感じでした。

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歩いて飛鳥寺までやってきました。こちらも飛鳥大仏が有名ですが、今回は中に入らず。このあたりにきた時は、もう腰が限界に来てました。歩くのがつらくなってきそうなので、観光はこの辺で切りあげ、駅に向かって帰りました。

帰りは橿原神宮駅から乗車。リハビリのつもりで歩いたのですが、10kmくらい歩いただけで、腰は張った感じになってしまいました。完全復活はまだ遠いようです。

御朱印

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