【西国三十三所巡り】秘仏十一面千手千眼観音像を見に、葛井寺へ【2019/12/18】

さて、今回は西国三十三所巡りの第3弾。大阪府藤井寺市にある5番札所葛井寺(ふじいでら)を訪れました。

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西国三十三所巡り

西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。

「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(観音経)に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。 令和元年に日本遺産に認定された。

~Wikipediaより

四国お遍路は弘法大師の足跡をたどる旅でしたが、西国三十三所巡りは観音菩薩を巡る旅であります。四国お遍路と違い、歩いて巡拝する人は少ない。近畿の有名なお寺を巡る、観光ツアー的な要素が大きいかもしれません。

私の住む奈良県からは日帰りで行ける札所も多く、公共交通機関を利用しつつ、出来るだけ歩いて訪れたいと思っています。冬と春の青春18きっぷを使って、2020年4月までに結願することを目指しています。

葛井寺

葛井寺は西国三十三所の第5番札所。本尊は千手観音菩薩。

通常の千手観音像は42本の手の像が多いのですが、葛井寺の十一面千手千眼観音像は本当に千本の手を持っています。これは全国でも珍しくて、有名なものでは奈良県の唐招提寺にあるものくらいです。そしてこちらは秘仏ではありますが、毎月18日と8月9日に開帳されています。

今回はこの秘仏である十一面千手千眼観音像を見るために、葛井寺に向かいました。

旅日記

これまでの西国三十三所巡りは青春18きっぷを利用していましたが、今回は私の住む大和郡山からそれほど遠くないため、青春18きっぷは利用しておりません。

古墳群を歩く

まずは郡山駅からJR大和路線で、柏原駅まで。葛井寺へは近鉄藤井寺駅が最寄り駅ですが、柏原駅から歩くことにします。

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残念ながらこの日はあいにくのお天気、小雨降る中駅から南に向かって歩きます。

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古い自転車屋さんを見かけると、ついつい写真を撮ってしまいます。歪んでしまった丸石サイクルの看板が良い味を出しています。

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大和川を渡ると藤井寺市、最近世界遺産登録された「百舌鳥・古市古墳群」の古市エリアにあたり、たくさんの古墳がある地域です。今回はこれらの古墳にも立ち寄ってみることにします。

まずは大和川を渡ってしばらく歩くと、市ノ山古墳がありました。

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拝所の場所がちょっとわかりづらくて、国道沿いにある駐車場から少し進むとあります。

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允恭(いんぎょう)天皇陵とのことですが、よく知らない…

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墳墓の周りに水はなく、こんもりした山が見えるのみ。世界遺産を構成する古墳とはいえ、楽しみ方が難しいところです。

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少し進んだ土師ノ里(はじのさと)駅前に、鍋塚古墳がありました。こちらは上ることが出来ます。

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それほど高くないので、景色を楽しむということは出来ません。次に向かう仲津山古墳が見えるくらい。狭い道を通って仲津山古墳の周りを歩きます。

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古墳の周りはフェンスが張られていて、あまり良い景色ではありません。立派な木があったので、何かと思ったら神社でした。

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表側に廻ってみると、澤田八幡神社とありました。そして、こちらは境内を線路が横切る神社。

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わりと頻繁に近鉄電車が横切っていきます。こぢんまりとした神社ですが、電車の通る一風変わった神社でした。ぶらぶらと歩き、立ち寄ったところがこのようなところであるのが楽しい。この後は仲津山古墳に戻って、拝所を目指します。

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こちらの古墳も墳墓の周りに水はなくって、思い描く古墳とは違いました。周りも住宅地で、ちょっと楽しめません。

この後も古室山古墳や赤面山古墳というのがあるのですが、ただのこんもりした山で、あまり面白みがありません。近くには誉田御廟山古墳という、このあたりで一番大きい古墳もあるのですが、行くのはやめることにしました。

あまり古墳というものに、興味が持てなかったというのが本当のところです。前方後円墳は上から見ると興味深い形ですが、横から見るとただの丘や山にしか見えません。神社仏閣のように歴史を感じるものもなくて、観光資源としては、難易度の高いものに思います。

周りは住宅地ですし、今後どのように整備していくのでしょうか。何でも世界遺産になれば良いというものではないと思います。そんなことを考えながら、本日の目的地、葛井寺へ向かいます。

葛井寺へ

しばらく歩いて、葛井寺へやってきました。近鉄藤井寺駅から来ると、西門から入ることが多いようですが、正式な入り口は南門です。

こちらが南大門。秘仏が開帳される毎月18日は訪れる人も多いようです。
近くの人が気軽に訪れる、いかにも庶民的なお寺といった様子。

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境内もたくさんの人で溢れておりました。また、境内には大根炊きが振る舞われていたり、カレンダーを売るお店があったりと年末らしい雰囲気も感じます。

拝観料500円を払って、本堂に入ります。秘仏の十一面千手千眼観音像は思っていたより小さくて、薄暗い中で手の様子などよく見えず。また、人で混み合っているので、それほどゆっくりも出来ず。しかし、本堂内で十一面千手千眼観音像の解説ビデオが放映されていて、そちらをしっかり見てきました。こういう解説のビデオはうれしい。解説を見た後、もう一度実物を見ると、また違った見え方もしますし。

この観音像は正面から見るよりも、横から見る方が手の迫力が感じられて良いですね。博物館などの展示で見てみたいと思いました。2018年には国立博物館で展示されたようで、その時は360度見られたようです。羨ましい。

【速報】葛井寺の秘仏「千手観音菩薩坐像」ついに東京へ! | 和樂web 日本文化の入り口マガジン
2018年3月11日まで、東京国立博物館 平成館で開催中の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ -天平と真言密教の名宝-」。2月14日からの後期展示に、葛井寺(ふじいでら)の国宝「千手観音菩薩坐像」がついに登場しました! 東京で公開されるのは、江戸時代の出開帳以来となります。 「千手観音菩薩坐像」国宝 奈良時代・8世紀 大...

出典:和楽【速報】葛井寺の秘仏「千手観音菩薩坐像」ついに東京へ!

その後は御朱印を貰い、境内をぶらぶらします。大師堂にもたくさんの仏像が並んでいたのですが、こちらも薄暗くてよく見えませんでした。単眼鏡は持っているのですが、やはり暗いと見えづらいです。

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境内で気になったのが、専心龍乗観世音菩薩という龍に乗った観音様の像。美しい立ち姿でした。

こぢんまりとしたお寺ですが、なかなか見応えあり。秘仏開帳の時でなく、人が少ない時にもう一度ゆっくりと訪れてみたいと思いました。

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帰りは西門から出て藤井寺駅方面へ。商店街のあるこちら側は、人もたくさんでちょっと写真が撮りづらい。

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藤井寺駅から柏原駅方面に向かい、大和川を渡って柏原駅から電車で家に帰りました。

御朱印

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