【西国三十三所巡り 4】国宝がたくさん!興福寺へ【2019/12/25】

明けましておめでとうございます。今年もぼちぼちと更新していきますので、よろしくお願いします。

さて、新年1発目は西国三十三所巡り第4弾、奈良市の第9番札所興福寺南円堂に行った話です。なお、西国三十三所巡りは番号順ではなく、ランダムに行きたいところから行ってます。

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西国三十三所巡り

西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。

「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(観音経)に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。 令和元年に日本遺産に認定された。

~Wikipediaより

四国お遍路は弘法大師の足跡をたどる旅でしたが、西国三十三所巡りは観音菩薩を巡る旅であります。四国お遍路と違い、歩いて巡拝する人は少ない。近畿の有名なお寺を巡る、観光ツアー的な要素が大きいかもしれません。

私の住む奈良県からは日帰りで行ける札所も多く、公共交通機関を利用しつつ、出来るだけ歩いて訪れたいと思っています。冬と春の青春18きっぷを使って、2020年4月までに結願することを目指しています。

興福寺南円堂

西国三十三所巡りの第9番札所が興福寺南円堂。興福寺は、改めて紹介する必要もないほどの有名なお寺です。奈良に来れば、東大寺とセットで訪れることも多いでしょう。仮にその名前を知らないとしても、奈良公園内にあるので、必ず訪れているはず。奈良公園の五重塔のあるところといえば、ほぼわかるかと思います。

こちらのお寺には、国宝や重要文化財がたくさんあります。お寺や仏像に興味のある人にとっては、聖地といっても良いかと。また2009年に東京国立博物館でおこなわれた「国宝 阿修羅展」は、大きな話題になりました。仏像にそれほど興味のない方でも、「興福寺といえば阿修羅像」と認識されている方も多いと思います。

奈良市の隣、大和郡山市に住んでいる私にとっては、気軽に訪れること出来るお寺です。境内は無料ではいることが出来るので、何度も訪れています。しかし、有料のお堂や国宝館には入ったことがありません。

今回は西国三十三所巡りとしてお寺を訪れるとともに、これらの収蔵されている仏像をしっかり見たいと思います。

旅日記

興福寺へは自転車で行くことも出来るのですが、今回は電車でJR奈良駅まで。そこから歩きで、興福寺を目指します。

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JR奈良駅構内にはせんとくんの像があります。賛否両論のあったこのキャラクターですが、すっかり定着してしまいました。今では見向きもされなくなって、ちょっとかわいそうでもありますが。

奈良駅に着いて思うことは、外国人観光客の多さ。新薬師寺からの帰りの時も思ったのですが、観光立国に力を入れているので、今後もこのような状態が続くのでしょう。ただ、観光客だらけで問題多発の京都みたいになって欲しくないですね。

そんなことを考えながら、JR奈良駅から三条通を東へ歩きます。高速餅つきで有名な中谷堂を過ぎると、右手には猿沢の池が見え、左手には興福寺南円堂への階段があります。

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階段に幟の並ぶ光景は、外国人観光客には絶好の記念撮影スポットのよう。みんな足を止め、記念写真を撮っています。写真を撮る人がいなくなるのを待って、私も写真を。

そして、この階段を上り、いよいよ南円堂へお参りに行きます。

名前は南”円”堂なのに、形は八角形という不思議。1789年の再建で五重塔などに比べ新しいため、国宝ではなく重要文化財です。ご本尊は不空羂索観音菩薩座像で秘仏。毎年10月17日におこなわれる「大般若経転読会」の時のみ、開扉されその姿を見ることが出来ます。

お参りをサクッと済ませ、御朱印をいただきます。西国三十三所巡りといいながら、申し訳ないけど本日のメインは、南円堂ではなく仏像なのです。

南円堂から振り返ると、見えるのは五重塔。

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興福寺の象徴ともいえる建物です。もちろん国宝。その初層の四方には、薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像が安置されています。こちらは定期的な公開はなく、2~3年間隔でおこなわれる特別公開時しか見ることは出来ません。

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そして本日のメインイベント第1弾の東金堂。南円堂や五重塔に比べ建物的な魅力が薄いため、今まではスルーしていました。もちろんこちらも国宝の建物ですので、重要な建物には違いないのですが、素人からすれば地味な建物ですよね。

でも、こちらの建物は中身もすごいのです。国宝の建物に、国宝の仏像がたくさん収められているのです。東金堂の本尊は薬師如来坐像。その脇に日光・月光菩薩立像。これらは重要文化財。メインなのに…

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納められている仏像で国宝なのが、四天王立像、十二神将立像、維摩居士坐像、文殊菩薩坐像の18体。これがずらっと並んでいるのです。壮観です。十二神将立像の一部が後ろに隠れるようになっているのが、少し残念でありますが、それでも見応え充分。

なお、東金堂の拝観料は300円です。国宝館との共通券だと900円で、別々に購入(300円+700円)するよりお得なので、共通券をオススメします。仏像見るならセットで見ないともったいないですよ。

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そして次に向かうは、本日のメインイベント第2弾の国宝館。阿修羅像のあるところです。もう本当に近年は、興福寺といえば阿修羅像で、興福寺も阿修羅像アピールがすごいです。単独での拝観料は700円。

2017年に耐震補強工事を施され、2018年にリニューアルオープンしています。改修前は中に入ったことがないので比較は出来ませんが、中はすごくキレイでオシャレな雰囲気です。

入り口にて、100円のパンフレットを購入するか聞かれたのですが、ケチって購入せず。そのまま進んで、いよいよ展示物のあるところへ。扉から入ると、収蔵物優先のちょっと寒いくらいの温度設定。でも、それが心地よく感じます。

まずはちょっと地味な埋納品から。その隣には弥勒菩薩半跏像。これが美しい。その姿も、また銅製鍍金で作られた装飾具も本当に美しい。お堂などに納められていると近づいてみることが出来ませんが、ガラス越しとはいえかなり近くから見え、その素晴らしさが良くわかります。

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そして、興福寺の誇る国宝・重要文化財の仏像が並びます。千手観音菩薩像の姿が左横から見え、金剛力士像に、天燈鬼・龍燈鬼、木造仏頭などなど。この時点ではまだ阿修羅像は出てきません。

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少し冷却ゾーンのギャラリーコーナーがあって、次は板彫十二神将像。こちらは1枚板に浮き彫りしたもの。勇ましい十二神将ではなく、ちょっとユーモラスな表情を浮かべたものです。通常の仏像が3次元アートなら、こちらは2次元アート。私は浮世絵の役者絵を思い浮かべました。

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そして、釈迦如来坐像と銅造仏頭。千手観音菩薩像を今度は右側から。銅造仏頭の左耳の部分がちょっと気になったのですが、展示の作りからよく見えず。火災で首から下が失われたとのことですが、左耳の所は溶けたのか、歪んでしまったのか。そんなことを思いながら、いよいよ阿修羅像も展示されているゾーンへ。

まずは十大弟子立像。現存する6体が3体ずつに分けて展示されています。はじめの3体を見、そして千手観音菩薩像を正面から。高さ5mの像ですが、迫力のある像です。紀三井寺で10mの像を見ましたが、それに比べると迫力はこちらの方が遙かに上です。もちろん歴史の持つ重みがあるのは当然ですが、この迫力はなんだろうと思ってしまいます。

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残りの十大弟子立像の次は、お待ちかねの八部衆像。阿修羅像以外のことはよく知らなかったので、すべてじっくりと見ます。インド神話の神々が仏教に帰依して守護神になったとのことで、いわゆる普通の仏像に比べると異形とも言えます。十二神将や四天王の像が激しい動きのポーズをしているのに対し、これらの立ち姿はおとなしいなと。4体が少年像で、優しさも感じられる像達ですね。テレビや写真などでも見ていましたが、実物を充分に堪能して終わりとなりました。

最後にミュージアムショップで阿修羅像のポストカードを購入。

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国宝館を出たところで、今回見たもの達の詳しいことが知りたくなりました。それぞれネットで調べれば済むのですが、やはりパンフレットが必要だと。最初にケチって購入しなかったことを後悔。もう一度入り口受付に行って、先ほど購入しなかったけどやはり欲しいと伝え、恥ずかしながら見終えた後に購入しました。

国宝館を見終えた後は、北円堂と三重塔を見ることにします。最近、再建された中金堂はパスします。中には国宝の四天王像もあるのですが、もういいかなと。ちょっとたくさんの仏像を見過ぎて、お腹いっぱいといったところです。

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まずは北円堂。11月まで特別公開されていたのですが、現在は残念ながら外から眺めるのみ。日本に現存する八角堂の中で、最も美しいとされているらしい。誰が言ったのかわからんけど。

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最後に三重塔。五重塔に比べて見に来る人も少なくて、ゆっくりと写真にも収められます。

今回は仏像を巡る旅として、この後は東大寺に行こうと思っていたのですが、もう良いかなと。すでに見た仏像だけで、充分に楽しめたし、余韻も大事にしたいと。1度にたくさん見過ぎるのはもったいないし、東大寺ならいつでも来ることが出来ます。これは近くに住んでいる特権ですね。

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猿沢の池から五重塔を見て、この旅を終えることにしました。

御朱印

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御朱印の文字がすごくキレイで、気に入っています。