【おもちゃデジカメクロニクル 36】che-ez! 超小型カメラの最終形 che-ez! snap

さて、今回のおもちゃデジカメクロニクルはNHJ(ニチメン)から販売された、超小型デジカメche-ez! snapの紹介です。

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che-ez! 超小型カメラの最終形

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2001年9月に発売されたche-ez!SPYZがヒットし、それをさらに進化させたche-ez!splash!が発売されたのが2002年10月。それからわずか2ヶ月後の2002年12月、che-ez!snapが発売されました。

splash!がフラッシュメモリ搭載、外付けストロボ搭載と機能強化の方向に進んだのに対して、snapはリチウムポリマー電池を内蔵し、小型化を極めようとしたようです。

デジタルカメラ「Che-ez!(チーズ)」シリーズ「Che-ez!snap」発売(ニチメン ニュースリリース 2002.11.26)

しかし、che-ez!splash!の記事でも書いたように、2002年後半にはカメラ機能付き携帯電話や「EXILIM」や「サイバーショットU」のような常時携帯を目指した小型のデジタルカメラの登場により、おもちゃデジカメの存在自体に疑問符がつくようになって来た時期。値段が安いとはいえ、30万画素で撮影画像を確認する液晶ディスプレイもない、おもちゃデジカメは必要とされなくなっていました。

ガジェット系の情報サイトでも取り上げられることもなかったようです。当時購入された方のサイトが1つ。

■ Che-ez! snap ■超小型オモチャ系デジカメ(KOREDO?com 2003.2.22)

2003年2月の時点で「このカテゴリは淘汰(衰退)が進んでいるようで新製品はche-ezシリーズ位しか無い」と書かれています。おもちゃデジカメ時代末期ですね。

che-ez!snap仕様

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  • 画像素子:32万画素CMOSイメージセンサー 有効画素数 31万画素
  • 出力解像度と保存可能枚数:FINE(640×480) 約26枚、NORMAL(640×480) 約104枚
  • メモリ:8MB SDRAM
  • レンズ:4層グラスレンズ / IRカットフィルター F 2.8 f=6.2mm(35mmカメラ換算 41mm)
  • 撮影範囲:標準モード1.0m~∞
  • 電池寿命:連続撮影 約70分
  • サイズ:40.5×51×22mm(幅×高さ×奥行き)突起部含まず
  • 重量:約37g
  • 電源:内蔵ポリマー電池
  • 本体カラー:ブルー、シルバー、ゴールド
  • 付属品:USBケーブル、ペンダントトラップ、スタンド、キーホルダー、CD-ROM、取扱説明書
  • 製造国:中国
  • 販売価格:オープン 実売価格 5980円程度

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2008年頃にヤフオクで手に入れました。説明書欠品で缶ケースも傷みあり。本体も不動でちょっと残念。発売後ずいぶん経っているので、充電池が死亡しているようでした。

本体カラーの謎

私の持っているsnapは本体カラーがゴールド。ニチメンのプレスリリースには、本体カラーについては言及されていません。画像で検索すると、ブルーとシルバーがまず出てきます。これはSPYZやsplash!と同じですので、この2色はまぁ当然。

『Che-ez! Snap』
最近ネタもなくさぼり気味でしたが、Che-ez! Snapです。それもGOLDの"ペディグリー"バージョンです。缶の中に懸賞おめでとうも入っていました。昨日、…

こちらの方は私と同じくゴールドですが、”ペディグリー”バージョンとのことです。

もうひとつ。

ローヤルゼリー配合 ももの味 モモオリジナル超コンパクトデジタルカメラ

こちらはゼリア新薬工業の懸賞品。ポストペットとのコラボのピンクバージョン。

現在、ネットで検索できたのはこの4色です。

各部紹介

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レンズはsplash!と同じ4層グラスレンズ、IRカットフィルターが付きで、F値は2.8、焦点距離6.2mmも同じ。説明書などには、35mmカメラ換算41mmと書かれていますが、撮影出来なかったので、実際のところはわかりません。

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背面もシンプル。

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本題左側にストラップ取り付け部あり。底面には何もなし。三脚取り付け不可です。

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右側にパソコン接続用のコネクタ、USBミニBコネクタです。

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中国製が明記されたシール。

付属のスタンドは、プラスチック製の安っぽいもの。本体の重みで角度は固定できません。三脚代わりには使うことは出来ず、WEBカメラ利用を想定されたもののようです。

分解してみた

入手したものは、電源が入りませんでした。発売からずいぶん立って入手したので、多分充電池がダメになっているものと推測しました。今回この記事を書くにあたり、なんとかならないかと分解してみました。

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8ヵ所のネジを外し、底面のシールを剥がしました。

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外装の後ろ側が外れましたが、前側は外れません。

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ポリマー電池はかなり狭いところに収まっていました。

ここで動かないのが充電池が死亡しているなら、電池を交換すれば動くのではと考えました。SPYZやsplash!が単4電池1本で動くなら、snapもそれくらいで動くのか? そもそもこのポリマー電池、何ボルトか明記されていません。

『Che-ez! Snap BATTERY内蔵化計画1 --> 失敗』
携帯充電器のリチウムイオン内蔵のものを購入して来ました。Snapを分解しておきながら、BATTERYの大きさを測らずに、目分量で いける! と踏んで!ちょっと…

このブログでは「R/Cヘリコプターのハニービー 3ch」の内蔵バッテリーが使えると書いていました。この手の内蔵ポリマー電池を調べると、どうやら電圧は3.7Vが一般的なようです。多分、コストダウンのために汎用品が使われているだろうから、特殊なものはないだろうと判断。それならば、エネループ(ニッケル水素電池)などは1.2Vなので、3本3.6Vで動きそう。

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ということで、大阪日本橋のシリコンハウスという、電子工作機器専門店で電池ボックスを購入。なお、背面にスイッチがついています。

この時にsnapを持って行って、これを乾電池で動かしたいと相談したのですが、「電圧もわからないし、電池は間違うと発火・爆発の可能性があるので、お店としては危険なのでやめてくださいとしか言えない」と言われました。

という訳ですべて自己責任ということで、作業を行います。

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ポリマー電池を外します。

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電池ボックスとつなぎます。

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電源が入りました。あくまでも撮影画像が得られれば良いので、この状態で撮影してみました。シャッターボタンを押すと撮影はされるようで、撮影枚数カウンターはきちんと減っていきました。あとはパソコンに取り込むだけです。

パソコンに接続すると充電される仕組みなのでエネループに問題が起こらないよう、接続には充分に気をつけて行うことにします。

パソコン用ソフト che-ez! snap manager

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専用ソフトをインストールしてsnapを接続してみたのですが、パソコン側は認識してくれず。snapの電源をオフにすると液晶常時は消えてしまい。パソコン側から電源が供給されている様子もありません。電池自体の問題だけでないようです。

結局、電源は入ったものの、基板自体に不具合があるのか、撮影画像は見られませんでした。残念。

che-ez!splash!はドライバーを入れれば、WindowsXPのエクスプローラーでファイルを取り込みできたので、こちらもひょっとしたらsnap managerを入れなくても良いのかもしれませんね。snapをパソコンが認識してくれないから、このへんはわかりません。

動作条件はwindows98SE、Me、2000、XPに対応。推奨環境は、CPUが PentiumⅡ333MHz、メモリ128MB以上、ハードディスク200MB以上の空き容量が必要です。

まとめ

以上、che-ez! snapの紹介でした。実写画像がなくて申し訳ないです。

分解・改造までしたのに、画像を吸い上げることが出来ずに非常に残念。

超小型で高い質感。
電気の供給がなくなると画像が消去される。
充電池がダメになると使えなくなる。
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