【おもちゃデジカメクロニクル 32】老舗カメラメーカーの低価格デジカメ Konica e-mini

さて、今回のおもちゃデジカメクロニクルは老舗カメラメーカー・コニカが発売したe-miniの紹介です。

コニカ e-miniの外観

老舗カメラメーカー・コニカ

コニカ C35

今の若い人はコニカと聞いて、カメラを思い浮かべる人はどれくらいいるでしょうか。コニカは2004年ミノルタと合併してコニカミノルタに。2006年には写真関連事業からは撤退してしまい、αブランドはソニーに引き継がれています。現在はコニカミノルタと聞くと、陸上競技チームを思い浮かべる人が多いかも。

私なんかはコニカのカメラというと、古くはC35とか、ビッグminiとか、現場監督など、コンパクトカメラの名作を思い浮かべます。

コニカミノルタ製品のアフターサービスを担当するケンコートキナのHPにコニカとミノルタ、コニカミノルタのカメラの歴史がまとめられているので、こちらが詳しい。

Camera history | コニカミノルタ製品アフターサービス - 株式会社ケンコー・トキナー

e-mini / e-mini M / e-mini D同時発表

コニカのカメラの歴史は1903年から始まっています。そんな老舗カメラメーカーが低価格デジカメを販売したのは2001年3月のこと。それまでもデジタルカメラは販売していましたが、それまでの路線とは全く違うものでした。

コニカ、30万画素のデジカメ『e-mini』3機種を発売(ASCII.JP 2001.02.1)

e-miniはシリーズの中で最小・最軽量の廉価モデル、e-mini Dは1.5インチ液晶ディスプレイを搭載したモデル、e-mini Mは、撮影機能に加え音楽再生機能を搭載したモデルとそれぞれの特徴を持たせています。e-mini Dは、低価格デジカメ初のビューアー機能としての液晶ディスプレイ搭載機だと思われます。

3機種ともに縦型デザインで、老舗カメラメーカーにしては思い切ったデザインの商品を出してきたなと思います。今回紹介するのは、廉価モデルのe-miniです。

e-mini仕様

コニカ e-miniのパッケージ

  • 画像素子:30万画素CMOSイメージセンサー
  • 出力解像度と保存可能枚数:高解像度(640×480) 26枚、低解像度(320×240) 99枚
  • メモリ:8MB SDRAM
  • レンズ:F2.8 4群4枚構成
  • 撮影範囲:約0.4m~∞、接写不可
  • ファインダー:光学式ファインダー
  • サイズ:60×94×23mm(幅×高さ×奥行き)突起部含まず
  • 重量:約60g(電池別)
  • 電源:単4形アルカリ電池×2本
  • 電池寿命:スリープモード時の持続時間 約1週間
  • カラー:シルバー、パープル
  • 付属品:USBケーブル、ストラップ、CD-ROM、取扱説明書
  • 製造国:中国
  • 販売価格:オープン 予想実売価格10,000円前後

コニカ e-miniの付属品

実は最近ヤフオクで手に入れました。付属品もそろった、かなり美品。コロナ禍の中、家の整理でみつかったのでしょうか。

各部紹介

コニカ e-miniの外観

レンズはF2.8 4群4枚構成としか、説明書にありません。実写画像を見ると、焦点距離は35ミリ版40~42mm相当くらいでしょう。

コニカ e-miniの外観

背面はこのようになっています。液晶表示はSTV680機種と同じパターンです。

コニカ e-miniの外観

本体左側に電源スイッチ、MODEボタン、電池カバー、ストラップ穴。

コニカ e-miniの外観

上面にシャッターボタン。

コニカ e-miniの外観

本体右側にパソコン接続用のコネクタ。専用コネクタです。

コニカ e-miniの外観

電池カバーを開けたところ。単4形アルカリ乾電池2本使用。ちょっと変わっているのが、アンチフリッカー切り替えスイッチがあるところ。蛍光灯下の室内撮影をする場合、地方にあわせて50/60kHzを切り替える必要があります。

パソコン用ドライバー

emini_soft

単独起動しないドライバーソフトです。

windows98・98SE、Me、MACに対応。推奨環境は、メモリ64MB以上、ハードディスク200MB以上の空き容量が必要です。

WindowsXPでも起動しましたが、動作がちょっと不安定。一気に20枚取り込もうとするとフリーズしました。取り込み速度もちょっと遅くて、あまりよろしくありません。STV680チップを使っている気がするのですが、専用のドライバーでないと認識しませんでした。

コニカミノルタ製品のアフターサービスを担当するケンコートキナのHPから、現在もドライバーをダウンロードすることが出来ます。素晴らしい。

ダウンロード(e-mini Ver.1.08) | コニカミノルタ製品アフターサービス - 株式会社ケンコー

実写画像

コニカ e-miniの実写画像

コニカ e-miniの実写画像

コニカ e-miniの実写画像

コニカ e-miniの実写画像

コニカ e-miniの実写画像

ジャギーは仕方がないとして、なかなか良い写りです。少し周辺光量が落ちるのが、おもちゃデジカメっぽくて味がありますね。ファインダーで見るより右側と下側が写ってしまいます。レンズの位置から下側はわかるとしても、ファインダーとレンズは左右にずれがないようなのですが、なぜなんでしょう。鉄塔の写真はファインダーでは、鉄塔を中心に撮っているのですけどね。

まとめ

以上、コニカ e-miniの紹介でした。

縦型の形状が持ちやすく、軽量なのもあり使い勝手は良いですね。実写画像も30万画素ながら素直な写りです。さすが老舗カメラメーカー、低価格モデルでもそれなりの写りに仕上げています。

軽量、持ちやすい形状で使い勝手が良い。
30万画素としては、良い写り。
ドライバーソフトの使い勝手が悪い。
電源をOFFにすると画像が消える。
おもちゃデジカメ クロニクル 目次
2000年前後に発売されたおおむね200万画素以下で、発売時の価格が1万円前後以下のデジカメをおもちゃデジカメと定義し、発売時の情報や商品を系統立てまとめていくサイトです。