さて、今回は謎のおもちゃデジカメ、snail potoの紹介です。
謎のおもちゃデジカメ
このカメラは2008年1月に、ヤフオクで手に入れました。当時からおもちゃデジカメについて色々調べていたのですが、このカメラに関しては全く情報がありませんでした。
唯一わかったことは、このカメラが発売されたのは、2001年8月だったことくらい。当時のデジタルガジェットを扱った情報サイトにも、全くといって良いほど情報はありませんでした。
今改めて調べたところ、スパーク株式会社は現在、ウォーターサーバーを販売している会社。事業内容を見ると、電子製品の輸入卸売とあることから、このカメラを輸入・販売していたのかもしれません。
カメラ自体は「Hudson Tech Inc.」とあるので、アメリカの「Hudson Technologies」のものか? それとも「Hudson Tech」という別の会社があったのかわかりません。パッケージはすべて英語なので、アメリカの商品ということは間違いなさそうです。
snail poto
snailの名の通り、カタツムリを想像させる形になっています。カメラの機能としてはSTV680チップをつかった、この時期によくあるおもちゃデジカメといったところです。センサーの画素数は表記されていませんが、当時のヤフオクでは、タイトルに35万画素と謳われていました。
特別とりあげるほどの機能はありません。それほど高くなかったので、コレクション用として購入しました。
snail poto仕様
- 画像素子:35万画素CMOSイメージセンサー
- 出力解像度と保存可能枚数:高解像度(640×480) 26枚、低解像度(320×240) 107枚
- メモリ:8MB SDRAM
- レンズ:F2.4 f=6.3mm
- サイズ:105×64×32mm (幅×高さ×奥行き)
- 重量:約134g(電池別)
- 電源:単4型アルカリ電池×4本
- カラー:オレンジ、レッド
- 付属品:USB ケーブル、ストラップ、CD-ROM、取扱説明書
- 製造国:韓国
- 販売価格:不明
取扱説明書がコピー用紙3枚!
各部紹介
レンズはF2.4 f=6.3mm の表記があります。
グリップ部分にシャッターボタンとストラップ穴。カタツムリの目にあたる意匠が取り付けられています。
背面には液晶ディスプレイとMODEボタン。STV680機種の基本スタイルです。
三脚穴もあります。付属のスタンドを使って、WEBカメラとして利用出来ます。
電池は単4アルカリ乾電池4本使用。フラッシュもないのに、4本使うのは珍しい。画像保存時間を延ばすためか?
パソコン接続用のコネクタはUSBタイプBコネクタ。通常はゴムでカバーされています。
ツノは無いけど、カタツムリっぽい?
実写画像
すべて高解像度(640×480)モードで撮影、che-ez! managerで取り込み。BMPファイルをJPEGファイルに変換しています。
ジャギーは仕方がないとして、周辺部分の描写は他のSTV680機種に比べて良いかもしれない。
まとめ
以上、スパークのsnail potoでした。
全く情報のない謎のおもちゃデジカメですが、性能的にはなかなかよさげです。データの吸い上げは「che-ez! manager」で行いました。付属のドライバーは説明書に記載がないため、パソコンへのインストールをためらっております。いずれやろうと考えている、STV680機種を比較する企画時に、ドライバーソフトは確認するつもり。こんな機種の需要はないので、今回はパスさせていただきます。