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【おもちゃデジカメ クロニクル 29】che-ez! SPYZの正常進化!? che-ez! splash!

さて、今回のおもちゃデジカメクロニクルは、大ヒット商品となったche-ez!SPYZの後継機種、che-ez!splash!の紹介です。

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che-ez!SPYZの後継機

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splash!が発売されたのが、2002年10月。

低価格デジタルカメラ「Che-ez!」にストロボ付属モデル(ケータイ Watch 2002.10.17)
フラッシュがついたトイカメラ 「Che-ez! splash」使用記(PC Watch 2002.10.25)

見た目からわかるように、前年11月に発売され大ヒットとなったSPYZの後継機種。大きさや質感はそのままに、SPYZの不満点を解消したモデルといって良いでしょう。主な変更点は記録用メモリがフラッシュメモリになったこと、フラッシュが標準添付されたこと、マクロ撮影が可能になったこと。

しかし、PC Watch『フラッシュがついたトイカメラ 「Che-ez! splash」使用記』に書かれているように、肝心の画質が悪くなったことや、カメラ機能付き携帯電話や「EXILIM」や「サイバーショットU」という常時携帯を目指した小型のデジタルカメラの登場により、その存在自体に疑問符がつくようになっている。

2002年後半ともなると、30万画素で撮影画像を確認する液晶ディスプレイもない、おもちゃデジカメは必要とされなくなっていたのです。

che-ez! splash!仕様

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  • 画像素子:32万画素CMOSイメージセンサー 有効画素数 31万画素
  • 出力解像度と保存可能枚数:FINE(640×480) 約155枚、NORMAL(640×480) 約219枚
  • メモリ:8MB フラッシュメモリ
  • レンズ:4層グラスレンズ / IRカットフィルター F 2.8 f=6.2mm(35mmカメラ換算 45mm)
  • 露出:自動
  • ホワイトバランス:自動
  • 撮影範囲:標準モード1.0m~∞、マクロモード 約20cm
  • 電池寿命:カメラ本体 連続撮影 約500枚 / 約50分間、ストロボ 約800回
  • サイズ:60×38×17mm(幅×高さ×奥行き)突起部、外付けストロボ含まず
  • 重量:約42g(電池、外付けストロボ除く)
  • 電源:本体 単4形アルカリ電池×1本、外付けストロボ リチウム電池 CR2x1本
  • 本体カラー:ブルー、シルバー
  • 付属品:外付けストロボ、USBケーブル、ボールチェーンストラップ、CD-ROM、携帯用ポーチ
  • 製造国:中国
  • 販売価格:オープン(実売価格 7980円程度)

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各部紹介

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レンズはSPYZと同じ4層グラスレンズですが、IRカットフィルターが付いています。F値は2.8で焦点距離6.2mm。説明書などには、35mmカメラ換算45mmと書かれていますが、画角的には50mmを超えていると思われます。

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背面はこのようになっています。

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液晶表示は丸窓でちょっと見にくい。SPYZと違い、ファインダーが内蔵されています。しかし、これもあまりアテにならないファインダーです。

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本体上部に電源ボタン、シャッターボタン、撮影モード切替スイッチがあります。

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本体左側には、ストロボ接続用のコネクタ。

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本体右側にパソコン接続用のコネクタ、USBミニBコネクタです。ボールチェーン取り付け部と電池カバーもあります。

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単4形アルカリ乾電池1本使用。電池カバーは外れないようになっています。これもSPYZの不満点を解消しているところです。

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本体下部にしっかりと三脚穴があります。

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こちらが外付けストロボ。あまり実用的ではありませんね。

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電池はリチウム電池CR2を1本使用。電池カバーの横に見えるのが、電源スイッチです。

パソコン用ソフト che-ez! splash! explorer

パソコン用ソフトとして、「che-ez! splash! explorer」が付属していますが、ドライバーをインストールすれば、WindowsXPのエクスプローラーでファイルを取り込みできます。WindowsXPでは「che-ez! splash! explorer」は必要ありません。

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windows98SE、Me、2000、XPに対応。推奨環境は、CPUが PentiumⅡ333MHz、メモリ128MB以上、ハードディスク200MB以上の空き容量が必要です。

取り込み時の保存形式はbmpファイルのみ。jpegにするために、グラフィックソフトかコンバーターが必要です。

実写画像

すべてFINE(640×480)モードで撮影、ドライバー経由で取り込み。BMPファイルをJPEGファイルに変換しています。

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フィルムカメラで撮ったようなザラついた感じがするのは、画像が圧縮されているからか。また、発色も地味。ノイジーではないけれど、SPYZに比べると今ひとつの画質です。

またレンズの焦点距離が35mmカメラ換算 45mmと説明書にはあるのですが、画角から考えると実際は50mm以上ありそうに思われます。ファインダーがアテにならないのでフレーミングが難しくて、ちょっと使いづらいですね。

マクロモード

マクロモードは20cmと説明書にあり。15cmから撮ってみました。

15cmだと、ちょっとボケ気味。

20cm

25cm。これでもイケますかね。

30cmでも、まだ見られるかな。

まとめ

以上、che-ez!splash!でした。

大ヒット商品の後継機として不満点は解消されていますが、やはり肝心の画質が今ひとつで残念としかいいようがないですね。

超小型で高い質感。
前モデルの不満点を解消。
画質はザラついた感じがして、良いとはいえない。
画角が狭く、スナップには不向きかも。
おもちゃデジカメ クロニクル 目次
おもちゃデジカメとは何か? 01 おもちゃデジカメとは? 02 おもちゃデジカメをリスト...