さて、久しぶりのおもちゃデジカメクロニクル、機種編の2回目はおもちゃデジカメを代表するche-ez!シリーズの第1弾商品、che-ez!の紹介です。
おもちゃデジカメの代表 Che-ez!シリーズ
Che-ez!シリーズは、おもちゃデジカメがブームになりだした2000年から、ブームが去った後の2004年まで作られました。その間、毎年4機種以上発売し、全部で30機種(ウェブカメラ・ムービーカメラも含む)もあります。
それゆえに、おもちゃデジカメに興味を持った人には、何かしらChe-ez!シリーズのカメラを目にしていると思います。おもちゃデジカメを語る上では、避けて通ることのできないがChe-ez!シリーズです。
che-ez!仕様
che-ez!の発売元はニチメンで、2000年6月に発売されたようです。商品自体はワールドワイド・ライセンス社製で、価格はオープンプライス。発売当初「実売価格は9000円を下回る見込み」とのことです。
- 静止画撮影:高解像度(352×288)20枚、低解像度(176×144)80枚
- メモリ:2MB SDRAM
- サイズ:87×223×68mm(幅×奥行き×高さ)突起部含まず
- 重量:約69g(電池別)
- 電源:単4型アルカリ電池×2本
- 本体カラー:ブルーベリー、ストロベリー、グラファイトグレー
- 付属品:パソコン接続ケーブル(USB)、CD-ROM、説明書、収納ケース、ストラップ(ネックタイプ、ハンドタイプ)、固定用スタンド、三脚用アダプタ、単4型アルカリ電池×2本
撮像素子や画素数は不明ですが、ケータイwatchの記事には「C-MOSセンサー30万画素」とあります。
ただ、出来上がった画像を見る限りは10万画素くらいではないかと思われます。(あくまでも個人の想像です)
各部紹介
カメラ正面のロゴは、立体的に作られています。なかなか丁寧な作りです。
レンズの焦点距離やF値は不明。
上部右側にシャッターボタン、左側にストラップ穴があります。
下部には電池蓋、三脚用アダプタ/スタンド取り付け穴。
背面には電源スイッチ、モードボタン、液晶ディスプレイ。
液晶ディスプレイは残り画像枚数や撮影モードが表示されます。電源を切ると撮影した画像は消えてしまうので、パソコンへのアップロードを促す注意書きシールもあります。
本体左側に、PCと接続のためのUSBコネクタがあります。今となってはほとんど見ることのない、USBタイプB。なお、グリップ部分はラバーで作られているため、経年劣化で傷んでしまいます。私のche-ez!は左グリップがネトネトになってしまっています。
電池蓋を開けたところです。
電池の向きが中に表示されていますが、ちょっとわかりにくいです。
固定用スタンドを使って、インターネットカメラとしても利用できます。
パソコン用ソフト che-ez! manager
初代che-ez!はWindowsのみの対応。パソコンへのデータをアップロードするために「che-ez! manager」というソフトを利用します。
windows98・98SE専用ソフトで、windowsNT、MACは非対応。推奨環境は、CPUがPentium200MHz、メモリ64MB以上、ハードディスク25MB以上の空き容量が必要です。
インターネットカメラとして利用する場合は、マイクロソフトのネットミーティングのインストールが必要です。
残念なことに私の手持ちのWin98マシンが壊れてしまい、ソフトの詳細が説明できません。ご了承ください。
パッケージ
パッケージはこのようになっています。ヤフオクで購入したのですが、出品者はジャスコで1000円で購入したようで、値札シールが付いています。保証書を見ると、2002年2月の購入。売れ残ったものは、このような値段で処分されたのでしょう。
実写画像
実際にche-ez!で撮った画像です。すべて高解像度(352×288)モードで撮影、無加工のものです。
che-ez! 2U
che-ez!のマッキントッシュ対応版2Uもあわせて紹介しておきます。che-ez!発売の3ヶ月後に投入されたのが、che-ez! 2Uで本体自体は変わらず、マッキントッシュ用のソフトが付属されたもの。ただし、本体カラーはアイスホワイト1色でした。
以上、che-ez!およびche-ez!2Uの紹介でした。