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【おもちゃデジカメ クロニクル 1】01 おもちゃデジカメとは?

いまや一般的となったデジタルカメラですが、一般に普及する2000年初頭に、「おもちゃデジカメ」と呼ばれた分野があったことを知っている方はどれだけいるでしょうか。

始まりはトミーが1999年末、発売した子供向け低価格・低画素のデジカメ「ミーシャ」でした。これが大ヒットし、おもちゃメーカー以外にカメラ・PC関連メーカーからも、低価格・低画素のデジカメがたくさん販売されるようになりました。

トミーの低価格デジカメ「ミーシャ」が大ヒットを記録(BCNプレスリリース 1999年11月26日発表)

これらはおもちゃデジカメと呼ばれ、デジタルカメラ販売ランキングの上位にも顔を出すようになります。しかし、おもちゃデジカメのブームは、長くは続きませんでした。というのも2002年頃から、カメラつき携帯電話が普及し始めたからです。そして、それらが高性能化するにつれおもちゃデジカメは廃れていきました。

おもちゃデジカメが盛り上がったのは、ほんの2・3年。その間に、様々なメーカーから多種多様なものが販売されました。しかし残念なことに、メーカーの倒産や吸収合併により、それらの情報が手に入りにくくなってます。

もともと、”おもちゃ”として軽んじられていたこともあり、情報が雑誌や本としてまとめられていないから、ということもあります。そこで改めて今、これら、おもちゃデジカメの情報を体系的にまとめて行きたいと思いました。情報の元となるのは、販売した企業のHPや、デジカメなどの情報サイト、個人の方が作られたHPです。

そして、おもちゃデジカメの定義ですが、2000年前後に発売された、おおむね200万画素以下で、発売時の価格が1万円前後以下のものとします。これは、最近トイデジカメと呼ばれるものが、500万画素くらいで画質もよく、おしゃれ感があるので分けて考えたいからです。

なので私の考えでは、字面的にはおもちゃ=トイですが、おもちゃデジカメ≠トイデジカメであります。


おもちゃデジカメクロニクルは、かつてあったトイカメラのSNSで書いたものです。おもちゃデジカメ(トイデジカメではない)に関する記事やHPも少なくなっております。今のうちにキチンとまとめておいたほうがよいかと思い、加筆修正をし、改めて発表していきたいと思います。

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おもちゃデジカメ クロニクル 目次
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