さて、今回は写真展に出した、私の自転車日本一周における、心に残る3枚の写真です。
写真展「日本一周チャリダーズ!心に残る3枚の写真」について、詳しくはこちらを。
この写真展では、タイトル通り日本一周中の心に残った写真3枚を選ぶわけです。
写真展としては、心に残る3枚の”写真”ということですが、私は心に残った風景を写したものにしました。
というのも、この企画は、火野正平さんの「日本縦断こころ旅」秋編に、応募してみようと考えたことから始まっています。
そのときに考えた「こころの風景」、それを写真展に出すことにしたのでした。
新潟県佐渡島大野亀
ここに訪れたのは、日本一周40日目、2016年5月21日のこと。
佐渡ロングライドでも有名なZ坂を越え、海岸線特有のアップダウンを繰り返しました。
ここへ来るまでの海岸線は、ゴツゴツした岩のイメージ。それが大野亀あたり近づくと、草原が広がるような景色に。
調べてみると大野亀は、佐渡島では、有名な観光地。トビシマカンゾウの群生地で有名とのことですが、あまり自然のことは興味が無いので、全く知りませんでした。
この写真は大野亀の草原から、二ツ亀をむいて撮ったもの。この草原が非常に心に残ったのでした。
北海道神威岬
ここに訪れたのは、日本一周60日目、2016年6月10日のこと。
6月に入ったとはいえ、北海道はまだまだ寒くて。この日も朝から天気もすぐれず、気温が上がることもなく。
いくつものトンネルと、最後に待っていたなかなかの坂道を越え、たどり着きました。
神威岬のことは、日本一周に出発するまでに、いろいろな自転車日本一周ブログで読んでいて、ぜひとも来たいと思っていました。
憧れの積丹ブルーの海を期待していたのですが、曇り空でそれまで写真で見ていたような青さは、ありません。
しかし、それでもきれいな青い海。そして、それ以上に圧巻されたのが、この風景です。
馬の背中のような、山の尾根のような、両側の切り立った風景に感動しました。
五島列島福江島大瀬崎
ここに訪れたのは、日本一周192日目、2016年11月3日のこと。
ここは絶景灯台のある場所ということで、日本一周で絶対に来たいと思っていたところ。
ここへ来るまでには4つの峠を越え、最後に待っていたのも、なかなか手ごわい坂でした。
なんとかたどり着いた駐車場でしばらく休憩したあと、歩きで灯台を目指します。木々のトンネルを抜けて見えた灯台の姿。
一度下って、灯台までは登ることになるのですが、その道筋も美しく感じました。
観光パンフレットでよく使われている絶壁の灯台の写真ではなく、この写真を選んだのは、この灯台へ至る道が大きな要素でした。
まとめ
あらためて選んだ3枚の写真を見て思うのは、何処も坂道を乗り越えてたどり着いたところだなぁと。
そして写真展の会場で、見に来られた方に言われたのは、「緑に反応している」ということ。
たしかに青々とした草原のような場所に、うねうねと道が通っている風景が好きなようです。
そして、海岸線沿い日本一周で、灯台が好きということもあって、灯台のある絶景の場所が、やはり心に残っています。
ちなみに旅中に、どこが良かった?とよく聞かれたのですが、北海道以降では、「大野亀」「神威岬」を挙げていました。
その後「角島大橋」を加えて、ベスト3に。「大瀬崎」以降は、「大野亀」「神威岬」「大瀬崎」になりました。
わりと旅中から、心に残っていた風景なのです。