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【旅日記】山の辺の道を歩いてきた!後編 竹ノ内環濠集落-桜井【2019/05/02】

さて、今回は山の辺の道ハイキングの後編です。竹ノ内環濠集落から桜井駅目指して歩いて行きます。前編はこちら。

【旅日記】山の辺の道を歩いてきた!前編 天理-竹ノ内環濠集落【2019/05/02】
さて、今回は山の辺の道を歩いてきた話です。長くなるので、前後編に分けて、紹介します。 山の...

ここからは見所たくさん、山の辺の道のハイライトといって良いでしょう。

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山の辺の道とは

「山の辺の道」は三輪から奈良へ通じる古道です。歴史に登場する道路のうちで最古の古道と呼ばれ、現在その道をはっきりと跡づけることはできませんが、海柘榴市(つばいち)から三輪、景行、崇神陵を経て、石上から北上する道と考えられています。

延長26kmですが、なかでも古代の面影を残す桜井駅から天理駅までの約16km(大部分が東海道自然歩道に指定されている)がハイキングコースとして親しまれています。

沿道には陵墓や古墳、遺跡、古い社寺が多くあります。

出典:奈良県東京事務所情報発信課 公式ホームページ

Wikipediaの「山辺の道」の項目では、色々と難しいことが書かれていて、わかりづらいので、奈良県の観光関連のホームページから引用しました。古墳時代前期には、整備されていたと考えられているくらい、古くからあった道です。

天理市の石上神宮から桜井市の大神神社付近までの約15kmは、案内板やトイレも整備され、人気のハイキングコースとなっています。石上神宮から北の部分は、詳細がわかりにくくなっていて、整備されていません。また、大神神社から桜井駅までは、見所も少なく、あまり歩く人はいません。

最近は、御朱印ブームもあって、山の辺の道を歩いて、石上神宮、檜原神社、大神神社の3つの神社を参拝する人も多いと聞いています。改元もあったことだし新年気分で、山の辺の道沿いにある神社を参拝してみようと思いました。ルートは天理駅を出発し、桜井駅までの約16kmを歩きます。

竹ノ内環濠集落から

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竹ノ内環濠集落内を、フラフラと見て回った後、出発します。この時点で、出発から約2時間、距離は約7km。まだまだ元気です。

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少し歩くと、休憩処。こちらはにゅうめんが有名なお店です。おでん(こんにゃく)や漬物なども売っています。ここでは何も買わず。

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とある家の壁に、鬼がいました。

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萱生町に着きます。ここも環濠集落とのことですが、地図を見てもその名残はわからず。山の辺の道からもう少し、山側になるようですが、ここはスルー。写真は山の辺の道沿いにあった、ため池のようなもの。これがかつての環濠の跡なのだろうか。

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このあたりからは、古墳がたくさん。基本、奈良盆地のこんもりした所は、古墳なのだが。

大和神社御旅所

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しばらく歩くと、大和神社の御旅所。

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奥の赤いのが、御旅所坐神社。左にあるのが、歯定神社です。

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小さな摂社が2つだけなので、お参りだけして進みます。

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ずんずん進みます。石畳がきれいな、下り坂。

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本日は天気も良くて、気持ちよい。花の名前はわかりませんが(菜の花?)、一面黄色い花が。

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長岳寺に到着。今回の旅は、神社を巡る旅なので、お寺はパス。

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長岳寺の所には、天理市トレイルセンターがあります。食事処があり、お土産の販売もされています。この日はさすがGW、人が一杯でした。外にはベンチなどもたくさんあり、皆さんこちらで、お弁当を食べていました。ということで、わたくしもこちらで昼食を食べました。コンビニで買った、おにぎり2個。

この後は大きな天皇陵が続きます。

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こちらは崇神天皇陵。

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景行天皇陵のところ、S字カーブが美しくて。大和盆地を望む。

相撲神社

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少し山の辺の道から離れて、坂道を上って相撲神社へ。

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鳥居の向こうに土俵があります。この日はブルーシートで覆われていました。

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相撲取りの像があります。

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垂仁天皇のころ、この地(カタヤケシ)において、野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹴速(たいまのけはや)が、日本最初の勅命天覧相撲を行い、これが日本の国技である相撲のはじまりとなったとのこです。

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相撲神社を見た後は、山の辺の道に戻ります。相撲神社は少し高い所にあるので、帰りには大和盆地を美しく見ることが出来ました。

相撲神社を過ぎた後は、いよいよこの旅のクライマックス、檜原神社から大神神社の道です。ここまであまり触れていませんが、たくさんの人が山の辺の道を歩いておりました。大神神社側から来るハイカーも多く、挨拶するのも大変なくらい。

檜原神社もたくさんの人だろうなと予感しておりました。

檜原神社(ひばらじんじゃ)

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ということで檜原神社に到着です。境内は人であふれかえっておりました。やっぱり。ゆっくりと出来る雰囲気ではなく、写真を撮ろうと思っても人が入ってしまうので、あまり撮ることはせず。

こちらの檜原神社、パワースポットとして有名です。最近は神社といえば、全部パワースポットのようですが(笑)「元伊勢」のひとつで、写真に写る三ツ鳥居が有名です。大神神社の摂社で、境内には本殿、拝殿がありません。ご神体は三輪山中にある磐座です。

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境内に入る所には、このような注連縄が張られています。普通ならこの位置に鳥居があって良いと思うのですが、実に変わった神社であります。

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山の辺の道へは、境内横の道を行きます。ここからは道も狭く、歩きにくい所もありますが、檜原神社から大神神社にいたる道が、歩いていて1番楽しく感じました。

ただ、GWということもあり、同じように歩く人はかなり多かったです。

大神神社

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大神神社手前の、狭井神社あたりから人がたくさんになっていたので、大神神社も大変な人だろうと思っていましたが、その通り。ゆっくりと参拝など出来るわけはなく、GWに来るもんじゃないなと改めて思いました。

この時点で午後1時半くらい。実は大神神社では、目的がありました。大神神社のご神体は、後ろにそびえる三輪山。この三輪山に登拝できるのです。入山受付は午後2時まで。前回来たときは時間が過ぎていたので、登拝できず。今回は大丈夫、と思っていたのですが。

しかし、なんとびっくり4/29~5/6まで、GW期間中は登拝出来ないとのことでした!ありゃま、残念。先に大神神社に参拝して、それから入山受付のある狭井神社に戻って登拝と考えていたのですが、もう狭井神社には戻らず、山の辺の道を進むことにしました。

平等寺

大神神社から先の山の辺の道は、案内標識も少なくて、力が入っていない感じです。それまで多かったハイカーもほとんどおらず。

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平等寺というお寺があったので、のぞいてみたのですが、これがきれいなお寺でした。

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仏教伝来の地碑

この後は金屋の石仏を見て、仏教伝来の地碑までを歩きました。

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実質、ここが山の辺の道の終着点。この時点で、午後2時、距離は17.2km。よく歩きました。大神神社から南の部分は、歩いているハイカーもほとんどいなくて。みんなやはり大神神社で終わりにして、JR三輪駅から帰るようですね。

桜井駅へ

碑のぞばにあるベンチで、少し休憩。仏教伝来の地碑から桜井駅まで、少し距離がある上に、町中の道なので楽しくありませんでした。

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桜井駅に到着です。途中、曲がり角を間違えて、余計に歩いちゃいました。桜井駅周辺で、ちょっと休憩しようと思ったのですが、あたりに気軽に立ち寄れそうなところがなくて。

以前は駅南にショッピングセンターがあり、そこにマクドナルドがあったのですが、ショッピングセンター自体が改装中で、営業していませんでした。

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結局、ホームに入り、電車を待つことに。帰りはJRで帰ります。

電車を待っていると、105系が来ました。今後227系に、置き換えられるということなので、乗るのはこれが最後かも。

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社内には扇風機が残っていました。現在も活躍中。

まとめ

というわけで、山の辺の道南ルート(天理-桜井)を歩いてきました。

GPSロガーの数字では、所要時間 5時間43分、距離は19.7km。石上神宮から仏教伝来の地碑まで、天気も良く、気持ちよく歩けました。町中の道と違って、田舎道は歩いていて楽しい。周囲の自然や歴史ある建物など、見所もたくさんあって、飽きさせません。

トイレも整備されていますし、案内標識もしっかりあって、道に迷うことはないと思います。ところどころ、無人販売所もあって、野菜や果物なども販売されていて、これらを買うのも楽しいと思います。

ただ仏教伝来の地碑から桜井駅までは、普通の町中の道。車も多く、歩いていても楽しくないので、やはり大神神社までにして、JR三輪駅からかえるのが、オススメですね。

なお、天理駅で山の辺の道ハイキングコースを案内する、ガイドマップが置いてあるので、それを参考に歩くのが良いと思います。