※このサイトでは、アフィリエイト広告を利用しています。

【旅日記】江戸川乱歩生誕の地、名張を歩く。【2019/05/08】

さて、先日伊勢旅ツーリングをしたのですが、その時に訪れた名張の町歩きレポートです。

STY84592

スポンサーリンク

名張市

名張市(なばりし)は三重県西部、伊賀地方に位置する市。近鉄大阪線の沿線で、大阪都市圏へ約60分の位置にあるため、大阪府のベッドタウンとして発展、多くの大規模住宅地が造成され、現在では住宅街のイメージが強い町です。

観光スポットとしては、赤目四十八滝や香落渓などの自然がメインですが、昔ながらの町の姿を残すところもあり、町中をぶらぶらするのも楽しいのでは無いかと思います。

なお、名張の語源は「隠(なばり)」。かつては奈良・大阪と伊勢を結ぶ、初瀬街道の宿場町でした。

STY84548

今回は自転車で訪れたので、自転車は近くのイオンの駐輪場に停めさせていただき、町歩きすることにしました。

イオンの近くにある、名張産業振興センター(アスピア)。こちらに観光案内所があり、観光マップをもらうことが出来ます。

移転しました | 名張産業振興センター アスピア

今回はこちらでもらった観光マップを参考に町を歩いてみました。

名張を歩く

イオンのすぐ近くには、宇流冨志禰(うるふしね)神社の一の鳥居があります。

STY84550

このあたりには、昔ながらの建物が並び、この日はスケッチをしに来ている人々が並んでいました。

この道を進んでいくと、脇にそれる小さな路地が現れます。

STY84557

この建物の右側に見えるのが、名張では「ひやわい」と呼ばれる路地です。

「ひやわい」の語源は、いただいたパンフレットには、庇と庇の間の空間を庇間(ひあわい)と呼んだことからとあり、なばり観光ガイドには、陽のあたるあわいさ(間)「ひあわいさ」からとあります。さて、どっちなんでしょう。どちらも名張市観光協会が発信しているものなんですけどね。

STY84559

人ひとりしか通れなさそうな細い路地もあれば、わりと広い目の路地もあります。今回はこちらの路地には入らず、反対側へ進みます。

STY84560

わりと広いひやわいです。

STY84561

STY84563

こちらに来たのは、江戸川乱歩生誕の地があるからです。

STY84564

江戸川乱歩生誕の地碑があるところの近くの路地は、本当に細い路地でした。

STY84569

江戸川乱歩生誕の地は、整備されて記念碑が建っています。

STY84573

碑の表には「幻影城」、裏には「うつし世はゆめ、よるの夢こそまこと」と刻まれています。

STY84576

江戸川乱歩生誕の地に、初瀬街道を赤目口の方から来る場合は、この赤い看板が目に入ると思います。

STY84577

STY84579

初瀬街道の外灯には、怪人二十面相がデザインされた看板がついているのですが、色があせてしまい、見えづらくなっていました。

STY84566

江戸川乱歩生誕の地碑につながる、ひやわいの入り口。

STY84580

STY84582

初瀬街道沿いには、昔ながらの建物が残ります。

STY84583

売り物件があったのですが、これは土地プラス蔵なのでしょうか。

STY84551

上本町サンロードという、アーケード街にやってきました。地方によくある、シャッター商店街ですね。

STY84552

もちろん営業しているお店もありましたが、大半はシャッターが降りていました。

STY84554

STY84555

良い感じの銭湯があったのですが、もう営業はされていないみたいでした。

STY84587

アーケードを抜けると、宇流冨志禰神社、二の鳥居がありました。

STY84590

宇流冨志禰神社は、江戸川乱歩が選挙の応援演説をした場所でもあります。

この後は駅東口にある、江戸川乱歩の像を見に行きます。

STY84591

駅東口はニュータウン入り口の雰囲気。そこにぽつんと江戸川乱歩像が建っています。こちらを確認して、町歩きは終了です。

イオンに戻る途中に、お土産をひとつ購入。

301 Moved Permanently

山本松寿堂にて、二銭銅貨煎餅を。江戸川乱歩の処女作「二銭銅貨」にあやかって、二銭銅貨の文字が入った、玉子煎餅です。3枚入り150円。

最後に、江戸川乱歩の生前愛用の品や関連図書、原稿(複製)などが展示されている、名張市立図書館へ。

三重県内の博物館・資料館/名張市立図書館 江戸川乱歩コーナー

STY84596

こちらは坂の上に立つ図書館で、自転車で訪れるのは大変でした。乱歩の生前の愛用品や原稿などはそれほど多く展示されていませんが、関連図書はたくさんありました。

以上、江戸川乱歩生誕の地、名張町歩きレポートでした。コンパクトな町で、それほど時間をかけずに回ることが出来ます。