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【旅日記】たくさんの蔵が残る町、伊勢市河崎を歩く。【2019/05/10】

さて、先日伊勢旅ツーリングをしたのですが、その時に訪れた伊勢市河崎の町歩きレポートです。

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伊勢の観光というと、伊勢神宮ですが、それ以外には?と聞かれるとあまり出てこないと思います。少し離れた二見浦、さらに離れて、鳥羽・志摩といったところが、伊勢神宮とセットになった、観光スポットかと思われます。

今回紹介する河崎地区は、伊勢市駅・宇治山田駅から徒歩10分くらいの場所にある、昔ながらの蔵や町家が残る、ちょっと良い感じの町なのです。

伊勢神宮とセットで、ちょっと訪れるのも、楽しいかもしれません。

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伊勢市河崎地区

河崎は、伊勢市の中心を流れる全長7キロ余りの勢田川の中流域両側に広がる町である。勢田川の水運を生かした問屋街として知られ、特に江戸時代からは伊勢神宮の参宮客への物資を供給する「伊勢の台所」として栄えた。当時は蔵や町家が川の両岸に建ち並び、直接船から物資を蔵に入れることができるようになっていた。

勢田川の景観は、昭和49年7月7日の「七夕水害」を契機にした河川改修工事によってその姿を一変した。しかし川に沿って続く歴史ある町並みの景観は、今もなお町の人々によって守り育てられている。

出典:伊勢河崎商人館HP

最近では、昔ながらの蔵や町家を改装して、オシャレなカフェやショップが増えてきています。注目の地区といって良いでしょう。

河崎地区を歩く

昨日は河崎地区にある宿屋、伊勢ピットに宿泊。早朝、たくさんの蔵が残るこの町を歩くことに。もちろんお店などは、営業時間前なので、立ち寄ることはありません。町の姿を見て回るのみです。

伊勢ピットを出発し、瀬田川と平行する細い道を北上します。

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昔からの建物で、昔からの商店。履き物問屋、水野商店。

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こちらは、cafeワック。夜は古民家BAR。アクセサリーのワークショップをされていたりもします。

 

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創業が、万延元年(1860年)のお菓子屋さん、播田屋(はりたや)。絲印煎餅(いといんせんべい)が有名。

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こちらは蔵を改装した、居酒屋さん。

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こちらは古本屋さん。ちょっと歩くだけでも、昔ながらのお店や、昔ながらの建物を改装したお店がたくさん見られます。

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たくさんありすぎです。

伊勢の注連飾り

ここでちょっと視線を変えて、注連飾りについてです。一般的に注連飾りは、お正月にかざるものですが、伊勢では一年中つけているそうです。そこでよく見てみると、

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お店や住宅に、飾られていました。気になったのが、書かれている言葉。「蘇民将来 子孫家之」「千客万来」「笑門」の3つのパターンがありました。

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唯一違ったのが、こちら。「久那戸之神」は厄除け的な神、もしくは道祖神的な神。たくさんの注連飾りを見た中で、ここだけでした。何か、こちらの家には言い伝えがあるのだろうか。

河邊七種神社(かわべななくさじんじゃ)

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歩いていると、神社が見えました。こちらの神社は、河邊七種神社。

河崎の中心部在り、古くから「天王さん」として親しまれているとのこと。毎年行われる天王祭は、岳の開山、世義寺の護摩さんと並び、伊勢の三大祭に数えられているらしい。

ちょっと立ち寄ってみました。

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小さな橋があるのですが、これが昔の環濠の名残のようです。

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入ってすぐに、ご神木が。

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境内には、吉家稲荷神社もありました。

瀬田川沿いを歩く

瀬田川沿いは遊歩道として整備されています。昔は川から直接、蔵に商品を運び込んだそうです。現在は川が整備されたので、直接蔵と川はつながっていませんが、その名残を見ることが出来ます。

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川沿いに出ると、使われていない郵便ポストがひっそりと立っていました。意図してなのか、ただ取り残されてしまったのか。良い感じ。

このあたりには、野良猫が住んでいるようで、歩いていると近寄ってきました。

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猫の相手はこれくらいにして、川沿いを進みます。

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川の駅。こちらからは、周遊船が出ているとのこと。

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蔵が川とつながっていた名残が見られます。

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この川沿いにも、立派な蔵が残っていました。

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この後は川沿いをはなれ、宿にもどります。

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本当に、たくさんの蔵が残っていました。現在、町が一体となって、盛り上げていこうとしている、そんな印象の町です。ただ、古民家カフェなどは、今やどこの町にもある印象がします。これらたくさんの古い蔵や建物を、どう活かしていくのか、これからが注目ですね。

伊勢河崎とは - 伊勢河崎商人館 -
三重県伊勢市 伊勢河崎商人館のホームページです。河崎を流れる勢田川を中心に、問屋街として栄えた「お伊勢さんの台所 河崎」に関する歴史資料などを展示しています。