さて、今回は後編です。前編はこちら。

峠の茶屋で一服したあとは、そのまま下らずにちょっと寄り道をすることに。大阪市街を一望できる「ぼくらの広場」を目指します。特に景色が見たいわけではないのですが、せっかく登ってきたのだから見ておこうかなという軽い気持ちです。夜景が最高という話ですが、私はこういったたぐいの夜景には全く興味がありません。日本一周した時も、函館や長崎で夜景を見たいとも思いませんでしたから。ただの天邪鬼といえばそれまでですが。
峠の茶屋の脇にある細い道を入って歩くこと10分ほど、そこそこの山道を登って到着です。
大阪市を一望できる風景よりも、先に鉄塔に目が行きました。
ガスっていて、それほど遠くは見えませんでした。こんな高いところまで歩いて登ってきたのだなという思いだけです。こういったところであまり感動しません。つくづくしょうもない人間ですね。
花園ラグビー場はしっかりと見えました。
それよりも青空に映えるこの鉄塔がいいのです。鉄塔を満喫したところで、帰ることに。
帰り道には生駒山の電波塔群がよく見えました。
さて、峠の茶屋まで戻り、いよいよ下りがスタートです。
奈良側から登った場合、峠の茶屋手前のこの坂が結構きついかも。
少し下ったところには、おしゃれなカフェが。友遊由(ゆうゆうゆう)というお店です。
今度は奈良側を見下ろしながら歩いていきます。このあたりは新しい道が作られたようですが、すぐに狭い道に戻ります。しかし、大阪側に比べると斜度も緩やかだし、道幅も広いところが多いようです。
ちなみに奈良側にはバスが来るようで、バス停がありました。平日のみで1日4本あるようです。さて、ここからはズンズンとくだるのみです。
暗峠のたまご。売り切れとなってました。こちらの卵を使った「くらがり峠 愛情プリン」というのがあるらしいのですが、ぜひ今度食べてみたいと思います。
棚田の風景。時期的に映えないですね。
地蔵堂がありました。
何故か長靴を刺した竿が建てられていたので、撮ってみました。今回のお気に入りの一枚です。長靴が青空に映えます。
ちょっとわかりにくいですが、岩にお地蔵さんが。
食べたいと思っていたうどん屋さんはしばらくの間、お休みのようです。どっちみちこの日は火曜日だったので、おやすみでしたが。このあたりまで快調に下っていたのですが、少し膝が痛くなってきました。登りよりも下りのほうが、膝に来るのです。
翌日は仕事もあることですし、このあたりの段階で本日は南生駒駅までで終わりにしようと決めました。
ずいぶんと下ってきて、民家が増えてきました。大阪側に比べると峠道の雰囲気はあまりありません。
振り返って一枚。高いところにある自動車を面白く見せられたらと思ったのですが、消化不良の一枚です。
ソーラーパネルの並んだ住宅地。時代の映る一枚になればと思う。
このあたりまでくると平坦な道も多く。道の狭さと曲がり方が、ここが旧街道だったことを思い起こさせます。もちろんここも国道308号線です。
奈良側の写真を見ていただけるとわかるのですが、大阪側のようにコンクリート舗装で地面に丸いのがあるところがあまりありません。大阪側に比べると傾斜のゆるくなるところが多いようです。また、道幅も広いところが多い印象。あくまでも比較でですが。
振り返ると生駒山の電波塔群がよく見えます。
最後に竜田川に架かる橋から生駒山の電波塔群を見て、今回の旅は終了です。この後は南生駒駅から生駒駅に行き、食事をして帰りました。
歩いてみて、大阪側は自転車で登るものではない!と改めて思いました。ちなみに元F1レーサーの片山右京氏は一度も足をつかずに登りきったらしいです。もっとすごいのは、元プロロード選手の今中大介氏で、アウターギア(53×28)で、登ったようです。

奈良側は大阪側に比べると、少しマシのようです。足を休められそうな区間もあるので、休憩しながらなら登れるかもと思ったりもして。ただ、問題は大和郡山からだと暗峠へ行く手前の矢田丘陵を越えないと駄目なことかなと。暗峠ほどではないにしろ、ここも結構厳しい坂なのですよね。
来年は坂道仕様の自転車を組んで、挑戦してみようかなと。フロント22Tでリア28Tなら、なんとか登れるかなと思ってます。リア32Tの方が良いかな。なんて妄想ばかりですが。
コメント
初めまして。
ブログ村のリンクからきましたWINDと申します。
大和郡山で調べてみたら出身も学年も一緒でして。
自転車で日本一周されたのですね。
その時の記事も少しづつ読ませて頂きたいと思っています。
共通点が多い中で、凄いことを実現されている姿に元気を頂きました。
頑張ってください!!
>WINDさま。
コメントありがとうございます。自転車日本一周ももう1年以上前のこととなりました。
自転車日本一周自体はやろうと思えば誰でもできるかなと思ってます。ただ、それに踏み出すことが難しいのかなと。
特にアラフィフとなると、仕事や家庭があったり、親のこと(看病や介護)があったりで。
私の場合は未婚・子無し・親も元気だったので、出来たのです。
旅中は楽しいことばかりではありませんでしたが、旅を終えたあとは楽しかったことしか思い出しません。
ブログに関しては、旅しながら一生懸命書いたので、読んでいただければ幸いです。
またいつか、もう一度自転車日本一周をしたいと思いってます。このブログはそれまで日本一周を目指すブログとなります。
よろしくお願いします。