さて、今回は我がスーパーカブ90カスタムに、ベトナムキャリアとインナーメッシュラックを取り付けた話です。
ベトナムキャリアとインナーメッシュラック
ベトナムキャリア
まずはベトナムキャリアの説明から。
スーパーカブの本やサイトを見ていると、必ずといっていいほど出てくるベトナムキャリア(ベトキャリ)。ベトナムで開発されたと言われる、股の部分に取り付けるキャリアのことです。
少しでも空きスペースを利用しようという考えから作られたものでしょう。形状は直線的なタイプと、少し曲線を描くラウンドタイプ、弁当キャリアと呼ばれる大きめのものの3種類があります。
今回購入したのは、直線的なタイプ。このような形でレッグシールド取り付けボルトを利用して、股の部分に取り付けます。
以前、シャリーというバイクに乗っていた時も取り付けていたのですが、経験から言うと普段使いでは、実用性はあまりありません。それではなぜつけるのかというと、私の場合はキャンプツーリングを想定して、少しでも積載量を増やしたいからです。
もう一つは見た目のかっこよさ。かっこいいと思うかどうかは、人それぞれですが、スーパーカブという実用性重視のバイクに、とても似合っているのでは無いかと。
インナーメッシュラック
インナーメッシュラックはスクーターなんかでおなじみの、物入れですね。こちらもちょっとしたものを放り込んでおくには、とっても便利な実用性重視のアイテムです。
なお、ベトナムキャリアとインナーメッシュラックは、基本的には併用できません。上記サイトにも、書かれています。しかし、ちょっと細工すれば併用できるようになります。
取り付け
両方ともアウトスタンディングという、カブ系パーツのサイトで購入しました。
昔ながらのスーパーカブ用は、お値段が安くて1,000円です。
送られてきた時は、足の部品は取り付けられておりません。本体に取り付けるボルトは、レッグシールドについているボルトを利用します。
こちらはインナーメッシュラック。取り付け用のボルトも付属します。どちらの商品も、スーパーカブの種類によって形状が違いますので、購入前に確認が必要です。
まずは仮組み。
とりあえずベトキャリを取り付けてみました。こちらは問題なし。
問題はインナーメッシュラックでした。
純正のレッグシールドは経年変化で内側にカールしがちです。その場合,そのままあてがっただけでは穴位置が合いませんので、ラックを前方に少し押し込むように穴位置を合わせて装着してください。
このようにサイトには書かれていたので、少しは取り付けに苦労する覚悟でしたが、かなり手こずりました。
というのもカールだけの問題では無く、ちょっと形状的にうまくはまりませんでした。
とりあえず仮組みしてみたのですが、写真のようになって、ボルトがはまらないのです。
当たる部分を曲げてみようとペンチで格闘したのですが、芯が太くて曲がりません。メッシュ部分を切ってみて、変形させようとしてもうまくいきませんでした。
最終的に、糸鋸で芯を切りました。こうすることで針金部分がにげて、なんとか収めることが出来たのです。
反対側も同じようにしました。
ブログで書くとあっさりとしたものですが、ここに至るまではそれなりの苦労をしました。同じようになる人の参考になればと思います。
仮組みでインナーメッシュラックを取り付けたら、つぎはベトキャリのステーがうまく通るように、メッシュを切ります。インナーメッシュラックの仮組みで、苦労したのでこのあたりの写真は撮り忘れてしまいました。
ベトキャリのステーが通りそうなあたりのメッシュ部分をニッパーで切っていきます。これがなかなか難しい。両方別々に仮組みをした上で、どのあたりを通りそうか、考えるわけです。
写真は取り付けた後のもの。一発でうまくいくわけは無く、結構穴が広くなっています。
最初に開けたところはちょっと右になってしまい、穴が広くなってしまいました。
穴を開けたら、インナーメッシュラックにベトナムキャリアのステーを通した状態で、取り付けします。
インナーメッシュラックがもっと簡単に取り付けできたら、それほど大変な作業ではありません。穴を開ける位置決めだけが、難しいといったところでしょう。
インナーメッシュラックはレッグシールドに穴を開けて、固定する部分があるのですが、今回はそこは固定していません。
そこを固定しなくても、ほぼ動くことはありません。穴を開けて、ボルトで固定すると、振動などで余計に割れる可能性が出てくるかなと思います。
しばらく使ってみて、様子を見たいと思います。
インナーメッシュラックの中にボトルケージをつけて、ペットボトルとガソリン携行ボトル(500ml)を固定出来るようにするつもりです。ちょっとしたものは、ここに放り込めるので、かなり便利かなと思ってます。