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【旅日記】日本三大山城の一つ、大和高取城跡へ行ってきた。(前篇)土佐街道かかし祭りと城跡【低山トレッキング】

さて、最近Eテレで放送している、「趣味どきっ!おとなの歩き旅 秋」をよく見ています。

1回目が「山城を歩く」で、3・4回目が「低山を歩く」と、ちょっとした旅心を刺激されました。

奈良にも有名な山城(跡)があります。それが今回いってきた、大和高取城です。備中松山城(岡山県)・岩村城(岐阜県)とともに日本三大山城の一つに数えられます。

ただ、備中松山城と違い、天守閣などはなく、石垣が残るのみです。

そこに行くまでは、適度な山歩きとなるので、たるんだ体にカツを入れるべく、ちょっとした山歩きに行っていきました。

歩いたコースは、高取町観光ガイドで紹介されているコース。ハイキングコースとして紹介されていますが、山道を歩く区間もあります。

気軽なハイキングというわけではなく、それなりに装備をして、トレッキングコースと考えていくようにしました。

 

出典:高取町観光ガイド

 

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スタートは壺阪山駅

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2018年10月22日、快晴の日のことです。まずは電車で、近鉄壺阪山駅まで。

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待合室のところに、てくてくまっぷというのがあったので、これをもらっていきます。なお、こちらからダウンロードもできます。

グーグルマップでは道しかでてこないので、見どころや注意点が載っているこちらが参考になります。

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高取町では、10月に「かかし祭り」が行われています。土佐街道沿いのお店や住宅にかかしが飾られているようです。

高取町は春は「町家の雛めぐり」、秋は「かかし祭り」、11月は「たかとり城まつり」と、非常に観光に力が入ってます。

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駅にもかかしがあり、案内のマップが置かれていました。今回は城跡が目的なので、かかしはそこそこに城跡を目指します。

土佐街道を歩く

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駅を出て東に歩くと、土佐街道に合流。そこにはかかし祭りの案内と、かかしがありました。

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道路は整備されており、キレイです。道幅は狭く、車には注意が必要。かかし祭りが行われているとはいえ、歩行者天国になってはいませんので。

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高取町は薬の町でもあり、今も製薬会社がたくさんあります。こんな漢方薬局もあります。「だらにすけ」は吉野や洞川に伝わる胃腸薬の名前です。

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こちらの神社には、「ちびまるこちゃん」と「サザエさん」のかかしがありました。

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ある意味カオス(笑)

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途中に奈良産業大学が作った、高取城のCGが看板になっていました。

なお、なぜ日本一の山城かというと、黒門跡から高取城の一番高いところまでの高低差が390mで、日本一の比高を誇っているからとのこと。

比高とは、ある地域内の二地点間の高さの差のことです。

また、最近はNHKの『あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル』にて、最強の城にも選ばれております。

土佐街道のかかしはそこそこに、高取城に向かいます。

登山道へ

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植村家長屋門を過ぎる辺りから、傾斜がきつくなってきます。

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てくてくまっぷにも記載されていた、水車小屋。

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上子島砂防公園のところから、登山道になります。少し先にトイレあり。ここ以降、高取城跡を越えるところまでトイレがないので、ここでトイレをすませました。

なお、立派な東屋もありますので、休憩をすることもできます。

ちょっとタイヘン! 登山道

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しばらく進むといよいよ山道に。この前の台風の影響か、折れている木や土砂が崩れているところも見受けられました。

靴はしっかりしたトレッキングシューズがおすすめです。

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七曲りというくねくねと曲がった道に入ります。

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一升坂という、直線の坂。

材などの運搬に役夫は急坂と重荷の苦しさにへたってしまったので、米一升を加給して激励したという言い伝えからこの名が付いている。(高取町観光ガイドより)

 

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なんとか猿石のところまで到着。ここに来るまで何度も休憩をとってます。なかなか大変な坂でした。

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この猿石は、高取城を建築の際、石垣に転用するのに飛鳥から石材などとともに運ばれてきた物らしい。明日香檜隈の吉備姫王墓にある石像物と同類の物である。郭内と城内の境界を示す「結界石」とした説などがある。(高取町観光ガイドより)

いよいよ城跡へ

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猿石を過ぎると、いよいよ二の門跡です。当時の城もここまでとのことなので、ここからが城跡と言っていいのでしょう。

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城跡といっても、建造物があるわけではなく、緑に覆われた石垣が残るのみ。

所々崩れたような場所もありつつも、たくさんの石垣が残っております。

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追手門跡から本丸を目指します。

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こちらは二の丸。東屋があります。

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二の丸もそれなりに広くて、気持ちのいい空間でした。本丸まであと少し。

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木が倒れていて、立入禁止になっているところも。

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さて、いよいよ本丸というところで、熊と城がお出迎えです。

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木の上に置物があるわけでなく、木をそのまま削って作られています。

そして、ついに本丸に到着。テンションが上って、写真をあまり撮ってません。

とりあえず一番高いところに登ります。

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三角点があったので、ここが一番高いところかな?

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木があるので、それほど見晴らしは良くなくて。しばらくは本丸をブラブラと見て回ります。

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この後は本丸周辺を歩いてみました。

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いやぁ、石垣が素晴らしいです。よくこんなにたくさんの石を持ってきたもんだなと。

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城跡を満喫した後は、記念撮影です。木が倒れて立入禁止になっているところのそばに、城跡の碑があったのでこちらで。

それにしても、よくこんな山の上に城を作ったものだと思いました。登ってくるだけで、十分疲れました。

この後は二の丸の東屋で、軽く昼食。前編はここまで。後編は山を下り、五百羅漢・壺阪寺へ行きます。

高取城の四季

最後に「高取むげん塾」という団体が、ドローンを使って高取城を撮影しています。

この美しい城跡の映像をぜひ見てください。