モンベル ラップランドストライダー ワイドを購入~幅広足の悩み

さて、今回は歩き旅用の靴選びの話です。西国三十三所を出来るだけ徒歩で訪れたいと思い、長時間歩いても疲れにくいといわれる、(広義の)トレッキングシューズの購入を検討しました。

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幅広の靴は少ない

靴選びに入る前に、私の足の悩みを。

私の足の大きさは24cmと小さいのに幅が広い。この幅広というのは、ちょっと困りもので普通のスニーカーなんかはたいてい窮屈です。そういうときはワンサイズ上を選べば良いと言われますが、ワンサイズどころかツーサイズ上を選んでも窮屈です。試し履きした時は、なんとか大丈夫かと思い購入しても、長時間歩くと足がむくみ小指がすれて靴擦れを起こすことに。

そこで幅広の靴を探すことになるのですが、これが種類が少ない。ビジネスシューズならデザインはそれほど変わらないので良いのですが、スニーカーはデザインが気に入り欲しいと思っても足にあわないということが多々あります。最近は靴のデザインにこだわりも無くなっているので、4Eの幅広サイズがラインナップされているニューバランスばかり履いています。ニューバランスであれば、25cm4Eがちょうど良いサイズです。

今回は歩き旅用にトレッキングシューズの購入を考えたのですが、これも一筋縄でいかずたくさん試し履きをさせていただきました。そこで感じたこと教わったことを書いておきます。幅広で靴選びに悩んでいる方の参考になればと思います。

トレッキングシューズ(登山靴)購入を考える

歩き旅用のにはスニーカーが良いのか、ウォーキングシューズが良いのか、トレッキングシューズが良いのか。そもそもそれらは何が違うのか。

スニーカーは普段使いにも最適で、スポーツする時に履く印象。デザインは派手なものが多い。ウォーキングシューズは中高年が健康のため歩くことを目的とした時に履き、デザインがおとなしいものが多い印象。これらは靴の量販店でも販売されており、比較的リーズナブルなものも多いです。

トレッキングシューズは登山靴で、目的に合わせて色々な種類があります。ハイキングシューズ、トレッキングシューズ、本格的な登山靴(アルパイン)など。靴底が硬く作られているのが、スニーカーやウォーキングシューズとの違いです。スポーツ用品店でも、登山用品を扱うお店でないと扱っていないよう。

歩き旅では、基本的にはアスファルトの道を歩くのですが、時には軽い山道を歩くことがあります。今まではニューバランスのスニーカーで歩いていたのですが、舗装されていない道など歩きにくい場面もあり、歩き終えたときは足裏が痛くなる(疲れる)ことが多々ありました。ネットで調べるとスニーカーでは靴底が柔らかいので疲れる、とのようなことが書かれています。そこで今回はもっと長距離を歩いても疲れにくい、靴底のしっかりしたトレッキングシューズを買おうと考えました。

トレッキングシューズと一口に言ってもたくさんの種類があり、用途に合わせてカテゴリー分けされているようです。ハイキングシューズ、トレイルランニングシューズ、トレッキングシューズ、本格的な登山靴(モンベルではアルパインと呼んでいる)。ハイキングシューズやトレイルランニングシューズは、ウォーキングシューズとされるような場合もあるようで、分類の明確な定義は無いようですが。

今回は山登りメインの靴選びではないので、ハイキングシューズに分類されるものを検討することにしました。ただ、分類としてはメーカーによってまちまちで、ハイキングシューズだったり、トレッキングシューズだったり、ウォーキングシューズだったりします。

ウォーキング以上、ライトトレッキング以下のイメージ。本格的な登山靴より靴底は柔らかめで、ローカット・ミドルカットのものが用意されていることが多いようです。

靴選びのポイント

今回の靴選びで機能的な面での条件は3つ。幅広であること、ローカット・ミドルカットを選べること、防水(ゴアテックスが望ましい)であることです。

幅広モデルはあるのか?

まず肝心なのは幅広モデルがあるかどうかです。ネットを検索して幅広モデルが出てきたのはわずか。モンベル、メレルくらいです。

シリオやキャラバンも幅が広いようですが、3Eくらいのよう。日本一周のときから愛用しているKEENのニューポートH2も幅広だったのですが、ハイキングシューズではどうか。これらのメーカーでは、ワンサイズ上のものを試してみるしかありません。

ローカットかミドルカットか

トレッキングシューズや本格的な登山靴になると、ミドルカットやハイカットになります。今までコンバースのハイカットのバスケットシューズくらいしか履いたことの無い私には、ハイカットは当然、ミドルカットも敷居が高そう。ハイキングシューズではローカット・ミドルカットのものがあるので、この選択は店員さんに使用条件を伝えた上で選ぶことに。

ミドルカットの方が捻挫や石が靴に入らないなど、山道でのメリットはありそうですが、出来れば慣れたローカットが良いかなと。

防水加工はされているか?

雨の中わざわざ出かけることは少ないのですが、急な雨に遭うこともあります。出来るだけ雨に強い防水加工されているものは必須です。

候補は3つ

選ぶポイントは以上。加えて予算的に15,000円くらいでおさえたいところ、高くても20,000円くらいまで。また、実際試してから購入するために、近隣のお店で扱っているかどうかも問題です。

最終的に候補に挙がったのが、「モンベル・ラップランドストライダー ワイド」、「メレル・モアブ 2 ゴアテックス ワイド ワイズ」、「シリオ・P.F.116-2」の3つ。どれもゴアテックスでローカット・ミドルカットのあるモデルです(シリオは型番違いになりますが、ミドルカットモデルあり)。

これら以外のメーカーは、実際の店舗でオススメされることがあれば検討することにします。

店舗にて

近隣の登山靴の扱いがある店舗を訪れてみました。

大手スポーツ用品店にて

私の家の近くで登山靴を扱うスポーツ用品店は、スポーツ三橋、ゼビオ、アルペンの3つ。

平日のお昼すぎ、お客の少ない時間を見て、数店舗に訪れてみました。登山靴売り場のコーナーでアレコレと見てみるのですが、店員さんが声をかけてくるお店は無し。コーナーに全く店員がいない店舗や興味を持っているお客に声をかけてこない店舗では、売る気が無いと判断して見るだけで済ませます。大規模な店舗では、人手が足りないのか店員が全然いませんね。

扱っているメーカーとしては、すべてのお店ではメレルの扱いはありましたが、シリオを扱っている店舗はアルペンくらいでした。これら以外では、コロンビアやミズノあたりの扱いが多いようです。KEENのトレッキングシューズはどこも無し。モンベルはモンベルショップでしか扱いは無いようです。

好日山荘にて

大きなスポーツ用品店での購入は見合わせ、とある百貨店内にある好日山荘へ行くことに。好日山荘があるのを忘れていました。こちらはアウトドア専門店なので、一番最初に行けば良かったと反省。

こちらでは靴を見ていると店員さんが話しかけてくれました。売り場面積が小さいのもありますが、この辺はさすが百貨店内にあるだけのことはあります。最初に軽く声をかけてじっくり見させてくれて、長いこと見ているとしっかりと接客に入ってきます。接客に対する姿勢が素晴らしい。

まず、アスファルトを歩くのがメインで、時々お寺や神社への未舗装の参道や山道を歩く程度、イメージとしては「お遍路を歩く」と伝えました。そのうえで幅広の靴を探していること、候補として上記の3つを考えていることも。

まずはローカットが良いのか、ミドルカットが良いのかです。山道を歩くならミドルカットがオススメですが、慣れていない人が履くと、くるぶしの部分に違和感があるかもと。お遍路を歩く人は、ローカットを選ぶことが多いようです。私としては、ミドルカットには不安があったので、この言葉を聞いてローカットにすることに決めました。元々ローカットが良いと思っており、ミドルカットを勧められるようなら検討するくらいのつもりでした。

幅広モデルについて、各メーカーの特徴を教えていただきました。まず幅広モデルというのは、幅広と甲高がセットになっていることが多いとのことです。幅が広くても甲が高くない場合、つま先部分がスカスカになってしまいます。海外メーカーはこの傾向が強いようで、メレルのワイドモデルはまさしくこれ。その点シリオは幅が広くても、それほど甲が高くない日本人向けに作られているとのことでした。なお、メレルの(ワイドで無い)普通のモデルも幅は広めなので、甲が低いときはワンサイズ上の普通モデルでも良いときもあるようです。

話を聞いていると、シリオがやはり日本人向けなので良さそう。即決は出来無いことを伝えた上で、とりあえず試し履きをさせてもらうことに。まずは「シリオ・P.F.116-2」の25cm、履いた瞬間から小指が詰まる印象でNG。25.5も26cmもやはり窮屈な感じがしてダメでした。シリオの3E+と表記されているモデルでは、私にはやはり幅が狭いようでした。

次に試したのが「メレル・モアブ 2 ゴアテックス ワイド ワイズ」の25cm。これは甲の部分がスカスカする感じでNG。幅広よりも甲の部分であわないということです。それならばと普通モデルを、こちらも25cmからあわせていき、最終的に26cmサイズがしっくりときました。歩いてみても違和感なし。試した中では、これが1番しっくりときました。

候補をしっかり絞っていたので、他のメーカーは特に勧められませんでした。なお、あわせた時の靴下は、ワークマン・フィールドコアのメリノウールを使用した靴下。お店に行くまでに5~6kmほど歩いたので、それなりに足が大きくなっている状態です。

ここまで親切に対応していただいたのに、購入はしませんでした。申し訳ないのですが、モンベルの靴との比較があるからです。ただ、モンベルの靴があわない場合は、こちらで購入すると決めました。

モンベルにて

最後はモンベルショップです。最寄りのモンベルショップではアウトレット商品も扱っており、実はこちらではラップランドストライダーの旧モデルが安く販売されているのを、以前来た時に見つけていました。ただ、ワイドモデルではないので、無理かもしれないとは思っていましたが。

土曜日の午前中に訪れると、店員さんは他のお客の対応をしています。ちょっと長くかかりそう。まずはアウトレット商品の「ラップランドストライダー旧モデル」を試してみることに。並んでいる商品から25cmと26cmを取って、試し履きをしてみることに。残念なことにやはり両方ともNG。26cmでも幅はキツキツでした。

「ラップランドストライダー ワイド」の旧モデルが無いか探したのですが、こちらは無し。現行商品を試すことにしたのですが、棚には並んでいないので店員さんを待つことに。しばらくすると、別の店員さんが来て、対応してくれました。さすが土曜日、店員さんも多いようです。

こちらではもう「ラップランドストライダー ワイド」の履き心地を試すのみです。まずは25cmから。ちょっと小指があたり窮屈感があり。次に25.5cmは窮屈感は無し、ジャストフィットといえるかもしれません。しかし、このときは午前中、こちらへは自転車で来ており、それほど歩いていません。歩いているうちに窮屈になってくるかもしれません。

最後に26cmを。もちろん、こちらも窮屈感は無し。ジャストフィットから0.5cm大きくなったことで、ぶかぶか感が無いかのチェック。靴紐をしっかり締めて歩くと違和感も無く、上り下りでも問題なしでした。25.5cmと26cm、どちらが良いか迷ったのですが、ジャストフィットすぎるのもまた怖いので26cmが良いと判断しました。

なお、モンベルでは靴の履き方を詳しく教えていただきました。履いた後にかかとをこんこんと地面にたたき、かかとをしっかりあわせてから、靴紐を締めるとのことです。ひもを締める時はそのままの状態、かかとを立てて足首の角度は90度くらいとのこと。初めて知りました。

ラップランドストライダーワイド 26cmを購入

さて、好日山荘で試した「メレル モアブ2」と「モンベル ラップランドストライダー ワイド」の比較です。試した時の感触を思い出すのですが、甲乙つけがたい履き心地の印象。

店員さんの対応もどちらも好印象。こちらの疑問に対して、しっかりとした知識で解答していただけました。

デザインはモアブ2の方が好み。値段はモンベルの方が安い。最後は見た目を取るか、値段を取るかです。

といいうことで、タイトルにもあるように「モンベル ラップランドストライダー ワイド」の26cmを購入しました。普段履いているのが25cmのスニーカーなので、「登山靴を購入する時は、普段のものより1cm大きなものを選べ」の格言に当てはまりますね。

あとは実際に履いてみて、ならしていくのみ。靴下を2枚履きにしたり、インソールを変えてみたりと対応が考えられます。このあたりはいずれブログに書きたいと思っています。

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