※このサイトでは、アフィリエイト広告を利用しています。

【四国遍路旅22日目】愛媛最後の札所へ 65番【2019/10/25】

さて、本日は水没したテントの後処理から始まります。

スポンサーリンク

旅レポート

STY51412

昨夜のこと。テントには少し水がしみ出してきました。自転車のカバーを利用することで、なんとかマットが濡れるのを防ぎ一安心。夜は大雨の予報。さて、どうなるか。

実は不安もあったのですが、自転車のカバーを利用したことで、安心してしまいぐっすりと眠ることに。雨音は時々激しくなって、それで目が覚めることもあったのですが、水に関してはそれほど気にならず。

朝3時頃に雨音で目が覚めました。前日の予報では3時くらいに雨はやむような表示でした。しかし、雨は一向にやまず。早く止んでくれることを祈りつつ、また眠ります。一時間後にまた目が覚めます。雨はまだ降っています。そのまた一時間後にまた目が覚めます。雨はまだ降っています。

朝6時頃、やっと雨音が静かになりました。それと同時に足下に冷たい感覚が。

STY51414

足下に水がたまっていました。全体が水に浸かった訳でないので、それほど被害は大きくありませんでした。シュラフの足元がちょっと水に濡れてしまったくらい。

とりあえず簡単に朝食を済ませ、荷物を外に出します。7時頃には雨は完全にやんでいました。ここからテントの後始末です。

フライシートの水分を取って、炊事棟を使って干します。フライシートは泥だらけなので、水で流して泥を落とします。しかし、きれいに乾かすところがないので、結局は汚れたまま。1番大変なのが、テント本体。水分を取って、底面を横にします。日は照っていないのですが、とりあえず風に当たれば乾くかと思い。側面の泥は少し乾いたところで、ホウキを使って落としました。

STY51415

とりあえず9時半まで乾かして、そこで切り上げて出発しようと考えていました。乾くまで待っていられないので。しかし、9時半くらいになると、日が照り出しました。これはチャンスと思い、出発時間を延長。10時くらいまで乾かしていました。やはりお日様の力は強い。かなり水分を取ることが出来ました。

まだ、若干湿り気はありますが、これは今日もテントを張ればなんとかなるはず。ポールを差し込むところなどが泥で汚れてしまっていますが、これはしょうが無い。完璧にきれいにすることは出来ません、ある程度でOK。10時過ぎに出発です。

本日の目的地は、愛媛最後の札所三角寺。ここもちょっとした山の上にあり、坂道が大変そう。その坂道のあるところまで、まずは約20km。頑張って走ります。

STY51416

少し走ったところで、第2朝食。坂道を上る前に、ちょっとお腹に入れておこうと思って。それにしても国道11号線は走りにくい。道が狭い上に、トラックがたくさん通る。しかも、轍がひどくって路側帯あたりが非常に走りにくいのです。

STY51417

この木があるところが国道11号線からの曲がり道。これを曲がると徐々に登りのスタートです。なお、車用の道が別の所にもありますが、そちらは激坂とのこと。こちらの方が上りやすいと思われます。

STY51418

疎水公園を過ぎると三角寺の案内看板が登場。それとともに激坂のスタートです。

STY51419

道が迷路のようと、参考にしたブログにあったのですが、迷う人が多いのか案内看板が充実していました。電柱やガードレールに遍路保存会のステッカーもあるので、迷うことはありません。

疎水公園を過ぎたところから、三角寺までは約4kmほど。最初の2kmは斜度のきついところがありますが、残りは斜度は緩くなります。

STY51420

視界の開けたところで、もくもくと煙を出す煙突が印象的で写真を一枚。

STY51422

そして、三角寺に到着です。昨日は停滞していて、お参りしていないので、お参りするのが久しぶりのよう。やはり山の中のお寺は、静謐な環境にあるので、訪れると気持ちが良いですね。私以外、お参りしている人もいなかったので、思いっきり声を出してお経を読みました。

つぶやくように読むのと違って、声を出すのは気持ちが良いものなのです。他の人がいると、大きな声を出すのは憚られますから。

お参りを終えると、下りが待っています。下りは来た道と違い、車用の道を下ります。ブレーキを握る手が痛いくらいの下り坂。多分、こちらを上ると大変だったと思います。

三角寺の後は、讃岐の一番札所雲辺寺。ルートとしては、国道192号線からいくのが遍路道としては正しいのですが、峠越えのある山道のようなので、こちらをパスして、海岸線沿いを走る国道11号線に行きます。また、走りにくい国道です。

STY51426

途中、道の駅とよはまで休憩。体力的、時間的に厳しければここで泊まろうと考えていましたが、全然問題ないので走り続けます。

雲辺寺は標高927mにあり、四国霊場で一番高いところにあります。自転車で上ることも出来るのですが、ロープウェイがあるのでそれを利用します。しかし、本日雲辺寺に17時までに到着できるかどうか、微妙なところ。ということで、手前にあるキャンプ場を利用することに。

STY51427

観音寺市萩の丘公園のキャンプ場を利用します。その名の通り、丘の上にあるので公園まではけっこうな坂になってます、距離は短いけど。到着したのが15時半くらい。がんばったら雲辺寺に行けたかもと思いつつも、もう坂道はいいやと。

こちらのキャンプ場は540円で利用できます。しかし、こちらのキャンプ場、あまり利用客がいないみたい。というのも、テントサイトが駐車場から遠くて、荷物を運ぶのが大変だから。申し込みに行くと、テントサイト遠いですけど、荷物とか多くないですか?と聞かれました。自転車ですというと、それなら大丈夫ですねと。

テントサイトに行く道は車両進入禁止で、車止めがあり、リヤカーなんかも通れなくなっています。自転車ならやっと通れるくらい。車でキャンプに来る人はどうするのでしょうね。駐車場からテントサイトまでは結構な距離もありますし。

テントサイトが遠いので、受付の方が「今日はお一人なので、好きなところにテント張ってくださって良いですよ」と言ってくれました。いただいた地図には、車両進入禁止の所からすぐに、東屋があるとなっていたので、ここに張ろうと。

東屋に張って良いですか? と聞くと、良いとは言えないけど、私たち帰ってしまいますから、と黙認してくれました。ということで、本日はコンクリートの上にテントを張れます。砂で汚れたテントもここで、うまいこと汚れを落とせるかも。

STY51428

ちょっと遅い昼食兼夕食。キャンプ場手前にあったコンビニで買ってありました。昨日は1円も使ってないので、本日の食事は第2朝食を含め、ちょっと贅沢です。

STY51429

テントを張る前に公園をブラブラ。池の周囲に遊歩道があるのですが、これを歩くとどれくらいかかるのだろうというくらい、大きな池です。ちなみにテントサイトは、蜘蛛の巣だらけで、スペースも広くなくて、あまりお勧めで無いかも。

この公園のキャンプ場自体、先ほども述べたように、自転車以外ではお勧め出来ないですね。

本日の走行ルート

本日の走行距離51.67km/累計距離1355.51km

2019年 自転車四国お遍路旅 目次
2019年10月4日スタート、自転車による四国八十八ヵ所お遍路の旅。事前の準備や旅中の日記、帰宅後にまとめた記事など。自転車やオートバイ、徒歩によるお遍路を考えている方の参考になればと思います。