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【四国遍路旅14日目】不安だった歯長峠越え、クリア! 41-43番【2019/10/17】

さて、本日はちょっと手強い峠越えが待っています。

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旅レポート

須ノ川キャンプ場にて、5時半起床。近くに国道が走り、それなりに車の音がするのですが、疲れのためかぐっすり眠れました。芝の上にテントを張ったので、朝起きるとテントは予想通り結露でびしょびしょ。朝食を済ませた後は、テントの水分をとります。

このキャンプ場には、大きな屋根付きの休憩所があるので、そちらでテントを拭きます。ホントはこの休憩所でテントを張りたいところですが、禁止となっております。残念。本日は厳しい峠があるので、早く出発したいところ。テントの水分をとるのはそこそこに出発準備を。

こちらのキャンプ場の欠点は、テントサイトと炊事棟が離れていること。顔を洗ったり、水の補給はそちらへ行かなければなりません。近くのトイレの水は、飲めませんと書かれています。先に出発準備を整えた上で、自転車で炊事棟へ行き、顔を洗うのと水をペットボトルに補充します。こちらはゴミを分別すれば回収してくれるので、指定の場所にゴミを出し、札などの返却物を返却します。

7時20分くらいにスタートです。まずは宇和島市街を目指します。

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出発してすぐに、海を撮りました。この辺りは湾になっているので、波は穏やかで。天気はイマイチの曇り空。

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日本一周時も撮った、道路脇の大きなわらじ。札所の仁王門に同じような大きなわらじが、奉納されています。それと同じような意味合いでしょうか。

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またもや人道トンネル。気持ちよく走れます。奈良の山間部にも、こういうのを作ってほしいなぁ。

宇和島市街までは、約30km頑張って走ります。思っていたよりアップダウンが厳しくなくて、そうそうに宇和島の町に到着。

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宇和島城を横目に、スルーしていきます。宇和島市街からは、少しずつ上り坂。宇和島市街を出発したであろう、歩き遍路さんたちを追い越していきます。

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坂を乗り越えて、本日の第1目的地、道の駅みまに到着。ここまで来れば坂は一息つきます。

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コーヒーを一杯。41番と42番の札所は、この道の駅からそれほど離れておらず。

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この道の駅ではレンタサイクルに力を入れているようです。ジャイアントのクロスバイク、エスケープやロードバイクもありました。しかし、こういうのって整備とかしっかりされているのだろうか、ふと疑問に思う。

しっかり休憩をした後は、いよいよ札所へ。

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41番龍光寺。ぱっと見には、赤い鳥居があって神社に見えます。手前の階段を上がったところ左手に、本堂がありました。

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こちらが本堂です。ここでお参りをしようとしていたら、一人の男性に声をかけられました。輪袈裟の向きが逆であると。それ以外にも、ろうそくや線香を立てるときは右手ですることなど。色々とご指摘いただきました。

出発前に、本やネットで作法的なことは調べたつもりだけど、全然解っていなかったと痛感。いままでもベテランらしきお遍路さんと話しましたが、こういったアドバイスをくれた方は初めてです。感謝。

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お参りを済ませた後は、参道にあったお店で極早生ミカンを購入。なんと100円。実は道の駅で同じようなものを250円で売っていました。道の駅で購入するかどうか迷ったのですが、買わなかったのが正解だったようで。

次は42番佛木寺に向かいます。4kmほどの距離です。

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すぐに到着。先ほどいただいたアドバイスを活かして、お参りを済ませます。

さて、この後が本日のメインイベント、厳しそうな峠、歯長峠(はながとうげ)です。標高約400m、佛木寺があるのが標高200mくらいの地点なので、約4kmで200mくらい上ります。数字で考えるとそれほどではないのですが、お寺への道がキツすぎて坂道恐怖症になっているので、昨日から果たして上れるのか、ずいぶん心配しておりました。それでも進むしかないのです。先ほど購入したミカンと補給食の羊羹を食べ、いざアタック。

ペダルが漕げなくなるほどのキツイ斜度はありませんでした。この辺はお寺の私道と違って、県道なだけはあります。しかしダラダラと少しきつめの坂が続きます。苦しくなる前に休憩を取るという戦法で、カーブでスペースがあるところを使い休憩を取ります。何回休憩するのかというくらい、休憩を頻繁にとって上ります。

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なんとかクリアできました。このトンネルの手前が、車道の最高地点です。

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トンネルを抜けたところには、遍路小屋がありました。ここでしばらく休憩。汗を拭き、ウインドブレーカーを着用。ここからはひたすら下るのみです。すこし寒いけど気持ちよかったです。

しばらく進むと、43番明石寺です。この手前で道がよくわからずうろうろしていると、旅装備をした自転車が。どうやら明石寺への道がよくわからないようで迷っているようです。お互い、明石寺の大体の位置はわかるのですが、アプローチの道がわからない。地図を見て話し合っても結局、二人とも道がよくわからず、近くを歩いている女子高生に聞くことに。

なお、その旅装備の自転車に乗っていたのは、私より少し若いくらいの女性で、明るく女子高生に声をかけてくれました。私なら、絶対に声をかけられません。

教えていただいたルートを進むと、お寺への坂道が。短いながらも、斜度はかなり厳しそう。旅装備の女性が乗っている自転車は、電動アシスト自転車です。しかも、e-バイクというスポーツ向けのジャイアントの自転車。さすが電動アシスト、厳しい坂もすいすいと上っていきます。すげぇ。

多分自分だけなら、坂の下に自転車を停めていたのですが、つられて私もチャレンジ。そして、あえなく挫折。結局、押して上がりました。

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私がお参りのための装備を調えていると、観光バスが到着。50人くらいの団体さんがいらっしゃいました。これがもう大変。その前にも何十人かの団体さんがいまして、それほど広くない境内は人で一杯。

ゆっくりとお参りがしたいので、団体さんのお参りが終わるのを待って、お参りをすることに。そして、このあとがまた大変。納経所の方が一人で、団体さんの納経をされています。その後に何人かが待っているのですが、なかなか進まず。お寺によっては個人参拝の納経を優先してくれるのですが、先に来ていた団体の分を先に済ませるようです。お参りが済んだ順で捌いていたのかもしれません。納経所でずいぶんと待つことになりました。

さて、この後ですがお遍路ルートとしては、大洲方面を目指すのですが、ちょっと寄り道をして、八幡浜に行くことにしました。翌日は雨の予報がでており、寝るところのあてがあり、翌日時間が潰せそうということもありまして。旅前から少し遠回りになりますが、八幡浜にはぜひ寄りたいと思っていました。

大洲方面に向かう電動アシスト自転車の女性とは別れ、八幡浜方面へ。

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そういえばお昼ご飯を食べていなかったので、ローソンでおにぎりを。

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八幡浜方面に向かう道は、土器ドキ街道と名付けられ、なぜかマンモスがいます。

八幡浜へは下っていくだけで、快調に走ります。しかし、途中から雨が降ってきました。急いで本日の目的地、八幡浜の道の駅を目指します。

前回も泊まったこちらの道の駅、大きな東屋があるのが解っていたので、雨対策も考えてこちらに来ました。そして、八幡浜に来たかった目的である、日本一周時には食べなかった八幡浜ちゃんぽんを食べることに。

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ちゃんぽんを扱っているお店を探したのですが、18時くらいの時点で開いているお店が見つけられなくって。道の駅のお店ではスープがないと言って、あしらわれるような感じで断られました。

結局、フジグランというショッピングモールの中のお店で、ちゃんぽんを注文。海鮮系がしっかりと入っておいしい。出汁がちょっとしょっぱかったのは、こんなものなのか。お店に寄って違うらしいので、また明日もちゃんぽんを食べてみようかなと。

明日は雨の予報なので、八幡浜で時間を潰す予定です。天気次第でどうなるかは解りませんが。

本日の走行ルート

本日の走行距離80.37km/累計距離970.06km

2019年 自転車四国お遍路旅 目次
2019年10月4日スタート、自転車による四国八十八ヵ所お遍路の旅。事前の準備や旅中の日記、帰宅後にまとめた記事など。自転車やオートバイ、徒歩によるお遍路を考えている方の参考になればと思います。