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【四国遍路旅16日目】小雨降る中進む 45番【2019/10/19】

さて、本日は標高600mの峠を越えて、45番札所を目指します。なお、44番を飛ばしておりますが、ルート的に45番を先に廻る方が良いと考えてのことです。

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旅レポート

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知清公園にて、朝6時起床。エーデルワイスが大音量で流れ、目が覚めました。本日は午前中は雨の予報、ゆっくりと寝ていようかとも考えていたのですが、朝食を食べている頃には雨がやみます。これなら出発できるかなと、出発準備を始めようとしたところで、また雨が降ってきました。

テントの中でゆっくりしているよりは、雨が上がったらすぐにでも出発出来るようにしておこうと、出発準備だけはすることに。庇の下なので雨でテントは濡れていないのですが、結露で濡れています。テントを拭く場所がないので、簡単に水分をとるだけでしまいます。カビが心配ですが、今日またテント張れば良いやと。

出発準備は出来たのですが、雨は小雨ながらも降ったりやんだりを繰り返します。出発のタイミングを見計らっていると、昨日声をかけてくれたおじさんが、またやってきました。出発するかどうか聞いてくるので、ちょっと迷っていると。午後からは雨はやみそうですが、どこまで進めるか。どこで泊まれるか。

そうすると、おじさんは次の道の駅は泊まれるとか、その向こうの道の駅は地元の人がうるさいかもとか、遍路小屋のある場所などを教えてくれました。とりあえず20kmほど先の道の駅は泊まるスペースがあるとのことなので、そこへ行ってから次を決めることに。その先に標高600mほどの峠越えがあるので、進むべきややめるべきか。

雨がやんだタイミングで出発することにします。8時20分頃のスタートです。

内子の町から次の道の駅がある小田までは約20km。登りかなと思っていたら、それほどの坂道はなくて。

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途中、雨が強くなったので、遍路小屋に避難。雨合羽を着るか迷うのですが、蒸れるのが嫌なのでウインドブレーカーで雨を防ぐことに。少し雨が弱まったところで出発。

道の駅には10時頃に到着。さて、こちらの道の駅で作戦を考えます。

まず問題はこの後にある標高600mの真弓峠。11kmほどで400m上ります。峠道を雨が降る中行くのは、スリップだとか視界が悪くなったりするので、ちょっと避けたいところ。

雨雲レーダーを確認したところ、この後特に強く雨が降りそうに無さそう。それなら進んでもよいかと思ったところで、また少し強めの雨が降ってきました。しばらく降りそうなので、それならばちょっと早いですが、腹ごしらえでもしておこうと。

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道の駅の横にうどん屋さんがあったので、こちらでうどんを食べることに。道の駅ではお弁当が売っていたのですが、雨に打たれてからだが冷えているので、温かいものが食べたいなと。

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肉うどんとひしおのおにぎり。小田ではたらいうどんが有名とのことですが、つけ汁で食べるよりは、しっかりした出汁で食べたいなと。うどんは細めで、コシはそれほど強くは無い。細めの麺をつるつるっと食べられるのは、長崎県の五島で食べたうどんに似ているかな。体が温まります。

早めの昼食を終えて、休憩スペースで雨の様子を見ています。雨がやんだので、このタイミングだと出発。

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真弓峠へのチャレンジが始まります。

それほどキツい斜度のところは無くて、そこそこの斜度がずっと続く感じ。七子峠の長いバージョンと言ったところか。歯長峠よりも斜度はキツくありませんでした。思っていたよりはキツくありませんでしたが、汗と雨で服はベトベトです。

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峠の終わりにはトンネルがあり、その手前には遍路小屋がありました。ここで汗を拭き、ウインドブレーカー着用し、下りの準備をします。そして、少し休憩をしていると、雨がまた強く降ってきました。雨の中、峠の下りを走るのはスリップなどが怖いので、こちらで雨がやむまで少し休憩を。雨がやんだところで、出発です。

トンネルを過ぎると、後はひたすら下るのみです。

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峠を下った先でも遍路小屋がありました。こちらの遍路小屋には近くにトイレがあったので、トイレ休憩。汗をかいた後に下りで体が冷えるので、どうしてもトイレに行きたくなってしまいます。この後もほぼ下りが続き、好調に進みます。恐れていた真弓峠をクリアできたので、このまま順調に進めるでは無いかと。

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しばらく進んで道の駅みかわ。

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こちらでも補給。大判焼きとコーヒー。

本日は45番岩屋寺に行って、そこから44番大宝寺へ行く予定です。大宝寺から岩屋寺へ行くと、同じルートを往復するかたちになって面白くないのと、アップダウンがちょっと厳しそう。道の駅みかわから、川沿いに岩屋寺に行くルートのほうが難易度は低い。道の駅みかわからは、川沿いにきつい坂はなくて、わりと楽に岩屋寺へ行けました。

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岩屋寺の駐車場からは、お寺までは徒歩で20分とありました。これは予想外。しかも階段がけっこうキツくって、脚にきます。

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なんとか山門まで来ました。これで終わりかと思ったら、さにあらず。まだまだ階段は続きます。

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なんとか階段を上りきって本堂へ。崖のそばに本堂があります。落石注意の看板も。岩を削って場所を作り、そこにお寺を作った感じです。

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本堂横にははしごがあって、これを登ることが出来ます。実は上ってみたのですが、あまりの怖さに上で写真は撮らずに早々に降りてしまいました。わりと高いところは平気なのですが、今回はびびってしまいました。木のはしごがめっちゃ不安なんですよね。

さて、お参りを終えたのが16時頃。次の44番大宝寺までは、約12km。急げば17時の納経締め切りに間に合うかと考えたりもしたのですが、無理でした。

岩屋寺から大宝寺までは、ちょっとした峠越えがあります。こちらも標高600mほど。岩屋寺があるところが400mほどなので、200mほどの登りです。ここまでそれなりに走ってきているのと、岩屋寺の階段で、私の脚はもう終わってます。

なんとか頑張って上るのですが、なかなか進まず。休憩を繰り返しながら、なんとか登り切ります。

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GPSロガーのデータでは、594m地点からの写真です。この後はトンネルがあって、そこからはひたすら下るのみ。今度は体が冷えてしまって、トイレに行きたくて。頑張って進んで、なんとか道の駅天空の郷さんさんへ。

到着が17時頃。道の駅はちょうど終了するところでした。もちろん大宝寺へは行けておりません。本日はこちらに泊まるとして、テントを張るには時間が早いので、辺りをぶらぶら。もうひとつの宿泊候補・笛ケ滝公園も見に行ったのですが、道の駅の方が安心感がありそう。

なにかご飯を食べられるお店がないかも探したのですが、特になくって。結局、コンビニで夕食のおにぎりを購入して、道の駅のベンチで食べます。時間を見計らってテントを張って、本日は終了です。

本日の走行ルート

本日の走行距離66.51km/累計距離1069.74km

2019年 自転車四国お遍路旅 目次
2019年10月4日スタート、自転車による四国八十八ヵ所お遍路の旅。事前の準備や旅中の日記、帰宅後にまとめた記事など。自転車やオートバイ、徒歩によるお遍路を考えている方の参考になればと思います。