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【四国遍路旅11日目】七子峠を越えて 37番【2019/10/14】

さて、本日は試される峠、七子峠にアタックします。

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旅レポート

道の駅なかとさにて、4時半起床。エンジンかけっぱなしのトラックが停まっていたため、あまりよく寝られず。これも仕方が無いか。

ゆっくりとしてもいられず、朝食を食べ、出発準備を整えます。しかし、辺りはまだ真っ暗。夜明けを待って出発することに。しばらく道の駅のベンチなどで時間を潰します。

朝6時頃になって、明るくなってきたので出発です。

本日はいきなり標高300mの峠越え。過去2回の四国一周でもクリアしているこの峠、それほどキツくはありません。300mを7kmくらいで上っていきます。斜度は緩いし、足を休めるところもあります。

体力落ちを実感している今回の旅、果たしてこの峠を越えられるのか? これを越えられないなら、かなり体力が落ちていて、標高の高いところを行く愛媛では更にキツいということになります。この峠越えが一つの試金石と考えていました。

道の駅なかとさからほぼずっと登りが続きます。斜度はそれほどでもないので、ギアは余裕を残して。七子峠まで○kmという表示があるので、これを見ながら頑張るのみ。

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残り3kmの表示のところで一休み。前回もここで休憩しました。ここまで上った感想は、「これなら行ける」というものでした。今までの上るのを諦めたお寺への坂道は、やはり斜度がキツかったのです。七子峠くらいなら、楽勝とはいわないまでも、すこし休みながらであれば上れます!

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1時間くらいかけて、七子峠に到着です。日本一周の時と同じくらいの時間。それほど体力は落ちていない、この後も行けるんじゃないか、そんな自信を得られました。

本日はあいにくのお天気で峠からの景色は今ひとつ。気温も16度とちょっと肌寒い。日中はもう少し暖かくなる予報ですが、朝晩はめっきり寒くなってきました。自動販売機で温かいコーヒーを買って、一休み。この後はしばらくは下りが続きます。体が冷えないように、ウインドブレーカーを着て、下りのスタートです。

ひたすら下った後は、アップダウンの繰り返しが待っています。道の駅窪川でトイレ休憩を取って、37番岩本寺へ。

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岩本寺は町中にあるお寺。門前には昔ながらの和菓子屋さんや、果物を販売しているお店などがあります。そして、こちらのお寺の本堂の天井がなかなかすごい。

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天井にはたくさんの絵が。全国から公募したもので、575枚の絵が飾られているとのことです。
また、本堂では不動明王の他に、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩が祀られています。こんなのは初めてで、お経を唱えるのもちょっと大変でした。

お参りを終えて、午前9時頃。時間はまだありますが、本日訪れるお寺はこれで終わり。次のお寺は80kmほど先の足摺岬にあります。この後頑張ればいけない距離ではないですが、その手前のキャンプ場に今日は泊まりたくて。

この辺りはアップダウンも激しく、なかなかの体力を消耗していきます。11時くらいに道の駅なぶら土佐佐賀に到着。ちょっとお昼には早いのですが、朝も早かったので、ここで昼食を。

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土佐かつお丼を。鰹のたたきだけでは物足りないので、揚げ物も入っているこちらを。前回日本一周で訪れたときも、これを食べたかな? 色々な味が楽しめて、おいしくいただきました。

食後はもうひたすら走るのみ。本日の目的地は、四万十市の四万十川河川敷にある無料キャンプ場です。今回の旅では、できるだけ無料キャンプ場を訪れたいという目的もありましたので。

ひたすらアップダウンを繰り返して進みます。

本日も途中に歩き遍路さんを追い越しているのですが、お遍路さんを追い越す際は、親指を立てるサインを出して追い越します。自転車で走っているときに、オートバイの人たちが追い越す際に送ってくれるサインです。北海道ではこのサインを送ってくれる人が多くて、とてもうれしかった。自分がやってもらってうれしかったことを、自分もしようと。サインに反応してくれる人もいて、うれしい。

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序盤は山の中ばかりでしたが、後半は海沿いに出てきました。日本一周の時に泊まった道の駅ビオスおおがたで休憩。海沿いに出てきた頃には、天気は良くなっていて、日差しもキツい。ソフトクリームが食べたくなって購入。やはり甘いものはおいしい。

四万十市まではあと10kmくらい。思ったより早く着きそうなので、温泉施設で少しゆっくりすることに。四万十市に入ると、平和な湯という温泉施設が。

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ただ入り口の張り紙にボイラー故障により、露天風呂はやっていないとのこと。神山の温泉施設でも露天風呂には入れなかったし、ついていないなぁと。それでもこちらの温泉施設、ジェットバスの種類が複数あったり、歩行浴が出来たりとなかなか面白い。楽しみながら疲れをとりました。

ここからは四万十市の市街地を走り、キャンプ場に向かいます。キャンプ場の入り口が解りづらくて迷いましたが、無事到着。

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キャンプ場らしきエリアは広いのですが、キャンプ場使用の詳しい説明が見つけられず、どこにテントを張って良いものやら。

一応あたりをチェックして、中央のテーブルがあるエリアにテントを張ることに。デイキャンプをしている人は、車の乗り入れができる木がたくさんあるエリアにテントを張っています。そこからは距離を置きたいなと。

炊事場がないので、洗い物はできなさそう。自炊は諦め、購入していた菓子パンを夕食代わりにして、本日はこれで終了。

本日の走行ルート

本日の走行距離72.83km/累計距離718.24km

2019年 自転車四国お遍路旅 目次
2019年10月4日スタート、自転車による四国八十八ヵ所お遍路の旅。事前の準備や旅中の日記、帰宅後にまとめた記事など。自転車やオートバイ、徒歩によるお遍路を考えている方の参考になればと思います。