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【四国遍路旅09日目】渡船欠航、橋上強風、休足日! 32番【2019/10/12】

さて、本日は強風の中、お遍路を続けようとしたのですが…

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旅レポート

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ネットカフェ・ファンキータイムを午前7時前に出発です。こちらのネットカフェはフリードリンク・ソフトクリーム食べ放題で、値段も快活クラブより安いくらいですが、設備はちょっと昔のネットカフェといったところ。ただ、台風の影響による強風を避けることが出来たので、感謝ではあります。

外に出て感じたのは、風の強さ。常に暴風というわけではないのですが、時折強い風が吹きます。こういうときは、自転車が風にあおられて、バランスを崩しやすいので注意が必要です。できるだけ歩道をゆっくり走って行くことに。雨は降っていないので、進むことは出来ます。

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まず訪れたのは、昨夜時間を潰した公園。こちらに水道があったので、水の補給にきました。自転車を停めて、水を補給をしようとしたとき、突然の暴風。砂は舞い上がり、ゴミかごは倒れます。恐るべき風の力。

これはネットカフェに引き返して、停滞した方が良いかなと思いつつも、とりあえず32番禅師峰寺を目指します。本日の予定では32・33番札所には行きたいと思っていました。

その後、風はそれなりに吹いていましたが、追い風になることが多く快適に走れます。風にあおられないようにとだけ、注意をしていたのですが、公園で受けたような突風はありませんでした。

そして禅師峰寺へは坂道が待っています。今回はできるだけ自転車で上ろうと。本日はうまく廻れても2カ所、それほど走るつもりは無かったので、ちょっと力を使っても良いかなと。

多分ロードバイク乗りにはそれほどの坂では無いかもしれませんが、荷物満載の自転車で体力の無い私には厳しい坂です。今回は押してでも良いから自転車と上ろうと。事前に調べた情報では、それほどの距離は無いことがわかっています。

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途中、少しばかり押しましたが、なんとか駐車場まで到着しました。坂道上った記念で、今回の旅初の記念撮影です。自転車に乗っているときは、こんな感じで白衣を羽織っているだけです。自転車を停めた後、輪袈裟、菅笠をつけてお参りしています。

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仁王門を入ると、境内には岩が目立ちます。

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お参りを済ませ、境内から町の風景を見ます。

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やはり波は高いようです。

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境内にあった不動明王像が、むき出しの岩と相まって格好良い。酉年生まれの守護神なので、不動明王には愛着があります。

納経所にて、次の札所に向かうための渡船が運航されているか聞いてみました。昨日は欠航になっていたとのこと。本日はまだ聞いていないので、聞いてみますと。結果、本日も欠航とのことです。

次の33番雪蹊寺に行くには渡船を使うか、浦戸大橋を渡るかです。渡船が駄目なら、橋を渡るしか無いかと。でも、この橋出来るだけ自転車では使いたくない橋。斜度はあるし歩道も狭く、車の通行も多い、自転車が走るには不向きなのです。

さてどうしたものかと考えます。本日の予定としては、32・33番と廻り、高知競馬場で時間を潰すか、図書館で時間を潰すことを考えていました。台風の影響がある中、それほど走らずに足を休めようと。

時間はどちらで潰すにしろ33番を訪れる予定で、渡船なり橋なりで対岸に渡り、その後はまた戻って渡船場近くの種崎千松公園でテント泊するつもりでした。こちらの公園はキャンプ可の無料公園でゆっくり出来そうです。ただ強風でもあるし、公園でのテント泊が難しそうなら、高知市街地へ行き、またネットカフェ利用を考えていました。

とりあえずは種崎千松公園へ行ってみます。キャンプ場の様子を見て、風を避けられる位置にテントが張れるのかチェックします。

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公園入り口。思っていたより広い公園で、決まったテントサイトは無いようです。入り口の反対側に駐車場があり、その近辺に車の人たちはテントを張っていました。本日は土曜日ですし、台風が過ぎたらキャンプに来る人もいるだろうし、できるだけ静かに過ごせそうなところで、風の影響が無いところを探します。

ちょうど風の影響の受けなさそうな良いところを見つけることが出来たので、ネットカフェを利用しなくても良さそう。これなら安心して進めます。そして浦戸大橋を渡ろうと橋へ向かいます。公園のすぐ横から、橋を渡れるのですが…

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ある程度解っていたことですが、自転車が走行するには、歩道が狭いですし、車道も狭い上、交通量は多いと。それにこの橋は途中斜度がキツイので、これは怖いなと。橋で渡るのは諦めて、渡船は本当に欠航か確かめることに。

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やはり欠航でした。さて、どうしたものか。33番札所には行きたい、けど渡船も橋も無理。それなら自転車をキャンプ場において、歩きで橋を渡るかと。元から戻ってくるつもりでしたし。テントを張るのは盗難などちょっと怖いので、自転車に荷物を積んだ状態でキャンプ場において置けば良いかと。

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テントを張るつもりの場所に、自転車を置いて歩きで33番札所に向かいます。その後は適当に時間を潰して戻ってくるつもりです。

のはずでしたが、なんと橋を歩いて渡ろうと思ったのですが、橋の上がものすごい強風。菅笠が飛ばされそうになり、体も車道に押し出されそうな勢いの風です。車の通行量が多いですから、これは怖い。ということで、もう本日、33番札所に訪れるのを諦めることにしました。

33番札所は渡船で渡ればすぐの位置にあるので、本日訪れておけば、翌日楽になると考えてのことでしたが、無理に渡らなくても良いかと。もうこれは大師様が、本日は休めといっているに違いない。

朝食も食べていなかったし、昼食もかねてとりあえず食料を買って、キャンプ場で食べようと。近くにコンビニがあるので、そちらで食料を調達します。

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コンビニの前にフェアレディZ 300ZXの廃車が。かっこいい。

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大きな根上がり松の下に、テントを張りました。海岸側には石垣があって、北からの風をかなり防いでくれます。

早めの昼食をとって、テントの中でだらだらと過ごすことに。ネットでは関東地方が大変なことになっているようで。そんな情報を見ながら、音楽を聴き、眠くなったら寝ていました。風は時々強く吹くものの、それほど台風の影響は感じず。

時々、辺りを散歩するように見て回ったのですが、天気も良くないですし、何だかなぁとだらだら過ごしました。

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夕方になると、少し晴れ間が出てきました。浦戸大橋がきれいに見えたので写真を一枚。

本日は休足日となりました。明日はまたちょっと厳しい山の上のお寺がありそうなので、頑張らなければなりません。

本日の走行ルート

本日の走行距離17.47km/累計距離565.28km

2019年 自転車四国お遍路旅 目次
2019年10月4日スタート、自転車による四国八十八ヵ所お遍路の旅。事前の準備や旅中の日記、帰宅後にまとめた記事など。自転車やオートバイ、徒歩によるお遍路を考えている方の参考になればと思います。