【おもちゃデジカメ クロニクル 18】機種編 08 タカラ プチショット

さて、今回はおもちゃメーカータカラが放った最後のデジカメ、プチショットの紹介です。

takara petitshot

タカラのおもちゃデジカメ

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おもちゃメーカーとしては、トミーに続き早い時期からおもちゃデジカメを発売したタカラですが、ヒット商品に恵まれることなく終了してしまいました。
ほとんどの商品が10万画素の、いかにもおもちゃといったデジカメだったので、これは致し方なし。

2001年3月に発売されていますが、前年にカシオLV-10とマクセルWS30が販売され、人気を博していただけにあまり売れなかったようです。当時の記事によるとマクセルWS30が1万円前後で売られている中で、12,800円で発売されたようです。

サイズ的には小さく薄型で、10cmの接写可能が売り。縦型のデザインは、当時人気のあったfinePixを参考にしたのかもしれません。個人的には画質もなかなか良いと思うのですが、当時としてはLV-10やWS30に軍配があがったようです。

プチショット仕様

takara petitshot パッケージ

  • 画像素子:35万画素CMOSイメージセンサー
  • 出力解像度と保存可能枚数:高解像度(640×480) 26枚、低解像度(320×240) 107枚
  • メモリ:8MB SDRAM
  • レンズ:F2.6 固定焦点ガラスレンズ(4群4枚)
  • 露出:自動
  • 撮影範囲:マクロ 10~15cm、標準 0.5m~∞
  • 電池寿命:連続使用時 約2時間、スタンバイモード 約1週間画像保存可能
  • サイズ:55×71×25mm(幅×高さ×奥行き)突起部含まず
  • 重量:約70g(電池別)
  • 電源:単4型アルカリ電池×2本
  • 本体カラー:シルバー
  • 付属品:USBケーブル、ネックストラップ、CD-ROM、取扱説明書
  • 製造国:韓国
  • 販売価格:12,800円

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こちらもヤフオクで購入。ネックストラップは欠品していました。

各部紹介

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レンズに関する記載は、パッケージや取扱説明書にはありません。発売当時の情報サイトによると、F値2.6の固定焦点ガラスレンズ(4群4枚)とのこと。焦点距離は不明。レンズまわりにあるレバーで、フォーカスの切り替えをおこないます。モードが切り替わる訳ではなく、レンズが繰り出すことによりピントの位置を変えています。

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STV680チップを使用しているので、操作や液晶表示はche-ez!SPYZやiX-1と同じ。

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ファインダーには撮影範囲がわかるように、枠が表示されています。これはわかりやすい。

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本体上部にはシャッターボタンとストラップ穴。

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本体左側にはパソコン接続用のコネクタと電池カバー。コネクタの形状はUSBミニBコネクタに似ていますが、少し大きさの違う専用コネクタ形状です。

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電池カバーを開けたところ。単4アルカリ乾電池2本使用。電池カバーはスライドさせて引っかける形。プラスチックの爪が割れてしまうと、閉まらなくなるので注意が必要。この辺の作りが、安っぽいです。

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本体右側はグリップになるため、段々がつけられています。

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おもちゃデジカメでは珍しい、韓国製です。

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底面にはシリアルナンバーと注意書き。三脚穴はありません。

パソコン用ソフト

AXIA iX-1と同じように、パソコン用ソフトというよりTWAINドライバーなので、グラフィックソフトから呼び出す必要があります。取扱説明書ではWindows98に標準で入っているイメージングというソフトを利用して取り込むように書かれています。

windows98・98SE、Me対応。NT、2000は非対応。MAC(OS8.6、9.0)はネットでの対応。推奨環境は、CPUがPentium200MHz、メモリ32MB以上、ハードディスク300MB以上の空き容量が必要です。

TWAINドライバーは動作が不安定になりがちなので、こちらのドライバーは試していません。

che-ez!SPYZと同じSTV680チップを使ったカメラなので、「che-ez! manager」で画像を取り込んでいます。

実写画像

すべて高解像度(640×480)モードで撮影、che-ez! managerで取り込み。BMPファイルをJPEGファイルに変換しています。こちらは標準モードでの撮影。

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iX-1と同じ場所で撮影しています。iX-1に比べると、周辺にゆがみがあるのと、ピントがかなり甘くなってます。ファインダーに撮影可能枠があるわりには、フレーミングが決まっていないですね。

次はピントレバーをマクロと標準の中間辺りにセットして、30cmくらいの距離で撮ったもの。

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次はマクロモードで撮影。

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10cmくらいの距離で撮ったもの。近接撮影になると、ファインダーで見たのとズレが大きくなります。

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15cmくらいの距離で撮ると、こんな感じです。

まとめとリンク

以上、タカラのプチショットでした。

周辺部分に歪みやピントの甘さがありますが、横線のノイズなどはなくまぁまぁな画質。フレーミングが難しいですが、マクロモードはそこそこ使えそうです。

撮影時気になったのが、逆光時にシャッターが切れなくなること。露出オーバーの判断と思われますが、che-ez!SPYZやiX-1より撮れないシーンが多かったように思われます。

以下に発売時の情報サイトへのリンクです。

STICK SHOT MX/PETIT SHOT(Ascii.jp 2001.2.8)
スパイ気分の小ささ!! タカラのデジカメ(ケータイ WATCH 2001.3.1)
PETIT SHOT(Ascii.jp 2001.7.25)

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