さて、今回はスーパーカブに取り付けるBOXとして定番の、アイリス箱の取り付け方を考えます。
アイリス箱とは
郵便や新聞の配達に使われるなど、積載能力に優れるスーパーカブですが、標準ではスクーターのような収納がありません。オプションをつけない状態で購入すると、物は載せられますが、しまっておくところが無いわけです。そこでリアボックスを付けようとなるわけです。
純正やバイク用のリアボックスはたくさんの種類が販売されていますが、スーパーカブの定番と言えば、アイリスオーヤマのRVボックスです。いわゆるホムセン箱とも呼ばれる、ホームセンターで販売されているレジャー用に使われるプラスチックス製のボックス。
その中でもアイリスオーヤマの販売するRVボックス鍵付き460は、手頃な大きさに加え、鍵付き、パッキン使用で防水仕様(完全防水では無い)、そのうえ手頃な価格とあって、カブ乗りの絶大な支持を受けています。
そして、あまりにもカブ乗りたちからの評判が良いからなのか、ラベルにはスーパーカブに取り付けた写真が使用されていたりします。
長期ツーリングに出るならちょっと小さいですが、普段使いのボックスとしては問題なし。色もグレー/ダークグレー、グレー/ダークグリーン、型番は違いますが同じ形状でブラック/オレンジの3色から選べます。
私が購入したのは、こちら。
グレー/ダークグレーです。グレー/ダークグリーンだと本体の色と似て非なる色なので、あまり良くないかなと。ブラックは重い印象になるので避けました。ダークグレーだと色としての主張はあまりないので、脇役としてはこの色が良いかなと。蒲鉾みたいなのは、とりあえず気にしないでください。
アイリス箱の派閥?
さて、このアイリス箱ですが、固定方法及び方向について、派閥?があるそうです。こちらの記事が面白いです。
固定方法に関しては、ステー派とベルト派が。方向については開ける方向に合わせて、縦置き前後派、横置き左右派の4派閥が。
詳しくは上記の記事を読んでいただくとして、固定方法としては、私はステー派です。ベルトだと簡単に外せてしまうので、盗難の可能性が怖いのです。これは出先でのことでは無く、普段の駐輪場における盗難です。キャンプ場では、荷物をサイトに運ぶのに、取り外せる方が絶対良いのですが、普段使いを考えると…
取り付けはステーで固定するとして、取り付け方向が問題です。さて、どうしたものか。とりあえずネットで検索してみると、縦置き後ろ開き派と横置き左開き派が多いようです。
アイリス箱の取り付け方向を考える
取り付け方向はそれぞれにメリット、デメリットがあるようなので、実際に置いてみて考えようかと思います。
縦置き後ろ開き
まずは縦置き後ろ開きから。これはアイリス箱のラベルでもこの取り付け方向になってますね。購入時は何も考えていなかったので、この置き方にするつもりでした。
標準のリアキャリアなら、これでも良いと思うのです。しかし、ロングキャリアに変えてある場合は、ちょっと問題が。普段使いでは、それほど問題では無いでしょう。荷物をたくさん載せたい時、リアキャリア後ろ部分に乗せると、ふたが開けられなくなるかも。
それならば、後ろにずらせばどうだろう。
こんな感じにすれば、シートとの間に荷物は載せられるし、開閉も可能です。たくさん荷物を積みたい時は、これが良いかもしれません。
テールライトやウインカーも隠れないので、問題はなさそう。しかし、荷物を積んでいない見た目は、間が抜けている感じはする。
また、キャリアの後ろの方に加重がかかりそう。取り付けているボルトより、後ろに重みがかかるのです。キャリアへの負担的に問題かも。
横置き左開き
これも定番の置き方ですね。これだとキャリアの横方向への飛び出しがないので、収まりは良い。でも、せっかくのロングキャリアの意味が無くなる…
これは右向きも同じで、ちょっともったいない使い方だなと思います。
縦置き前開き
件のサイトでは、「特にメリットが無い」とか、「個体数は少ないので出会ったらラッキー」なんて書かれています。
見た目的に問題も無く、荷物を後ろ部分に積んでも開け閉めは出来そう。
問題はバックル部分が背中に当たりそうなことくらいか。一応メリットとして考えられるのは、ふたを開けるために移動しなくても良いことかなと。
後ろ開きだとわざわざ後ろに回らないとダメですが、これならバイクを降りた位置で、ふたの開け閉めが出来ます。
降りた後ヘルメットを脱いで、それをそのままボックスへという使い方が出来るのでは無いかと。そんな風に考えると、この方向が1番良いのではないかと。
バックルが背中に当たる問題は、少しだけ後ろにずらせば問題は無いかと。
結論
縦置き前開きで取り付けようと思います。いつもそうなのですが、選択すると少数派になってしまいます。わりと理屈っぽく考えての結論ですが、なぜなんだろう。
次回は、実際に取り付けていきたいと思います。