2016年に自転車日本一周したわけですが、今回はその時に食べたローカルグルメ(B級グルメ)で、オススメのベスト3を書きたいと思います。
ただ、全ての中からベスト3にするのは難しいので、麺類・ご飯物・ハンバーガーと
3つの部門別で、ベスト3を発表したいと思います。
麺類部門
ノミネートされたものは、こちらで紹介しています。
ベスト1は味噌カレー牛乳ラーメン。
青森市”札幌館”の味噌カレー牛乳ラーメンです。2位と3位はどちらにするか迷ったのですが、第1位はぶっちぎりで決定です。
実を言いますとこの記事を書くきっかけになったのは、日本一周を終えた後、兄から食べたものの中で一番美味しかったものを聞かれたことです。そこで一番最初に思い浮かんだのが、この味噌カレー牛乳ラーメンなのです。私にとって、日本一周中に食べたものの中で、No.1です。
しかし、名前だけ聞くと大抵の人は、何それと思うかも知れませんし、ひょっとしてゲテモノ系と思われるかもしれません。だけど意外や意外、これが美味しい。味噌ラーメンでもカレーラーメンでもない、その深い味わい。牛乳が入ることによってマイルドさもあり、バターのコクもあるという、奥の深い味なのです。
調べたところ通販でも買えるようですが、ぜひとも青森に訪れて、出来れば”札幌館”で食べていただきたいものです。
ベスト2は豊橋カレーうどん。
愛知県豊橋市”玉川うどん店本店”の、豊橋カレーうどんです。こちらは変化球の一品。
B-1グランプリが有名になってから、地域おこしのためのローカルグルメがたくさん作られました。多くは地元の食材を使っただけの安易なものが多いようですが、こちらはアイデアが面白いのです。
味としては普通のカレーうどんなのですが、うどんを食べ進めると、最後にとろろをかけたご飯が出てくるのです。これをカレー雑炊風に楽しめるという、凝った趣向となっているのです。これは残しがちなカレーのルーを最後まで美味しく食べてもらおうとの思いから、考えられたようです。
これは現地に訪れて食べていただきたい一品です。
ベスト3は、五島うどん。
五島列島福江島”心誠”の、五島うどんです。
つるつるした食感が、たまらないのです。うどんといえば讃岐うどんをイメージし、そのコシの強いシコシコ感が好きなのです。しかし、この五島うどんの麺はそれとは違った食感で美味しいと思った数少ないうどんです。
また、トビウオを使ったあごだしも美味しいのです。これはオススメ。
特別賞は甘口抹茶小倉スパゲティ。
愛知県名古屋市”喫茶マウンテン”の、甘口抹茶小倉スパゲティです。
こちらは正真正銘のゲテモノメニューかも。一応、食べきりましたが味はと言うと…
こういうのはネタ的に面白いかなと。また、SNS映えする食べ物なのかなと思うのです(笑)
ご飯物部門
ノミネートされたものは、こちらで紹介しています。
ベスト1はひつまぶし。
愛知県名古屋市”備長 エスカ店”の、ひつまぶしです。
ちょっとずるいといいますか、超A級ローカルグルメです。ただ、うな重ではなく、ひつまぶしなのです。うなぎとご飯をただ食べるだけなら、うな重やうな丼でも良いわけです。ひつまぶしをオススメするのは、やはりその食べ方です。
1膳目はそのままで、2膳目は薬味をのせて、3膳目はお茶漬け風で。
こちらの説明がわかりやすいです。
五コマでわかる食べ方のキホン ひつまぶし
この3膳目のお茶漬け風でというのが、美味しいのか疑問だったのですが、これが美味しかったのです。かけるのはお茶ではなく、出汁なのでお茶漬けではなく、”お茶漬け風”です。本当に美味しかったです。
ただ、お値段も超A級ででした。この旅で食べた一番高い外食でした。
ベスト2はチキン南蛮。
宮崎県延岡市”おぐら旭ヶ丘店”の、チキン南蛮です。
チキン南蛮は日本各地いたる所で、またコンビニ弁当としても食べることが可能です。こちらの”おぐら”はチキン南蛮に初めてタルタルソースをかけて、提供したお店です。
”おぐら”ではムネ肉とモモ肉が選べるのですが、オーソドックスなムネ肉を選択。衣はふわっとしていて、中はジューシー、しかも、タルタルソースが美味しい。
このタルタルソースは自家製で、かなりこだわりを持って作られているようです。ボリュームもあって食べごたえあり。発祥の地で食べることをおすすめします。
ベスト3はタレカツ丼。
新潟市”とんかつ太郎 ”の、タレカツ丼です。
一般的にカツ丼というと、卵でとじたものを指すことが多いのですが、日本各地にはそうでない所も何ヶ所かあります。ソースカツ丼として、福井県敦賀市や長野県駒ヶ根市が有名です。そして、新潟ではソースでなく醤油ベースのタレをかける、タレカツ丼が一般的。
卵でとじないものとしてはソースカツ丼が有名で混同される事もあり、”とんかつ政ちゃん”というお店の主人が、タレカツ丼と名付けたとのこと。ただ、タレカツ丼の発祥としては、こちらの”とんかつ太郎”とのことです。(参考HP:とんかつ政ちゃん「タレかつの歴史」より)
福井県敦賀市で食べたソースカツ丼も美味しかったのですが、このタレカツ丼のほうが、タレとご飯があっていて美味しいかなと。やはり丼ものは、タレとご飯のマッチングが重要です。
特別賞は豚丼。
北海道帯広市”豚丼のぶたはげ”の、豚丼です。
ベスト3をタレカツ丼とどちらにしようか迷いました。こちらもうなぎの蒲焼を参考に考えだされたというタレと、ご飯が絡み合った時の美味しさが、本当に美味しかったのです。
ボリューム的にタレカツ丼のほうがあったので、こちらを落選としました。ということで特別賞です。
ハンバーガー部門
ノミネートされたのは、こちらで紹介したものです。
ベスト1は、からころバーガー。
熊本県熊本市”村上カラシレンコン店”の、からころバーガーです。
正統派ではなく、変化球の一品ですが、これは本当に美味しかったのです。また、他のところでは食べることの出来ない、からし蓮根コロッケというのもポイントが高いのです。
ご当地ハンバーガーというと、地元の有名食材を挟んだだけのものも多く、今ひとつ美味しいと思えませんでした。具材は美味しいけど、それだけのものが多かったのです。でも、こちらはコロッケにキャベツ、そしてソース、バンズが一体になって美味しいのです。
からし蓮根コロッケはこちらのお店のご主人が、歯が悪くなってからし蓮根を食べたいけど、食べられなくなってしまったというお年寄りの話を聞いて、考案したものだそうです。
そして、ハンバーガーにはオリジナルのバンズを使用。ソースは名古屋のミソカツのタレに似た、2年かけて開発したというニンニク味噌がベース。ただからし蓮根コロッケを挟むだけでなく、一体となって美味しいものにしようと考えられているように思うのです。
(参考HP:霧島酒造株式会社 村上カラシレンコン店 村上範年の「からし蓮根」より)
熊本を訪れた際はぜひ、オススメの一品です。
ベスト2は、米軍ハンバーガー。
北海道稚内市”DINO’S(デノーズ)”の、米軍ハンバーガーです。
直径18cmの巨大ハンバーガーです。まさにアメリカン。バンズのパリパリサクサクした食感とお肉のジューシーさがあわさって、正統派ハンバーガーとしては最高です。稚内を訪れた時はぜひ。
あと、このお店にはもう一つ、名物があります。スラッピージョーという、鉄板焼きで食べるハンバーガーなのですが、こちらも美味しそうでした。ただ、ちょっとボリュームがあり過ぎそうで、注文しなかったのですが、今になって思えば、食べておけばよかったなぁと後悔しているのでした。
ベスト3は、デニムハンバーガー。
岡山県倉敷市”倉敷デニムストリート”の、デニムハンバーガーです。
美味しさだけで言うと、普通なのですが、その見た目のインパクトが絶大です。美味しそうに見えないのです。それが食べてみると、意外と普通に美味しい。そのギャップが面白いので、オススメです。
喫茶マウンテンの甘口抹茶小倉スパゲティと同じで、SNS映えするものかなと思うのです(笑)
特別賞は、ラッキーピエロのハンバーガー全部。
特別賞としてはラッキー-ピエロのハンバーガー全部に贈りたいです。
その中でオススメは函館スノーバーガー。このスノーバーガーは濃厚なソースとジューシーなお肉がからみあって美味しいのです。ラッキーピエロの代名詞と言える、チャイニーズチキンバーガーはちょっと一体感という意味では、落ちるのかなと思うのです。
ただ、どのハンバーガーも間違いなく美味しい。そして、店舗ごとにテーマをもたせた店のつくりになっており、お店の中にいるだけで楽しくなります。
ぜひ、テイクアウトではなく、お店の中でその雰囲気をも味わいながら食べて欲しいハンバーガーです。
まとめ
ジャンルを混ぜてベスト3を決めるのは難しいのですが、自転車日本一周中に食べた中でNo.1は記事中にもあるように青森で食べた、味噌カレー牛乳ラーメンです。
何が美味しかったかなと考えた時に、一番最初に浮かんできました。美味しいというのがまず一番ですが、名前のインパクトや子供舌の私でもわかる深い味わいがその理由です。
今回の記事で取り上げたものは、”喫茶マウンテン”の甘口抹茶小倉スパゲティ以外は、どれもオススメです(笑)
同じ地域の同じ名前の料理でも味が違うので、一応食べたお店の名前も書いておきました。もし、訪れる際は参考にしてください。
ではでは。