【旅日記】酷道308号線・暗峠を歩いてきた!(前編)【2017/11/28】

さて、今回は日本一勾配がキツイ国道と評判の、暗峠を歩いてきた話です。

いずれは自転車で挑戦したいと思っているのですが、日本一周後ほとんど自転車に乗っていない、たるみきった今の体と心肺機能では無理だろうと、今回は下見という名目でハイキング気分で歩きに行きました。

ちょっと長い記事になりそうなので、前後編の2回となります。

私の住む大和郡山市からは暗峠は意外と近く、国道308号線を通り暗峠を越えて枚岡駅まで行くとしても16kmほど。これをすべて歩いても良いかなとも思ったのですが、今ひとつ体力に自信がない。今回は枚岡駅から歩きはじめて暗峠を越え、体力と時間に余裕があれば、自宅まで歩こうと。もし、無理そうなら途中の南生駒駅で切り上げる予定としました。

まずは電車で枚岡駅まで。駅から出るとそこには河内国一之宮枚岡神社が。

神社では本日の無事を祈っていきます。

神社にある、この健脚守が日本地図が描かれていてかっこいい。欲しいと思ったのですが残念ながら品切でいただくことは出来ませんでした。
その代わりに頂いたのがこちら。

ステッカーとお守りがセットになった旅行安全御守と光輝反射御守です。光輝反射御守は自転車の泥よけに貼るのに最適です。

石切神社の光輝反射御守
1月5日に初詣に行ってきました。 東大阪市にある石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)という...

日本一周した自転車ニシキLTには、石切神社の光輝反射御守を貼っておりました。デザインは枚岡神社のもののほうがかっこよいかも。

お参りをすませた後はいよいよ国道308号線に向かいます。出発は午前11時過ぎです。

大鳥居を出て、県道170号線を歩いていきます。

山車をしまっている倉庫らしきものがありました。太鼓台蔵とあります。調べてみたところ太鼓台という山車の一種のようですね。枚岡神社の秋祭りに使われるようです。

しばらく進んで308号線との交差点に到着。

この交差点からは車両は入れないようです。もちろん、徒歩なのでこちらから行きます。

少し入ればこんな坂道が。自転車ならいきなり心を折られますね、これ。コンクリート舗装で地面に丸いのがあるのは、勾配のキツイところの証です。これがずっと続きます。

車両が308号線に入っていくところの交差点には、こんな注意書きもあります。

狭い道ですが、まだ住宅もたくさんあり、車の通行も多いです。

308号線をあらわす標識。八土-54の数字の部分が進むにつれて大きくなっていきます。

まっすぐの坂道って嫌ですね。

所々に斜めの溝があります。特にこの溝が深かったです。奈良側から下ってくる時は、注意が必要です。なんとかしてほしいものです。

長持石前には、休憩所があります。このあたりから民家はなくなり、峠道らしくなってきます。

禊行場の石碑。

さて、八土-100のここからが山場です。この日は11月としては気温も高く、結構な汗もかいたので、ここで一休み。ここまでそれなりの上りが続き、下る部分はほとんどありませんでした。自転車で登るなら、ここまででもかなり厳しいかなと思うのでありました。

ちなみに道路脇にはグーグルマップで謎の石碑群と書かれている場所があります。色々な神の名が彫られた石碑が並んでます。大きいものは別にして、小さいものは旅の途中で亡くなった人とかの碑だったのかなとか思ったりします。しばらくして、出発です。

まだまだ坂は続きます。

ついに来ました。ここを曲がれば待っているのは…

ここが最大勾配31%のカーブです。でも、自転車で走る場合は外側を回れば、そこまで急ではないです。

上から振り返るとこんな感じ。タイヤ痕がすごいですね。自転車でくだるとこれは怖そう。ここが終わればもうあとは楽勝と思っていたのですが、さにあらず。勾配は緩やかになるのですが、登り坂は続きます。

途中、弘法の水がありました。水質調査の結果、生水はNGとのことです。

狭いほうが国道というトラップを越えて進みます。このあたりから、民家が現れます。峠は近い。

でも、登り坂は続きます(笑)

地蔵堂をすぎると、

ついに石畳の道です。

ついに奈良県との県境に到着です。

反対側には大阪府の表示があります。

暗峠の石碑があります。しかし、これが写真に撮りにくい。昔ながらのものなのでしょうが、もうちょっと撮影スポット的なものがあれば良いのにと思う。インスタ映えを狙ってほしいものです。

到着したのが12時20分くらい。1時間ちょっとの登りでした。そして峠の茶屋でちょっと休憩。

野菜カレーが有名なようですが、そこまで食欲がなかったので、あべかわ餅を。温かいお茶が美味しい。昔の人も峠を登り終えた、このお茶屋で一服していたのだろうなぁなどと思いながら。

登ったからにはあとは下りが待つだけなのですが、ちょっと寄り道をしていこうと思います。
後編に続く。