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【インプレッション】自転車日本一周 装備1 自転車【総点検】

さて、今回からは自転車日本一周装備の実際に使ってみた感想を書いていこうと思います。

第1回目は自転車編です。

こちらが日本一周を終えた直後の自転車です。未だ掃除もせずに、保管しております。出発前の紹介記事はこちらです。

90年代のオールドマウンテンバイクにドロップハンドルを付けたもの、と考えていただいてよいかと思います。鉄のフレームで乗り心地は良くて、特長であるフレックスステイは坂道を登る時はボヨンボヨンと後ろから押し上げてくれるような感じがしました。

古い自転車で、今はもう手にはいらないので、同じものをオススメすることはは出来ません。
ただ、他の自転車日本一周の人と違う自転車を考えている方には、こういう選択肢もあるということです。中古で古いマウンテンバイクを手に入れ、パーツは自分の好みでセレクト、出来ないところは自転車屋さんの力を借りつつ、出来る限りは自分で組み上げる。自分だけの自転車、まさしく”相棒”です。

そんな90年代のフレーム、コンポの自転車ですが、大きなトラブルもなく旅を終えることが出来ました。この時代のフレームやコンポは頑丈に作られていたのでしょう。20年以上たっても、実用に耐えられたということです。

それでは各パーツごとに見ていきたいと思います。掃除していないので、汚くて申し訳ないですが、実際に使うとこんな風に汚れるということで。

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フロントギアまわり

自転車日本一周用自転車の整備

クランク シマノ DEORE DX FC-MT60 170mm
スプロケット スギノ 46T-36T-24T
フロントディレイラー シマノ DEORE DX FD-M650
ボトムブラケット RPM BB-7420 軸長126mm

問題なく使うことが出来ました。スプロケットはインナーが24Tとしたことで、結構な斜度があってもなんとか踏むことが出来ました。今、市販されているツーリング自転車のフロントは48T-38T-28Tが一般的で、それに比べたら、かなり貧脚仕様ということです。

フロントディレイラー本体に関しては、問題はなかったのですが、最初に訪れた四国では、BB側へのチェーン落ちが頻発しました。四国から戻った時点で、自転車屋さんに相談に行き、ボトムブラケットの交換とチェーンフォールプロテクターを付けました。

その時の記事はこちらです。

その後八戸で、ボトムブラケットを交換した時に、チェーンフォールプロテクターの取り付け位置を変更しました。

最初に取り付けた位置です。

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こちらが八戸で取り付けた位置です。

最初に取り付けてもらった位置でも大丈夫だったのですが、万が一クランクとボトムブラケットの間にハマると取りにくいだろうということで、この位置になりました。これはポンプペグがあるために、一番良い位置に取り付けができないため起きたことです。自転車屋さんによって、考え方が違うこともあるようです。

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そして、ボトムブラケットは旅中に一番交換した交換したパーツということになります。2回交換しています。

出発時点では、「RPM BB-7420 軸長126mm」でしたが、四国から帰ってきて「シマノ BB-UN54 軸長113mm」に交換。これはチェーンが落ちるので、軸長を短くするための交換でした。

そして、八戸で「シマノ BB-UN72 軸長122mm」に交換。この交換は左側のワンが割れ、異音が発生したためです。ワンの交換だけでも良かったのですが、走行距離的なことも考えてボトムブラケット自体交換しました。

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2016年の自転車日本一周ブログで、ボトムブラケットを交換している人が何人かいました。皆さん大体1万キロを超えたくらいで、異音が発生して交換しているようでした。ボトムブラケットが壊れて、クランクが回せなくなることもありますので、異音が発生する前に、1万キロくらいで交換するようにしたほうが良さそうです。

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ペダル シマノ DEORE DX PD-M650

ペダルも特に問題はありませんでした。

ただ、四国から戻ってきて、自作ハーフクリップを付けました。これは香川県の琴弾公園東屋で一緒にテントを張った、お遍路サイクリストの島さんに、ペダルはSPDにするかトゥークリップをつけたほうが、楽だよと勧められたからです。

足を固定することに不安があったので、トゥークリップまではいらないかなと思い、ハーフクリップを付けたのですが、これは正解でした。SPDやトゥークリップのように、固定していないので引き足は使えませんが、ペダルを踏む位置が固定できるので、漕ぎやすくなりました。

また、止まった時、ペダルの位置を変えるため下から上に持ってくるのに、つま先を引っ掛けて戻せるというのが便利でした。日本一周後にハーフクリップの付けていない自転車に乗ったのですが、漕ぎにくいと感じるくらい、ないと不便に感じるようになってました。ハーフクリップをとりあえず付けるのがオススメです。気にいらなければ、外せばよいだけです。

リアギアまわり、チェーン

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リアディレイラー シマノ DEORE DX RD-M650-SGS
カセットスプロケット シマノ CS-HG70 12-28t(7s)
チェーン CN-HG40

リアディレイラーは東日本編の最後、紀伊半島あたりで、6・7段に入らなくなりました。家について確認したところ、油切れのためかバネが動かなくなったためでした。パーツクリーナーで洗浄後、油をさすことで、問題なく動くようになりました。

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カセットスプロケットとチェーンは東京の狸サイクルにて交換していただきました。

カセットスプロケットはシマノ製ですが型番不明の13-30t(7s)のものに。本当は14-32tにしたいと思っていたのですが、狸サイクルにはなかったので13-30tにしました。

何故歯数を変えたかというと、まずフロントアウターx12tをほとんど使わなかったからです。ちなみに最初の12-28tは12_14_16_18_21_24_28という構成です。なので、12tをなくして、14_16_18_21_24_28_32としたかったわけです。トップ側をなくして、ロー側をさらに増やす作戦です。

これは東京以降の伊豆半島や紀伊半島を想定して、更に軽く踏めるように考えてのことです。でも残念なことになかったので、13-30tに。

13-30tは13_15_17_20_23_26_30という構成です。すべての段で、今までの歯数と違うのでした。これは、ちょっと当初戸惑いました。今までの段数の感覚とやはり違うのです。ちょっと重かったり、ちょっと軽すぎたり。もちろん慣れてしまえば、問題はないのですが、失敗だったかなと思いました。

旅の途中で歯数を変えるときは、今までと同じ歯数を含んだものに交換したほうが良いです。後から考えたら当然といえば当然のことだなと思うのですが、その時はとりあえず30tがあるといいなと安易に考えていました。勉強になりました。

チェーンはシマノの同じものです。

ブレーキ、ハンドル周り

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ブレーキ(前/後) シマノ BR-R550(カンチブレーキ)

ブレーキはカンチブレーキで、ロードバイクのキャリパーブレーキよりは、効きが悪いと言われています。BR-R550は、カンチブレーキの中では効きが良い方と言われています。

実際のところ、比べてみたことがないのでよくわからないですが。それほどスピードは出さないので、急な下り坂以外では、全く問題はありませんでした。なお、急な下り坂では上から握るだけでは効かないので、下ハンを持って全力でブレーキレバーを握ってました。

ブレーキシューは東日本編が終わったあと、10654kmの時点で交換しました。BR-R550のブレーキシューには、S70C・M70R2・M70CT4の3種類、そしてそれぞれにシビアコンディション用があるので計6種類のものが販売されています。

シビアコンディションがどういう意味なのか定義がよくわからないのですが、とりあえず厚みが+1mmあるようです。

それでネットで調べたところ、S70Cはドライ用で、高い制動力があり、音鳴りが発生しにくいがウェットではシューの摩耗量が大きい。M70R2はレース用で、ドライ、ウエット共に高い制動力を発揮し、且つ耐摩耗性も高いが音鳴りが発生しやすい。M70CT4はウェット用で、M70R2に比べウェット時の制動力は劣るが、リムの消耗や音鳴りが少ない。

以上のような傾向があるらしいです。私が使っていたのは、S70Cシビアコンディション用です。雨では摩耗量が大きいとのことですが、それでも1万キロは持ったということですね。

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ブレーキレバー ダイアコンペ ツーリング用 詳細不明

ブレーキレバーは最初の構想から変更して、自転車を買った時についていたダイアコンペの昔のツーリング用を使用。ケーブルが上出しになっていたほうが、ケーブルが切れた時の取替が簡単と思ったからです。ただ、ブレーキケーブルが切れることはありませんでした。

そして自転車メンテナンス時にタイヤを外すため、自転車を逆さまにするのですが、その時にブレーキケーブルをレバーから抜く必要があり、それが手間というか、大変でした。メリットよりデメリットのほうが大きかった気がします。

東日本編の後、奈良の西大寺にある自転車工房デルフトさんで、ブレーキの調整をしていただいたのですが、その時に、今のブレーキケーブルは丈夫なので、ほとんど切れないと聞きました。それでケーブルの交換もお願いしようと思っていたのですが、結局交換はしませんでした。

ケーブルは上出しにする必要はなかったと今では思っています。ケーブルがでていると邪魔ですし。今度組むなら、ハンドルバーにケーブルを這わすタイプを選びます。

あと、ブレーキケーブルは使っていると伸びてくることがあるので、シューの減りの対応も含めて、アジャスターボルトで調整しておりました。

それともうひとつ。写真を見ていただければわかるように、ブラケットカバーが裂けてきました。昔のレバーに現行機種用のカバーを付けたので、あっていなかったのかなと。ビニールテープを巻いて、それ以上裂けないようにしようとしたのですが、テープがどうしてもずれてきてしまい、結局はテープは外し、そのまま利用していました。

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バーエンドキャップ ニットー EC-01 レッド
バーテープ フジトシ 牛革製テープ ブラック

バーエンドキャップは差し込むだけでなく、ボルトで締めるタイプでしたので、落ちることはありませんでした。

バーテープはパターンがなくなっていたり、擦れて傷がついていたりしますが、それほどボロボロにはなりませんでした。結局、交換することはありませんでした。革製はやはり丈夫です。ただ、バーエンド部分から外れてきたので、ビニールテープを巻くことで、外れないようにしました。

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サイクルコンピュータ キャットアイ CC-VT100W
GPSロガー CanMore スポーツガイドメイト GP101

サイコンに関しては、私はもう一つCC-VT210Wという低価格モデルを持っているのですが、二酸化炭素量とか、カロリーとか余計な表示が多いのです。そして積算距離入力ができないという、大きな問題がありました。

これは電池を交換する時に、距離を引き継げないということです。せっかく積み上げてきた距離が、電池交換で0からになってしまうのが、どうしても嫌で、別の低価格モデルを探したのでした。

そこで見つけたのがCC-VT100Wです。これは、走行速度、最高速、走行距離、積算距離、そして時刻の5機能のみと、非常にシンプルなものですが、積算距離入力は可能でした。

本当はあと平均速度くらいは欲しいなとは思ったのですが、シンプルで低価格なもので、良さそうなのはこれしかありませんでした。でも、本当に必要最低限の機能しかないというのが、切り替えも楽ですし、逆に良かったかなと。

結果としては、電池交換することなく、無事15213kmを刻んでくれました。VT100WもVT210Wも、今は生産終了になっています。VT210Wの後継モデルCC-VT235Wは積算距離入力も出来るようになり、バックライトもつき、それでいてお手頃価格です。これからシンプルなサイコンを購入しようという方には、オススメです。

GPSロガーも大活躍してくれました。四十七歳の地図ということで、このロガーで取った軌跡をつなげて、地図を完成させるのが一つの目的でもありました。途中、苫小牧あたりで土砂降りにあい、データが転送できなくなることがありました。完全に出来ないわけではなかったので、なんとかなりましたが、転送が失敗することが多くなり、雨で壊れてしまったのかと。

それで、同じモデルをアマゾンで購入して、函館で受け取りました。新しいものを使う前に、ケーブルだけ取り替えて使ってみると、なんと問題なく利用できました。本体が壊れたわけではなく、ケーブルがだめになっていてのです。

というわけで新しく買った本体は使うこともなく、万が一の時の予備として、旅を終えました。なお、こちらのロガーはデータを吸い上げるために、専用ソフトを使わなければなりません。専用ソフトで吸い上げ、ルートラボにアップして、ブログに貼り付けるというなかなかに面倒くさい作業でした。オススメは出来ないです。

サドル

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サドル ブルックス B17 STANDARD

革製のサドルは最初の頃はお尻が痛かったです。パッド付きのパンツを履いていてもです。ただ、これは慣れてくると平気になってきました。四国一周を終えた頃には、もう慣れていたような気がします。後半戦はパッド付きパンツはやめて、普通のパンツを履いていました。それでも、全然問題はありませんでした。

最初の頃は革用の油を丁寧に塗っていたのですが、途中からはそれもせず、ほったらかしで、雨にぬれてもそのままでした。私のお尻に合わせてかなり変形し、見た目は悪いですが乗り心地は良いです。

シフトレバー

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シフトレバー シマノ 600 SL-6400(7s)

こちらはなんの問題もなく。シフトケーブルも切れることなく、無事終えることが出来ました。ただ、沢山の荷物を積んでいる状況で、シフトチェンジのために片手運転になるというのは、ちょっと危ないかなと思うことがありました。

特に、トンネルの狭い歩道を走っている時は暗くて平衡感覚が取りにくくなるので、ギアチェンジの時にふらつくことがあり、車道に落ちないか不安になることもありました。Wレバーは昔からのスタイルで、慣れれば問題ないと思っていたのですが、デュアルコントロールレバーがある現在は、そちらのほうが良いかなと思いました。

ライト

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ダイナモライト マルゼン マグボーイ MLA-8S
リアライト キャットアイ TL-SLR100

ライトもなんの問題も発生せず、終えることが出来ました。

ただ、フロントのダイナモライトは街灯のない真っ暗な道や、照明のないトンネルでは、光量が足りませんでした。しかし電池切れの不安はありませんし、トンネルに入る時に簡単に、ON/OFF出来るのは、便利です。

フロントバーバッグを付けるとどうしても、LEDライトを付ける位置がなくなります。フロントキャリアに付けるとしても、スイッチが入れにくかったりもしますので、このダイナモライトを付けるというのは、個人的にはオススメです。

リアライトは周囲の明るさと振動を感知して、点滅してくれるすぐれものです。暗いところで振動があると、点滅してくれるのです。これはトンネルに入る時に、スイッチを入れたりする必要はなく、非常に便利です。

電池が切れることもなく、懸念していた過充電でダメになることもありませんでした。これもオススメです。リアフェンダーに取り付けるモデルだけでなくて、シートステイに取り付けるモデルもあるので、フェンダーのない自転車でも利用可能です。

スタンド

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スタンド アキワールド オープンダブルスタンド SD-MS-002

こちらも問題は発生せず。基本的には、自転車を止める時は壁に立てかけるので、使いませんでした。主に記念写真を撮る時に、使用しておりました。

ちなみに記念写真を撮る時は、スタンドを使って立てるのですが、フロントが浮いてしまうため、ハンドルが横を向いてしまいます。これを防ぐために私はフロントタイヤの下に、そのあたりに転がっている、ちょっと大きめの石を挟んでおりました。こうすることでハンドルが横に向いてしまうのを防ぐことが出来るのです。

それほど使用頻度が多くなかったせいか、それとも頑丈なのか、黒い樹脂の部分に割れや磨耗による不具合はありませんでした。また、ケーブルが干渉するために、台座を削ったのですが、それによる不具合もありませんでした。

ポンプ、ボトルケージ

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フレームポンプ ブリヂストン PM-SP081
ボトルケージ トピーク モジュラーケージ II

これらも特に問題は発生せず。フレームポンプはしっかりと押すことが出来、かつ空気圧計もついているので使いやすかったです。サイズとしては少し大きいですが、写真のようにダウンチューブに取り付ければ、それほど邪魔になることはありません。

ボトルケージに関しては、自転車用のボトルは使わずペットボトルばかり使用しておりました。ボタンを押しながらスライドしてフィットさせることが出来るので、900mlや500mlのペットボトルをこれ一つで使えるので、便利でした。

タイヤ、ハブ、リム、スポーク

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フロントハブ シマノ DEORE LX DH-T675シルバー
リアハブ シマノ DEORE DX FH-M650
リム(前/後) アラヤ VP-20 36H
タイヤ(前/後) シュワルベ マラソン 26X1.5
スポーク 詳細不明 14G

タイヤは15,000kmなんとか持ってくれました。最後の方は斜度のきつい坂道で、路面が濡れている場合、ペダルを踏み込むと、リアタイヤがスリップするということもありました。なんとかだましだまし持たせた感じもします。本当は交換したほうが良かったかも。

スポークも予備を持って出発したのですが、一度も折れることもなく。また、ホイールのフレも最後までありませんでした。これは信頼のおけるお店で手組していただいたからかなと思ってます。

フロントハブに関しては、鹿児島で変な振動が出るようになって、ハブがだめになったと思ったことがありました。ハブの回転がゴリゴリだったので、これはダメだと思ったのですが、自転車屋さんで見てもらったところ問題なし。

自転車屋さんで見てもらった後、タイヤを自転車にセットする時に、キャリアのネジが緩んでいたので、増し締めしました。その後同じ症状はでなかったので、このキャリアのネジが緩んでいたことが、原因かもしれません。それでもあれはキャリアの振動じゃないような気がしています。

リアハブやリムには、問題はありませんでした。

キャリア

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フェンダー SKS クロモプラスチック フェンダー
フロントキャリア ミノウラ MT-3500SFブラック
リアキャリア トピーク スーパーツーリスト チューブラーラック

フェンダー、リアキャリアは問題なく。

フロントキャリアがこの旅最大のネックでした。まさかこんなに簡単に壊れるとは思っていませんでした。気がついたのは6678.8kmの時点です。半分持たなかったことになります。

結局、函館のゲストハウス自遊旅の毛利さんに修理していただき、更に狸サイクルで補強していただきました。これでなんとか最後まで交換することなく使えました。

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フロントキャリアは選択肢が少なくて、取付可能かどうかもわかりにくいので、難しいところです。信頼性で言えば、ニットーやチューブスを選ぶしかないのですが、いかんせん値段が高くて。

あと私の場合、ニットーのものを使うとランドナーっぽくなるので、使いたくないという、偏った理由もありました。アメリカンなツーリング車にしたかったのです。

また、このフロントキャリアとオルトリーブのフロントサイドバッグが相性が悪いようで、取り付けてもうまく固定が出来ませんでした。具体的に言うと、バッグの下のレールがキャリアの棒に当たるのです。キャリアの中にレールが収まるか、両端がキャリアの棒に当たればよいのですが、片方だけが当たるため、ぐらつくのです。

取り付け方を色々変えてみたりしたのですが、この固定できないというのが、振動を発生させることになり、破損に繋がったのかもしれません。

もうこのフロントキャリアは生産中止になっているようなので、使われる方はいないと思いますが、オススメしません。

ReeCharge Power Pack

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モバイルバッテリー バイオロジック ReeCharge Power Pack

2・3年前だと、非常に興味を持ってくれる方がいたであろう、バイオロジックのバッテリーです。ハブダイナモで発電した電気を、充電する装置です。充電容量が1600mAhと、今現在売られているモバイルバッテリーに比べ、非常に少ないのです。

これを購入した頃は、モバイルバッテリーがこれほど安くなるとは思わなかったです。でも、走れば充電出来るので、便利だろうとは思っていたのですが、それがなかなか便利ではなくて。

充電するにはボタンを押してスイッチを入れなければならないのですが、これが何故かうまく入らないのです。スイッチを押すとランプがつくのですが、これもわかりづらくって。いろいろ試した結果、発電されている状態(走行している状態)で、充電ボタンを押さなければならないようでした。

通常100kmくらい走れば満充電になっていたのですが、坂道が多い時などは満充電にはなっていませんでした。多分、走行速度によっては、充電されないのかなと。1600mAhと言うのは、スマホの充電には全く足りません。私の場合はGPSロガーとipodの充電に使ってました。

これを利用するために、ハブダイナモにする必要もありますし、これ自体が1万円ほどしますので、コストパフォーマンスで言うと、かなり悪いです。今現在は大容量モバイルバッテリーが安く売られていますので、それを複数買うほうが良いかと思います。充電するポイントはネットカフェや、マクドナルドなど以外にも、2・3年前に比べると、増えておるかと思いますので、その時に一気に充電してしまえばよいのです。

あとは「リーチャージ ダイナモキット with Micro-USBケーブル」というのがあるので、それを使えば普通のモバイルバッテリーに充電することが出来るかもしれません。ただし、実際にうまくいくか、一日の走行でどれくらいの充電が出来るかはわかりませんが。

とりあえず、コストパフォーマンス的におすすめできません。もし、充電ポイントがないところを走行することが多いようでしたら、ソーラーチャージャーがオススメです。

値段的にも安くなっていますし、後ろの荷物の上にぶら下げておけば充電してくれます。天候に左右されるので、万能ではありませんが、大容量モバイルバッテリーと組み合わせれば、結構電気をため込めると思います。ソーラーチャージャーに関しては電子機器編で書く予定です。

以上です。

これから自転車日本一周に旅立つ人の参考になれば、幸いです。