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【自転車日本一周の準備 5】日本一周用のバッグと積み方【自転車日本一周のためのガイド 9】

もし、あなたがある日、自転車で日本一周をしてみたいと思ったとしたら、どのように進めていけば良いのでしょうか? この【自転車日本一周のためのガイド 】では、過去に自転車日本一周をおこなったサイト管理人が、改めて計画の進め方や準備するものを解説していきます。

第9回目は日本一周用のバッグと、その積み方について考えます。

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準備 5 自転車への荷物の積み方

【自転車日本一周の準備 4】日本一周に持って行くもの【自転車日本一周のためのガイド 8】で紹介したように、日本一周に持っていく荷物はかなりの量になります。日常生活に必要な、衣・食・住を自転車に積むわけですから当然です。これをいかにして自転車に積むかです。

自転車日本一周のスタイルは、ある程度完成されております。防水素材の進化によるバッグの変化はありますが、キャリアを付け、荷物を付けていく形は昔から、ほぼ変わりはありません。大まかに分けると、フル積載かフロントサイドバッグの無いスタイルになります。

先人たちのスタイルからどのようなバッグが使われ、どのように積まれているのかを見ていきます。

フル積載

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自転車日本一周でよく見かける、昔ながらのスタイルといって良いでしょう。自転車はツーリング自転車やクロスバイクなど、前後にキャリアを取り付けられるものを使います。前後サイドバッグ、フロントバッグ(ハンドルバーバッグ)、後ろの荷台にもたくさんの荷物といったスタイルです。

荷台にはテントや寝袋などを直接ゴム紐などでくくりつけていることが多かったようですが、最近では防水のドラムバッグに入れたり、ホムセン箱とも呼ばれる、ホームセンターで販売されているレジャー用に使われるプラスチックス製のボックスを取り付けていることが多いようです。直接くくりつけるより、キャンプ場での持ち運びが便利、雨で濡れるのを防ぐことが出来るなどのメリットがあります。

場合によっては、フロントバッグが無かったり、サドルバッグが無かったりもします。またフロントキャリアに、より容量の大きいリアサイドバッグを付ける人もいます。

積む時の注意点としては、左右の重さが同じくらいになるようにすること。片方ばかりが重くなると常にバランスをとり続けることになります。中に入れる荷物の配分が重要になってきます。

それぞれのバッグについてみていきます。

フロントバッグ(ハンドルバーバッグ)

自転車にまたがったまま荷物の出し入れが出来るので、あると便利なバッグです。写真を撮りたい時にすぐに取り出せるよう、カメラなどを入れている人も多いです。

少し前のSTIレバーでは、シフトケーブルが横に飛び出す形のものがあったので、フロントバッグが取り付けにくい場合もありました。最近のSTIレバーでは問題なく取り付けられます。

現在よく使われているメーカーは、オルトリーブ、トピーク、オーストリッチ、モンベルのものなどです。それぞれの特徴を見ていきます。

オルトリーブ

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現在、自転車日本一周勢から多大なる支持を集めるのが、オルトリーブのバッグです。なんといっても防水性能が売りです。よく利用されているのは、アルティメイト6シリーズ。

アルティメイト6には、クラシック・プラス・プロの3種類があり、クラシックとプラスには5L・7L・8.5Lのサイズが、プロは7Lサイズがラインナップされております。

売りである防水性能以外にも、マグネット式開閉、盗難防止用の鍵がついているなど、非常に使いやすいものになっています。なお、自転車日本一周でよく使われるのは、クラシックの7Lもしくは8.5Lのものです。5Lのものは開閉方式がマグネット式で無かったり、容量が小さいのであまり使われていません。プラスもサイドポケットがあるくらいで、それほど利便性は変わりません。プロも値段が高いわりには、それほどメリットがあるように思えません。クラシックで充分だと思います。

欠点としては、中にクッションなどが無いことです。カメラなどを入れる場合は、別にクッションを購入する必要があります。

注意しなければならないのが、以前は自転車に取り付けるアタッチメントが同梱されていたのですが、現在は別売となっていること。また、カーボン製ハンドルバーへの取り付けはできません。

ハンドルバーバッグ|ORTLIEB(オルトリーブ)|PR International
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トピーク

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こちらも自転車日本一周で利用されることが多い、トピークのフロントバッグ、ツアーガイドハンドルバーバッグです。

無印とDXがあり、無印は5L、DXは7.7Lの容量。オルトリーブのものと違い、中は厚手のクッションになっていて、カメラを持ち運ぶ人などはトピークのものを選ぶ人が多いようです。また、上面に取り外しの出来るマップケースが付属して、そこにスマホやタブレットを入れることも可能です。

ただ、防水性が無いこと(レインカバーは付属)、開閉がジッパー式で若干不便なことなど、オルトリーブのものに比べ、使い勝手が劣るように思います。

現在、トピークから防水機能を持った、ハンドルバードライバッグというのも販売されています。防水バッグでは一般的な開口部をロールしてサイドで留めるタイプなので、頻繁にものを出し入れするのには向いてなさそうです。

オーストリッチ

オーストリッチといえば、昔ながらの帆布のフロントバッグ F-106です。

ランドナースタイルにこだわる方が利用しているイメージで、容量10L以上と大きいのが特徴。ただしハンドルにベルトで固定するので、オルトリーブやトピークのもののように、ワンタッチでの取り外しは出来ません。また、底面を支えるキャリアが必要となります。

防水性が無いこと、蓋を開けるのにベルトを外さないと駄目なこと、奥から手前に開けることなど、使い勝手の面では疑問です。

http://www.ostrich-az.com/catalog/index.html

ホームページは現在準備中の項目が多くてあまり参考なりませんが、商品の詳しい内容はカタログをダウンロードして確認できます。F-106以外にも、たくさんの種類のフロントバッグがあります。

モンベル

日本のアウトドアブランドの雄、モンベルも自転車用のバッグを多数販売しております。フロントバッグは2種類、ツーリングフロントバッグ 9とドライフロントバッグ 8があります。容量はその数字が示すように、9Lと8Lです。どちらも装着には別売の「フロントバッグマウント」と「フロントバッグフレーム」が必要になります。

特別にこれといった特徴は無いのですが、手頃なお値段でそれなりの性能にまとめているのは、さすがモンベルといったところ。ただ、ドライフロントバッグ8は、トピークのハンドルバードライバッグと同じく、開口部をロールしてサイドで留めるタイプなので、頻繁にものを出し入れするのには向いてなさそうです。

【モンベル】ツーリング フロントバッグ 9
ハンドルバーへの着脱はワンタッチで行え、自転車を離れるときには付属のストラップを用いてショルダーバッグとして使用することが可能。本体荷室と上部のマップケースの開口部はライダー側に設け、内部にはバッグの形状を安定させるパッドを使用しています。夜間、車のライトを反射して光るマークが視認性を向上。専用のレインカバーが付属しま...
【モンベル】ドライ フロントバッグ 8
ウェルディング加工を施すことで極めて高い防水性を実現したフロントバッグです。「フロントバッグ マウント」と「フロントバッグ フレーム」を用いて、ハンドルバーの前方にワンタッチで着脱可能。自転車を離れる際には、付属のベルトを使用してショルダーバッグとして持ち運ぶことができます。天頂部にはベルクロで取り外し可能なマップケー...

サイドバッグ

日本一周時のバッグのメインはなんといってもサイドバッグ。衣服に調理道具、趣味の道具など諸々これに詰め込みます。

自転車日本一周勢には、フロント・リアともにサイドバッグはオルトリーブが定番。オーストリッチやモンベルもありますが、最近はオルトリーブをコピーした比較的低価格な商品があり、それらが注目といったところでしょう。

防水性能について、ここに挙げるメーカーでは、オルトリーブのみIP表記で防水性能を謳っております。その他のメーカーでは、防水性能が高いと謳っていても、IP表記はありません。

オルトリーブ

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その防水性の高さ(IP64)や過去の実績から、自転車日本一周勢には定番のオルトリーブのサイドバッグ。ラインナップは多彩です。

フロント用は以前はフロントローラーの名前でしたが、現在はスポーツローラーの名前になり、容量はペアで25L。基本となるクラシック(ペアで1590g)、環境に優しいPVCフリー素材を使用した軽さが魅力のプラス(1440g)、反射素材を利用したHV(ハイビジビリティ、ペアで1440g)、バイクパッキングシリーズのグラベルパック(ショルダーストラップなし、ペアで1160g)の4種類があります。

また、なぜか日本の代理店ではラインナップされていませんが、シティ(ショルダーストラップなし、ペアで1210g)というモデルが本国のサイトではあります(並行輸入はされています)。こちらの自転車へ取り付けるシステムが、QL1.0という古いもので、過去の自転車日本一周で壊れたのを見たことがあります。若干、信頼性が劣ると思っていた方が良いと思います。

リア用はバックローラーの名前で、多彩なラインナップがあります。基本容量はペアで40L。基本となるクラシック(ペアで1900g)、環境に優しいPVCフリー素材を使用した軽さが魅力のプラス(1680g)、反射素材を利用したHV(ハイビジビリティ、ペア販売無し、20L/840g)、側面にイラストの入ったデザイン(ペア販売無し、20L/840g)、背面がフラットなQL3.1システムを搭載したアーバン(ペア販売無し、20L/900g)や。さらに大容量モデルのバックローラープロクラシック(ペアで70L、メッシュポケット8L、2400g)もあります。

また、スポーツローラーと同じく、シティ(ショルダーストラップなし、ペアで1520g)というモデルが本国のサイトではあります(並行輸入はされています)。これ以外にもスポーツパッカーシリーズ(ペアで30L)、ヴェロショッパーシリーズ(シングルで18L)などもありますが、容量でバックローラーに劣るので、あまりメリットはありません。

バイシクルバッグ|ORTLIEB(オルトリーブ)|PR International
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なお、キャリアに取り付ける場合、パイプの太さは16mmまで。アダプターで8,10,12mmに対応します。

オーストリッチ

オーストリッチからも多彩なサイドバッグ、パニアバッグが販売されております。こちらもやはり帆布を使ったDLX サイドバッグがランドナー(キャンピング)スタイルの人には人気でしょうか。それ以外にも多彩なラインナップですが、完全防水モデルはありません。

取り外しもオルトリーブのようにワンタッチでないので、利便性は劣るかなといったところです。

http://www.ostrich-az.com/catalog/index.html
モンベル

モンベルからは、防水性の高いドライサイドバッグ 20と40が販売されています。容量は数字の通りペアで20L(ペアで1260g)と40L(ペアで1580g)。見た目の印象から、オルトリーブのスポーツローラー・バックローラーのシティに近いものと考えられます。違いはショルダーストラップが付属するくらい。オルトリーブのものより安いし、モンベルならショップも多いので、シティシリーズを買うより、こちらの方が手に取りやすいかもしれません。ただオルトリーブと違い完全防水で無いのが、少し不安なところ。

【モンベル】ドライ サイドバッグ 20
ウェルディング加工を施すことで極めて高い防水性を実現したサイドバッグです。付属のアタッチメントをキャリアにフックするだけで、前輪・後輪の両サイドに簡単に装着でき、確実にホールドします。また、背面パネルには堅ろうなポリエチレンパネルを挿入しているため、型崩れしにくく、パッキングも容易。濡らしたくない衣類などの収納に適して...
モンベル | Page Not Found

取り付けるリアキャリアのフレームの径は、6~12mmに対応します。

オルトリーブコピー

個人的に注目しているのが、中華製オルトリーブコピー製品です。中華製は信頼性が劣りますが、値段は魅力です。

twitterなどで実際に利用している人を見かけるのですが、使用感などをブログでしっかり書いている人は見かけません。日本一周に耐えられるくらいの品質があるのか、実際に使ってみた感想を聞かせて欲しいものです。

Rhinowalkというメーカーのもので、シングルで容量が約25L、重量1050g、値段は5,000円ほど。ペアで1万円台前半というのは、オルトリーブのバックローラーシティやモンベルのドライサイドバッグ40とだいたい同じくらいです。新改良型のバックルは旧型のように壊れませんということなので、品質は向上してきているようです。

もうひとつはROCKBROSというメーカーで、こちらはペアでの販売、容量約40L、重量約1700g、値段は1万円を少し切るくらい。こちらも取り付けのバックルが改良されたとあります。

いずれにしても中華製は、品質がピンキリなので使ってみないことにはわかりません。チャレンジャーがいるなら、使ってみて欲しいところです。

サイドバッグかパニアバッグか

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ここまでサイドバッグということで見てきましたが、サイドバッグが2つつながった形のパニアバッグというのもあります。厳密にいうとサイドバッグもパニアバッグの1つといえるかもしれませんが。

日本ではオーストリッチが販売していますし、中華製パニアバッグも多数あります。

これらを日本一周に使うという手もありますが、持ち運ぶ時にバッグ2つ分になると重いですし、つながっているよりは別々の方が利便性は良いと考えます。

サドルバッグ

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サドルバッグは自転車日本一周に限らず、スポーツ自転車ではよく利用されています。替えチューブや携帯工具などを入れるのが一般的です。サドルの下にあって濡れにくいので、それほど防水性にこだわらなくても良いと思われます。

荷台に荷物を積むと取り出しにくいので、使い勝手はあまりよろしくは無いですが…

ドラムバッグなど

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荷台にはテントや寝袋をむき出しで積んでも良いのですが、雨で濡れてしまう可能性があります。それを防ぐために防水のドラムバッグに入れるのも良いと思います。最近では、ホムセン箱とも呼ばれる、ホームセンターで販売されているレジャー用に使われるプラスチックス製のボックスを取り付けている人も見かけます。このスタイルはどちらかというと、オートバイの人たちのスタイルに近いのかもしれません。

私はドラムバッグと呼んでいますが、今調べたらダッフルバッグとかボストンバッグという呼び方の方が一般的かもしれません。私の購入したものは現在は販売終了していますが、探せば色々とあるようです。ただ、どれくらいの容量のものを選べば良いか、判断の難しいところです。私のものは30Lの大きさでしたが、テント、寝袋、エアーマット、レインウェアなど結構入りました。

海外アウトドアブランドの高い商品もありますが、雨に濡れなければそこそこのものでも充分な気がします。以前はワークマンなどでも、手頃な値段で販売されていました。頻繁に出し入れするわけではないので、ジッパー式のもので無く、開口部をロールするタイプの方が防水性にすぐれているのでオススメです。

フル積載まとめ

フル積載は、以前から自転車日本一周ではよく見かけるスタイルです。必要と思ったものはぜんぶ積んでしまえ、というくらいの勢いで荷物を積めるので、このスタイルになっていくのでしょう。

最近では一眼カメラや交換レンズ、アクションカメラ、それらを編集するためのパソコン、モバイルバッテリーなどを持つ人も多く、荷物を削れない場合はこのスタイルしかありません。ロードバイクに比べて、ただでさえ重い自転車がさらに重くなっていく…

しかも、旅を続けていくうちに、なぜか物が増えていきます。そんなときは荷台のバッグにくくりつけ、自転車はますます重くなっていきます。でも、それが楽しかったりもしますけど。

以上、フル積載についてでした。

ロードバイクスタイル

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勝手にロードバイクスタイルと名付けましたが、そんな呼び方は一般的では無いです。フロントキャリアを取り付けられないロードバイクに多いスタイルということです。フロントバッグを前かごに置き換えれば、ママチャリスタイルでもあります。

フル積載からフロントサイドバッグを省いたもの。荷物の重さが同じなら前後に分けた方が良いのは確かですが、キャリアがつけられないなら仕方がありません。どうしても後ろが重くなってしまうので、坂道を登るのは大変でしょう。

ダボ穴の無いロードバイクを選択した時点で、ある程度荷物が載せられないのは、覚悟の上のはず。テント利用をあきらめるか、食事は自炊しないか、趣味のものを減らすか、フル積載に比べて何かしらの荷物を減らす必要があります。

バイクパッキングの可能性

さて、そんななか新たな光が見えてきました。バイクパッキングという、キャリアを使わずにフレームに直接バッグをつけるスタイルです。バイクパッキング用に販売されているもので、このロードバイクスタイルに流用できるものがあるのです。

バイクパッキングの特徴は大きなサドルバッグなのですが、ここではそれに関しては触れません。キャリアに荷物を載せる方が、よりたくさんの荷物を積めるからです。それでは何かというと、フロントフォーク用ケージです。

フロントフォークに、荷物をつけるようにするためのものです。本来はグラベルロードなどのフォークにケージ用のダボ穴がある自転車用ですが、ダボ穴が無くても結束バンドで固定できるものもあります。容量約4L、最大荷重3kgまでなのでテント、寝袋とレインウェアなどをこれでフロントフォークにつければ、後ろの荷物を減らせます。フロントに荷物というとキャリアが必須という考えを覆してくれるものです。

これ以外にも以前からあった、フレームバッグやトップチューブバッグが進化しています。

フレームバッグは自転車のフレームサイズによって、取り付け可否の判断が難しそうですが、ドッペルギャンガーのパズルフレームバッグなんかは、うまく組み合わせれば色々使えそうです。

トップチューブバッグでは、スマホ対応のものもあります。

バイクパッキング用商品は現在、日進月歩のように思えます。リンクの貼った商品の使い勝手や耐久性は、実際のところ日本一周用として使えるのかわかりません。ただ、可能性としてこういうものがあって、貪欲に取り入れていくのも良いのではないかと思うのです。その結果をまたシェアすれば、自転車日本一周装備の世界もまた広がっていくわけです。

荷物の積み方は人それぞれ

以上、日本一周用自転車への荷物の積み方を見てきました。

googleで「自転車 日本一周」を画像検索すると、たくさんの日本一周用の自転車が出てきます。きれいにまとめている人もいれば、一歩間違うと家出や浮浪者に間違われてしまいそうな人もいたり。

人間ひとりひとり違うように、日本一周用自転車も、その荷物の積み方も、それぞれ違って良いのです。その荷物に、その積み方に、そのこだわりに、その人となりがあらわれるわけで、それを見るのがまた楽しいのです。

バックパックだけはやめておけ

装備は人それぞれで良いといっておきながら、バックパックだけはやめておけとはこれ如何に。

キャリアが無いからとか、サイドバッグを買う予算が無いからとか、体力あるから大丈夫だとか、若い方はバックパックを背負って行こうと考えるかもしれません。1週間くらいの自転車旅なら、バックパックを背負っても良いと思います。なんとかなるかもしれません。

しかし、自転車日本一周をバックパック背負ってというのは、老婆心ながらやめておいた方が良いといっておきます。自転車に乗っていると汗をかくわけで、バックパックがあると背中が常にべっとりとなります。そして、重い荷物を持って自転車に乗るのは、思っている以上、体へ負担をかけるものです(特に坂道なんかでは)。

それでもバックパックを背負うのが自分のスタイルだというのなら引き留めはしませんが、腰などに負担のかからぬようケアをしっかりしてください、とだけいっておきます。

私の旅自転車と荷物

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2011年に2泊3日で、輪行を利用して丹後半島を一周した時のもの。2泊ともホテル利用なので、着替えと必需品くらいの軽装備です。モンベルのフロントバッグとキャラダイスの横型サドルバッグです。

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2011年に10日間で、四国一周した時の装備です。これが初めての長期自転車旅行でした。トピークのフロントバッグにオルトリーブのパニアバッグ、テントや寝袋・銀マットはキャリアの上にくくりつけています。雨に備えて、後ろの荷物を入れるゴミ袋も用意していたのですが、幸いなことに雨に降られること無く、旅を終えられました。

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2016年の自転車日本一周時のもの。2014年頃から自転車日本一周を目指して、先人のブログなどを参考に装備を考えました。キャリアが壊れたり、バッグの底に穴が開いたりしましたが、それほど大きなトラブルはありませんでした。

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2019年自転車北海道旅(中断)した時の装備。自転車が変わっていますが、日本一周でほぼ形が出来ていたので、装備に変化はありません。フロントのキャリアとサイドバッグが変わっています。

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2019年自転車四国お遍路旅の装備。北海道の時と自転車が変わりましたが、装備は全く同じです。日本一周時からほぼ変わらないのは、その時のスタイルで十分納得できたからです。

まとめ

フル積載とロードバイクスタイルがあります。

ロードバイクスタイルは勝手に名前をつけただけで、フル積載からフロントサイドバッグを省いたもの。スタイルに合わせてそれぞれバッグを選べば良いですが、自転車日本一周において防水バッグは正義です。

人間ひとりひとり違うように、日本一周用自転車も、その荷物の積み方も、それぞれ違って良いし、その荷物に、その積み方に、そのこだわりに、その人となりがあらわれるわけで、それを見るのがまた楽しいものです。

しかし、バックパックだけはやめておけ。

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自転車日本一周のためのガイド 目次
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自身での旅にくわえて、自転車日本一周ブログが大好き。たくさんのブログを読んで、自転車旅の知識を補強しています。過去の自転車日本一周ブログのリンク集も作ってますので、そちらも参考にしてください。

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40歳くらいで自転車に目覚めて約11年。現在は腰痛で苦しんでいます。今後、自転車旅は難しいかなと思いつつ、自転車旅に思いをはせてこの記事を書いています。