もし、あなたがある日、自転車で日本一周をしてみたいと思ったとしたら、どのように進めていけば良いのでしょうか? この【自転車日本一周のためのガイド 】では、過去に自転車日本一周をおこなったサイト管理人が、改めて計画の進め方や準備するものを解説していきます。
第1回目は日本一周の定義を考えます。
<次の記事【自転車日本一周のプランニング 2】日本一周のルートを考える
プランニング 1 日本一周の定義を考える
なぜ、あなたが自転車で日本一周しようと考えたのかは、私にはわかりません。youtubeで見た動画に影響されたかもしれませんし、ただなんとなく思いついたのかもしれません。ただ日本一周をしようと思ったならば考えなければならないこと、それは日本一周とはなんぞや?ということです。
日本一周の定義
日本一周(にほんいっしゅう、にっぽんいっしゅう)とは、日本各地を巡り、日本をひとまわりすることである。
広義には、日本各地を巡ることであるが、一口に「日本をひとまわりする」といっても、その解釈は様々である。
Wikipediaによると、以上のようにあります。解釈は様々、すなわち、明確な定義は無いということです。日本一周をしようといっても、その日本一周には明確な定義は無い。ということは、まず日本一周を始める前にすることの第1は、自身の日本一周を定義づけることです。
過去の自転車日本一周の定義
過去に自転車日本一周をおこなった人のブログなどから、どのような日本一周の定義があるのかというと、
- 47都道府県の全てへ行く
- 海岸線沿いにグルッと回る
- 民間人到達可能な日本の東西南北端へ行く
- 特定のジャンルのものをすべて巡る(日本100名城、日本100名山など)
- なんとなく日本全体を周る(定義なし)
この5つに集約されると思われます。以下、簡単に解説します。
47都道府県の全てへ行く
日本一周というからには、日本の全都道府県に行こうという考え方です。
ただ全都道府県を訪れるといってもそれぞれで、全都道府県庁を訪れる人もいれば、少しでもその県に入れば良いという人も。その県のどこか観光地1つに必ず行くというような人もいました。
日本全国を見て回るということでいうと、これこそが日本一周といって良いのかもしれません。
海岸線沿いにグルッと回る
一周というからにはグルッと回りたい、という考え方です。
過去に人気テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」のコーナーにて「ソーラーカー 一筆書きで日本一周」というのがあったので、それでなじみのある方も多いと思います。
海岸線に一番近い道をたどっていくのですが、多少のショートカットおこなうことが多いです。
民間人到達可能な日本の東西南北端へ行く
ルートにはそれほどこだわらずに、とにかく日本の端っこを訪れようという考え方です。
東西南北端といっても色々ありまして、「自由に到達可能な東西南北端」「日本の本土の東西南北端」「本土各島の東西南北端」など。
離島を含めるか否か、本土各島の端に行くか否かは、人それぞれです。
特定のジャンルのものをすべて巡る(日本100名城、日本100名山など)
こちらもルートにはそれほどこだわらずに、特定のジャンルのものをすべて巡るという考え方です。
過去の自転車日本一周した人には、日本100名城や日本100名山などをすべて訪れようという人がいました。また、上記の3つの定義に組み合わせる場合も多いです。
なんとなく日本全体を周る(定義なし)
これは定義は考えずに、行きたいように周るという考え方。
目的とか定義とかは考えずに、気の向くままに行き当たりばったりな日本一周です。
日本一周の定義なんてどうでも良い?
日本一周の定義は様々ですが、最終的には自分で定義すれば良いことです。絶対に”こうで無ければ”というものはありません。ただ、定義を決めておかなければ、終わった後に自分にとっての日本一周とは何だったのかということになりかねません。
一応定義をしておいて、それをクリアすれば、あなたにとっての日本一周はクリアしたことになります。行き当たりばったりな日本一周の場合、振り返ってみた時にそれは本当に日本一周だったのかということになるかもしれません。それは日本を一周したのでは無く、日本各地を旅しただけなのかもと。なぜなら日本一周の定義が無いからです。
日本一周の定義をするから、それは日本一周になるという、哲学なのか言葉の遊びなのかわかりませんが、とりあえず日本一周の定義をしておくことは、後になってから重要になるのかもしれません。
私の自転車日本一周の定義
このサイトの管理人は、2016年に自転車日本一周をしました。その模様はブログに書き残してありますので、そちらを参考にしてください。

この時に日本一周の定義とルートを考えました。

私の考えた日本一周の定義は、「離島を含まない本土の東西南北端」で、離島を含まない本土各島(北海道、本州、四国、九州)の東西南北端にも訪れるというものです。それでルートとしては海岸線沿いを走り、「日本の灯台50選」や原発関連施設も積極的に訪れようと。
これには特に興味も無い全都道府県庁に訪れるよりは、海を見ながら気持ちよく走り、興味のある灯台や問題意識のあった原発関連施設を見て回れたらというものでした。

私の自転車日本一周は上の記事と下の写真に集約されています。
まとめ
日本一周をしようと思うなら、日本一周を定義づける必要があります。
過去の自転車日本一周した人たちの定義づけは、だいたい以下の5つ。
- 47都道府県の全てへ行く
- 海岸線沿いにグルッと回る
- 民間人到達可能な日本の東西南北端へ行く
- 特定のジャンルのものをすべて巡る(日本100名城、日本100名山など)
- なんとなく日本全体を周る
日本一周の定義は様々で、最終的には自分で定義すれば良いこと。ただ、定義を決めておかなければ、終わった後にモヤモヤが残るかもしれないので、定義しておいた方が良いでしょう。
次回は日本一周のルートの組み立て方です。
<次の記事【自転車日本一周のプランニング 2】日本一周のルートを考える

この記事を書いた人の自転車旅遍歴
この記事を書いたサイト管理人の自転車旅遍歴です。
2009年、自転車で初めての100km越え。

2010年、自転車で四国一周10日間の旅。
2016年、自転車で日本一周。

2019年6月、自転車で北海道旅(途中で、打ち切り)

2019年10月、自転車四国遍路旅

自身での旅にくわえて、自転車日本一周ブログが大好き。たくさんのブログを読んで、自転車旅の知識を補強しています。過去の自転車日本一周ブログのリンク集も作ってますので、そちらも参考にしてください。

40歳くらいで自転車に目覚めて約11年。現在は腰痛で苦しんでいます。今後、自転車旅は難しいかなと思いつつ、自転車旅に思いをはせてこの記事を書いています。