【2020年】日本一周自転車旅にオススメ! ツーリング自転車11選【archive】

2021年版を書きました。

【2021年】日本一周自転車旅にオススメ! ツーリング自転車11選
自転車日本一周を含む、オススメのツーリング自転車を紹介します。

こちらの記事は生産終了モデルが含まれています。資料の意味でこの記事を残しています。値段やスペックは当時のものです。


2020年ツーリング自転車の傾向

2020年の状況としては、グラベルロードが定着してきたこと。各メーカー多彩なラインナップを出すようになってきました。その分昔ながらのツーリング車は徐々に減ってきているようです。今年は「ミヤタ アイガー」と「JAMIS AURORA」がラインナップから外れてしまいました。

グラベルロードやロードバイクを使い、荷物満載でなくバイクパッキングのスタイルなら、選択肢は広がりそうです。バイクパッキングとは、従来のように自転車にキャリアをつけるのでは無く、キャリア無しで直接(専用の)大容量バッグを取り付けるスタイルです。これならダボ穴の無いロードバイクでも、それなりに荷物を積むことが出来ます。

サイクルベースアサヒのブログで、従来のスタイルと比較した記事があります。

今流行のバイクパッキングって?まずは体験してみることが大事。 | ぶろぐ・で・あさひ
バイクパッキングって何?どんな自転車でできるの?そんな疑問にお応えします

荷物を減らして、ゲストハウスやネットカフェを多用する形でバイクパッキングのスタイルも良いかと思います。1日に走る距離も多く出来ますし、限られた期間の中で日本一周を考えている方には、良いかもしれません。ただし、軽い道具にしろ、宿泊費にしろ、お金がかかってしまいます。

予算をあまり掛けずに、昔ながらの荷物満載のスタイルを考えている方も多いと思います。極力宿は利用せず、テントを張って旅をするスタイルです。荷物を減らすのではなく、あれもこれも持って行きたい、そんな方にはやはりツーリング自転車がオススメです。

ツーリング自転車の特徴

紹介の前に、まずは私の考えるツーリング車に必要な特徴です。

  • ドロップハンドルであること
  • タイヤが太い目
  • キャリア・泥除けがつけられるダボ穴がある
  • それなりの変速性能があり、低ギア比があること、リアは9速まで
  • 丈夫であること

ドロップハンドルであること

昨年まではドロップハンドルであることを外していたのですが、今年から復活させました。ドロップハンドルは、握る場所を変えることにより、体を動かせるというメリットがあります。長時間同じ姿勢で自転車に乗っていると、体も疲れてきますので、ポジションを変えられるドロップハンドルはメリットであります。同様に日本では採用している自転車は少ないですが、バタフライハンドルも良いと思います。

もともと「KHS Montana Tour」を取り上げたくて、ドロップハンドルの縛りをなくしました。でも、よくよく考えるとバーハンドルで良いならクロスバイクも選択肢に入ってきます。そうなってくると、オススメを絞りづらいかなと。

ツーリング自転車といえば、昔からドロップハンドルですので、ここはやはりドロップハンドル縛りにすることにします。

タイヤが太い目

ロードバイクのタイヤ幅は23mmや25mmが標準です。それに比べツーリング自転車のタイヤ幅は、35mm以上が採用されています。ツーリング自転車は速く走ることを主たる目的としていません。たくさんの荷物を積んで走る日本一周のような場合は、安定性を重視した太めのタイヤが良いと思います。

キャリア・泥除けがつけられるダボ穴がある

荷物をたくさん積むためには、キャリアを付けるのが必須です。そのためにはダボ穴と呼ばれるネジ穴がフレームにある必要があります。またキャリアだけでなく、泥よけも付けられるように複数のダボ穴があるものがよいでしょう。ツーリング自転車の必須条件ですが、カタログのスペックには載らなくて、写真をよく見ないとわからない場合も多いです。

ダボ穴がないロードバイクの場合、アダプターを使えばキャリア取り付けも可能です。ただし、アダプターの強度的な不安や、キャリア取り付けを想定していないフレームへの不安があります。

それなりの変速性能があり、低ギア比があること、リアは9速まで

ママチャリなどでは変速機能の無いものがあります。それで日本一周をしている人もいますが、坂道など大変です。日本一周をある種の苦行として行いたい場合は良いのですが、それなりに快適にしたい場合は、変速機能は必須です。スポーツ自転車の場合は、ほとんどがそれなりの変速機能を持っています。

ここで重要なのが、低ギア比です。坂道を上る際に足への負担を減らしてくれます。ロードバイクの場合は荷物満載を想定していないので、低ギア比は高めです。より軽く坂を上るためのギアを持っていた方が良いでしょう。

リアが9速までとしているのは、チェーンの問題です。段数が多くなるとチェーンも細くなるので、耐久性の面からリアギアは9速くらいまでが良いと思います。9速でもチェーン切れやスプロケットの摩耗のリスクはあります。8速が無難と思いますが、海外メーカーのツーリング自転車は9速が多いです。

丈夫であること

ロードバイクは軽さが命ということで、最近はカーボン素材のものが増えています。昔のカーボンと違い強度は高いようですが、想定外の荷物を満載にした時には不安があります。

やはり昔ながらの鉄素材(クロモリが多い)が、強度的には安心感があります。同時に振動吸収性も優れているので、疲れにくいといわれています。たくさんの荷物を積むことを前提とされたカーボンのツーリング自転車が作られるまでは、鉄素材のものを選ぶのが無難と思われます。

ツーリング自転車の名車、「GIANT グレートジャーニー」はアルミ素材でした。しかし、最近のツーリング自転車でアルミ素材のものはあまり見かけなくなりました。ツーリング自転車にはアルミ素材はあまりメリットがないのかもしれません。

まとめ

以上が私が考えるツーリング自転車の特徴です。

ランドナーでも低ギア比が無かったり、リア10速のものがあります。それらは省き、グラベルロードでツーリング自転車的なものをチョイスしました。これらで無くてはダメなわけではありませんが、日本一周の経験から、これなら良いかもという自転車を紹介します。

アラヤ フェデラル

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フレーム/フォーク素材クロモリ/ハイテン
シフターWレバー(ダウンチューブレバー)
フロント/リアギア28/38/48T / 11-30T 8s
タイヤ・スポーク数26×1-3/8(37-590) 36h
ブレーキカンチブレーキ
フレームサイズ440/500/540
標準価格¥62,000(税抜価格)
付属品泥除け

最近の自転車日本一周でもよく使われている、定番のツーリング車です。必要最低限の機能は持ちつつ低価格な、オススメの自転車です。安い目のキャリアを選べば、予算10万円で収めることが出来ます。

【アラヤ フェデラル】2021年モデルについて、20年モデルからの変更点など
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シティ車と同じ26インチタイヤにWレバーと、いわゆる昔ながらのランドナースタイルのツーリング自転車です。ランドナーといってしまうと、こんなのはランドナーではないという方もいらっしゃるので、あえてツーリング車といっておきます。

ランドナー全体に言えることですが、Wレバーはデュアルコントロールレバーに比べ、操作性は劣ります。荷物満載の自転車では、片手を離して変速するというのは、意外とバランスを崩しやすいと感じました。もちろん慣れればそれほど問題はないといえますが、暗いトンネルや斜度のきつい上りではデュアルコントロールレバーの方が良いと思います。そこが少しだけマイナスポイントでしょう。

フェデラルに関しては、私の持っている2010年モデルを、日本一周用にカスタムした記事があるので、参考にしてください。

【アラヤ フェデラル】日本一周用にもオススメ カスタムまとめ
さて、今回はフェデラルのまとめ記事になります。 こちらでも紹介した、アラヤのフェデラル...

アラヤ ツーリスト

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フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターWレバー(ダウンチューブレバー)
フロント/リアギア28/38/48T / 11-32T 8s
タイヤ・スポーク数26×1-3/8(37-590) 36h
ブレーキカンチブレーキ
フレームサイズ490/530/570
標準価格¥99,000(税抜価格)
付属品泥除け、フロントキャリア、フレームポンプ

フェデラルの質感を上げたツーリング車です。フェデラルよりランドナーらしいランドナーです。

フェデラルと比較すると使われているパーツがそれぞれ良いものとなってます。ただ、走行性能に大きく関わってくるかというと、それほどでもないので、質感を重要視しなければ、フェデラルでも十分だと思います。

リアスプロケットが11-32Tで、より低ギア比があるのが違いでしょうか。 フレームポンプ(空気入れ)がついているのが、ちょっと嬉しいところです。なお、フェデラルと違いこちらのタイヤバルブは仏式です。26×1-3/8のフレンチバルブのタイヤチューブはあまり見かけないので、予備のチューブはあらかじめ用意しておくのが良いでしょう。

フロントキャリアはついておりますが、サイドバッグは付けられないので、フロントにサイドバッグを付けるのであれば、フロントキャリアを交換する必要があります。

マルイシ エンペラー ツーリングプレイヤー

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フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターWレバー(ダウンチューブレバー)
フロント/リアギア28/38/48T / 11-32T 8s
タイヤ・スポーク数26×1-3/8(37-590) 36h
ブレーキカンチブレーキ
フレームサイズ520/550
標準価格¥89,800(税抜価格)
付属品泥除け

2018年から登場したこちらのモデルは、丸石版フェデラルといったところ。

丸石が誇るエンペラーシリーズの廉価版ですが、リアスプロケットが11-32T、スポーク数36本で、分割式泥よけや各パーツにこだわりがなければ、日本一周用としては他のエンペラーシリーズより、こちらのほうが良いと思います。

マルイシ エンペラー ツーリングマスター

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フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターWレバー(ダウンチューブレバー)
フロント/リアギア28/38/48T / 13-26T 8s
タイヤ・スポーク数650x38A(40-590) 32h
ブレーキカンチブレーキ
フレームサイズ490/520/550
標準価格¥130,000(税抜価格)
付属品分割式泥除け、トゥークリップ

丸石のランドナーです。リアスプロケットが13-26tにもどりました。

2018年からタイヤが650x38Aになっています。 同じ26インチタイヤですが、幅が少し広くなっております。また、ハブがラージフランジハブになり、スポーク数も32本になっています。

2018年から、スポークが32本になっていたのに気づいていませんでした。荷物満載の場合、36本に比べすこしリスクがあります。

昔ながらのランドナーらしいランドナーといえますが、リアスプロケットが26tまでということもあり、荷物満載の日本一周ならツーリングプレイヤーの方がオススメです。

マルイシ エンペラー ツーリングコンダクター

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フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターWレバー(ダウンチューブレバー)
フロント/リアギア28/38/48T / 11-30T 8s
タイヤ・スポーク数700×35C(35-622) 32h
ブレーキカンチブレーキ
フレームサイズ510/540/560
標準価格¥130,000(税抜価格)
付属品分割式泥除け、トゥークリップ

こちらはちょっと珍しい700cランドナーです。この呼び名が正しいかどうかは別として、スポルティーフと呼ぶのはちょっと違う気がします。700cのタイヤを採用している以外は、正統派ランドナースタイルと言って良いでしょう。

ツーリングマスターと違い、リアスプロケットは11-30Tです。こっちのほうが安心です。こちらも2018年から、タイヤが32Cから35Cへと太くなり、ハブがラージフランジハブ、スポーク数が32本になってます。

特別700Cのタイヤサイズにこだわりがないのであれば、ツーリングプレイヤーの方がオススメです。

TREK 520 Disc

フレーム/フォーク素材クロモリ/スチール
シフターデュアルコントロールレバー
フロント/リアギア26/36/48T / 11-36T 9s
タイヤ・スポーク数700×38C(38-622) 36h
ブレーキディスクブレーキ
フレームサイズ480/510/540/570
標準価格¥145,000(税抜価格)
付属品リアキャリア、フロントキャリア、トゥークリップ

昨年のモデルから、値段以外は変更はないようです。ジャイアントのグレートジャーニー無き今、STIレバーの日本一周用ツーリング車としてオススメです。

低ギア比もフロント26Txリア36Tで0.72、これなら荷物満載でも激坂を上れるでしょう。むしろ使うことは無いかもしれないくらいです。ちょっとしたリスクとしては、リア9速ということでチェーンとリアスプロケットの耐久性くらいでしょうか。2019年にこちらを利用している人で、チェーンが切れた人がました。

ただ、海外製のツーリング車はどれも9速になっています。メーカーとしては9速でも、耐久性は大丈夫という判断なのでしょう。切れる前に3000~5000kmくらいでチェーンは交換した方が良いと思います。

CINELLI Hobootleg Easy Travel

 

フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターデュアルコントロールレバー
フロント/リアギア30/39/50T / 11-34T 9s
タイヤ・スポーク数700×37C(37-622) 36h
ブレーキカンチブレーキ
フレームサイズ46/49/53/56
標準価格¥185,000(税抜価格)
付属品泥除け、フロントキャリア、リアキャリア

昨年、日本ではラインナップされていなかったのですが、今年は日本でも販売されるようです。STIレバーのツーリング車です。

TREK520に比べると、ブレーキがカンチブレーキなのが大きく違うところでしょうか。ちょっと値段が高いかな。

KHS World Tour TR-101

worldtour

 

フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターデュアルコントロールレバー
フロント/リアギア30/39/50T / 11-36T 9s
タイヤ・スポーク数700×32C(32-622) 36h
ブレーキディスクブレーキ
フレームサイズ440/470
標準価格¥120,000(税抜価格)
付属品リアキャリア

昨年から変更は無いようです。

デュアルコントロールレバーにディスクブレーキ、ダボ穴がたくさんある鉄フレームとTREK 520とにたコンセプトのモデルになります。

こちらよりもフロントキャリア、ペダルの追加が必要の無いTREK520の方がオススメです。

MARIN  FOUR CORNERS

フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターデュアルコントロールレバー
フロント/リアギア30/39/50T / 11-34T 9s
タイヤ・スポーク数650B(40-584)/700×42C(42-622) 32h
ブレーキディスクブレーキ
フレームサイズXS/S/M
標準価格¥120,000(税抜価格)
付属品

ツーリング自転車というよりは、グラベルロード。タイヤはフレームサイズによって変わり、XS/Sサイズは650B、Mサイズは700x42cのタイヤです。

リスク面で言うと、スポークが32本のところ。積載量が多くなってくると、スポーク折れのリスクが少し高くなるでしょうか。

ツーリング自転車と違うところは、ジオメトリ。チェーンステーが短いなど、クイックな性能にはなりますが、直進安定性などは、ツーリング車より劣るかもしれません。この辺は実際に乗ってみないとわからないし、難しいところです。

MASI  CXGR

フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターデュアルコントロールレバー
フロント/リアギア30/46T / 11-32T 8s
タイヤ・スポーク数700×38C(38-622) 32h
ブレーキディスクブレーキ
フレームサイズ49/51/53/56
標準価格¥119,000(税抜価格)
付属品

グラベルロード入門車の位置づけの自転車です。フロントは2速ながらインナーギアが30tになっているので、荷物満載でも坂道は楽かもしれません。

ダボ穴があるのでツーリング自転車として使うことも可能でしょう。ただ、MARINのFOUR CORNERS同様、ジオメトリ的にツーリング車とは違うので、直進安定性や乗り心地などは劣るかもしれません。そのかわりキビキビと乗れるでしょう。

FUJI  JARI 2.3

フレーム/フォーク素材クロモリ/クロモリ
シフターデュアルコントロールレバー
フロント/リアギア30/46T / 12-36T 9s
タイヤ・スポーク数700×38C(38-622) 32h
ブレーキディスクブレーキ
フレームサイズ46/49/52/54/56
標準価格¥118,000(税抜価格)
付属品

グラベルロードではなく、アドベンチャーロードというジャンルを謳っています。グラベルロードより直進安定性や衝撃吸収性を意識した作りになっているようです。それでもチェーンステーは短いですが。

MASI CXGRと同じくフロント2速でインナーギアは30t。リアは36tがあるので、こちらの方が坂道などでは、楽でしょうか。

まとめ

以上、2020年版、日本一周自転車旅用ツーリング自転車11選です。

「ミヤタ アイガー」と「JAMIS AURORA」がカタログから消えました。また、バーエンドコントローラーのツーリング車がどのメーカーも無くなったようです。ツーリング車が減り、グラベルロードが増えているのが現状でしょう。

今回は「MASI CXGR」と「FUJI JARI2.3」を加えました。昨年追加した「MARIN FOUR CORNERS」と同じようなグラベルロードです。フロントが2速ですが、インナーギアが30tと小さいので、荷物満載で坂道を上る場合は、これでも良いかと考えてのことです。特に「FUJI JARI2.3」の場合はリアが36tなので、「アラヤ フェデラル」よりもより軽いギア比を持っていることになります。

グラベルロードが登場する以前は、シクロクロスバイクをツーリング車として使う人も多かったのですが、現在ならグラベルロードを使うのが良いのではないかと思います。

最後に、自身の自転車日本一周の経験から、デュアルコントロールレバーのものをオススメします。今回取りあげたものの中では、「TREK 520Disc」が良いかなと思ってます。ただ、昨年これを利用していた人が、チェーンが切れていたので、やはり9速はリスクがあると再認識していますが。

コスト面だけでいえば、やはりアラヤのフェデラルがオススメです。日本一周にもよく使われているので、ノウハウも探せばたくさんあります。Wレバーも慣れれば、問題なく使えます。ただ、操作時に片手になるというのだけが、若干の不安ですが。それでもキャリア込みで、10万円くらいなので、日本一周など他に予算がかかる場合は、オススメしやすいです。


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