【37日目】今日もやっぱり向かい風【2016/05/18】

さて、本日は新潟市を目指して走ります。

昨夜は風が強く、テントがバタバタとうるさい。おまけに寒い。ヒートテックのタイツだけでは、今後無理かも。

朝起きてからは、とりあえず朝食を取り、自転車の清掃をします。チェーンにも注油です。

朝6時ころでも風が強く、気温も低い状態でしたが、7時くらいになると風はやみ、気温も上がってきました。7時30分くらいに出発します。

本日も久比岐自転車歩行者道の続きを走ります。

昨日はトンネルの写真を撮らなかったのですが、こんな感じで鉄道のトンネル跡を利用してます。

トンネルというより、隧道といったほうがしっくり来ますね。昨日、この自転車道を国道とつかず離れずと書いたのですが、国道を走るところもありました。訂正します。でも、この自転車道は走りやすくて、オススメです。ただ、走りやすい=スピードが出せるではないので、ご注意を。

自転車道が終わり、今日の第一目的地、居多神社です。越後の国一之宮です。

一之宮にしてはこぢんまりとしています。

そして、久しぶりのおみくじです。

大吉でした。ただ、大吉のおみくじは書いていることが、戒めるようなことばかりです。今は好調でも、調子にのるなよということでしょう。

そして、居多神社を過ぎ、海岸線に出てからが、地獄の始まりです。出発時にはやんでいた風が、また、吹き始めます。北からの風で、向かい風です。もう、日本一周始めてから、ずっと向かい風ばかりのような気がします。

富山の時ほど強い風ではないのですが、それでも時速で2～3km/hは落ちます。そして、ずっと体に風を浴び続けるわけです。これが、きつい。

途中にあった工場。鉄骨の組み合わせや、パイプの走り方が、かっこ良くて。

鯨波海水浴場の入り口のところには、クジラが。歩行者用通路の入口です。

そして、本日のメインイベント、柏崎刈羽原子力発電所に近づきます。

柏崎刈羽原子力発電所のPR施設。アトミュージアム。伊方原発のところと比べると、可哀想なのですが、内容的には物足りないです。ゲーム仕立ての展示が多く、しっかりと原発の内容に向き合っていない気がします。また、福島の事故を受けての取り組みなど、全くありません。この原発は東京電力のものなのに。

そして、柏崎刈羽原子力発電所の出入口が見えました。

普段から厳戒態勢のようです。入るのに1台ずつ2回止められます。建物などは見えませんでした。当然でしょうか。

少し走ると灯台が見えたので、見に行きます。特別な灯台ではないですが、ちょっと見ておこうと思い。

椎谷鼻灯台。シンプルです。

この後は単調な海岸線の道路を、ひたすら風を浴び続け走るだけです。この辺りで体力的にもきつくて、心が折れかかります。

この時走行距離は80kmくらい。次の道の駅が2kmほど先に。時刻はまだ16時すぎ。けど、もう今日はここで終わりにしようかと思ってました。

そんな時、前に止まっていた車から、手を降っている男性が。止まると差し入れをいただけるということで。ゼリー飲料を3つもいただきました。バテバテだった私は、その場で一ついただきます。

そして少しお話をします。日本一周のブログをよく読むそうで、昨日たまたま自転車日本一周のカテゴリーを見て、私のブログも読んでいてくれたようです。

釣り好きでよく車で遠出もするとのことで、道のことも詳しく、これから先の道のことや、原発に関する話なんかもしました。

昔は原発のところの海で、年に数回、釣りができる日があったそうです。温水で魚が集まり、普段釣りがされていないので、その時は爆釣だったようです。もちろん、今ではそんな機会がないようです。

次の道の駅より、その先の道の駅 国上のほうが、良いとのことで、道の駅国上まで、本日は頑張ることにします。

お話をすることで、折れかかっていた心が復活しました。お名前すら伺わずに失礼しましたが、ほんとうに感謝です。

とりあえず道の駅 越後出雲崎天領の里にて。

ちょっと燃料補給。もう後はひたすら走るのみです。

なんとか明るいうちに道の駅 国上に到着。こちらの道の駅では無料の足湯があり、足の疲れを癒やします。

本日はこちらの道の駅横の公園のあづま屋でテント泊です。

本日の走行距離108.16km/総合距離2719.8km

向かい風の中頑張れました。明日は佐渡島？

ではでは。

四十七歳の地図～自転車日本一周記～　目次

2016年の自転車日本一周の記録です。出発前の準備から、旅日記、旅後のまとめまで、目次にまとめて見やすくしました。

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