【大和十三佛巡り】霊山寺へ歩く【2019/12/03】

さて、今回も大和十三佛霊場巡りに行ってきました。今回も家から近い霊山寺です。

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霊山寺

霊山寺と漢字で見ると、四国お遍路 第一番札所 霊山寺(りょうぜんじ)を思い浮かべますが、今回訪れるのは奈良市の富雄川近く、登美山の麓にある霊山寺で、”りょうせんじ”と読みます。大和十三佛霊場の第10番で、ご本尊は薬師如来。創建は736年となっていますが、開創の時期や事情、中世以前の歴史についてはあまり明らかではないようです。

国宝である本堂や、重要文化財の三重塔、仏像など多数ありますが、世界のバラを集めたバラ庭園や温浴施設、ゴルフ練習場に大霊園などもあり、Wikipediaには異色の寺院と書かれています。戦後、バラ庭園を開いた当時の住職は、経営者的視線を持った、かなりやり手だったのでしょう。

大本山 霊山寺

ドローンも駆使して作られた、公式ムービーの出来が素晴らしい。

大和十三佛霊場とは

大和十三佛霊場は、奈良県にある13の仏菩薩を祀る寺院からなる霊場。

十三仏(じゅうさんぶつ)は、江戸時代になってから日本で考えられた、冥界の審理に関わる13の仏(正確には仏陀と菩薩)で、十三回の追善供養(初七日~三十三回忌)をそれぞれ司る仏様です。

第1番 宝山寺、第2番 西大寺、第3番 安倍文殊院、第4番 長岳寺、第5番 矢田寺、第6番 當麻寺(中之坊)、第7番 新薬師寺、第8番 小房観音、第9番 長弓寺、第10番 霊山寺、第11番 信貴山玉蔵院 、第12番 円成寺、第13番 大安寺となっています。

全国的には有名では無いかもしれませんが、どのお寺もよく知られており、バラエティに富んだ特徴のあるお寺です。超有名どころの東大寺、興福寺、元興寺、法隆寺、薬師寺以外で、メジャーなところをきっちりおさえたラインナップになっています。(まだまだメジャーなところはありますが…)

各寺院も大和十三佛霊場巡りには力を入れているようで、13ヵ寺の御朱印を集められる屏風型の台紙を、無料で授与しています。

大和十三佛霊場|奈良県の13の寺院を巡る旅|奈良県のお寺
大和十三佛霊場は奈良県の13の仏さまを祀る&#2354...

旅日記

この日の天気は曇り時々晴れ、少し風が冷たい。まずは富雄川に向けて、出発します。

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郡山城跡を抜け、郡山中学横の坂を上っていく。近年このあたりは、キレイに整備されました。そんな中、破れた布のポスターがはためいていました。

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富雄川沿いに出たあとは、ひたすら北に向かって歩いて行きます。

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歩くこと約2時間、距離にして6kmほどで、赤い橋が見えてきました。

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富雄川にかかる霊山寺橋。霊山寺へはこの橋から。

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案内所の前には霊山寺の境内図が。
これを見ると、広大な境内にたくさんの伽藍があるようです。また、境内から少し離れた霊園に八十八カ所霊場とあるのが見えます。こちらにも行かなくては。

入山料を払ってはいると、迎えてくれるのが赤い鳥居。

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お寺ではあるのですが弁財天も祀っているので、その大辯才天堂への入口ということらしい。
こちらをくぐり、まずは本堂に向かって歩いて行きます。

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まず現れたのは、八体仏霊場。1991年に作られた、生まれ年の十二支と生まれ星座の守り本尊です。酉年の守り本尊、不動明王にお参り。

こちらが国宝の本堂で、鎌倉時代の建物。中には本尊の薬師如来、脇侍日光・月光菩薩、十二神将などが祀られています。残念ながら、
薬師如来、脇侍日光・月光菩薩は秘仏で、この日は見ることが出来ず。11月30日まで公開されていたのですが、チャンスを逃してしまいました。

その他の十二神将などは見ることが出来たのですが、距離が少しあるため細かいところまでは見られず。双眼鏡があればなと思いました。

霊山寺HPより

本堂でお参りを済ませたあとは、少し歩いて奥の院を目指します。

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奥の院までは1kmほど歩きます。途中までは舗装されていますが、その後は砂利道になります。

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それほど登りは厳しくありません。赤い鳥居が見えてくると、そこからは下りです。

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弘法大師が来られて、感得された大竜神を大辯才天として祭られたとのこと。

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この日は柵の中に入ることが出来ました。

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こぢんまりとしたお堂でした。こちらでもお参りをするのですが、こちらは神式で。本堂ではお経を唱えたのですが、こういうときはどうすれば良いのだろうと思ってしまいますね。

奥の院から戻って、次は大師堂へ。

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昔は行基を祀っていたのですが、江戸時代より弘法大師を本尊とするようになったとのこと。

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こちらも重要文化財の三重塔。内部には極彩色の壁画があるのですが、こちらも非公開。11月3日のみ公開されるそう。

霊山寺HPより

これは見てみたい。来年来よう。

最後に御朱印をもらいに寺務所へ。途中、見えたのがこちら。

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黄金殿と白銀殿。黄金殿は金箔、白銀殿はプラチナ箔が貼られています。プラチナ箔の建物は珍しいようですが、ちょっと悪趣味かな。

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寺務所の前にある辨天堂にもお参り。中に入ってもよいのかどうかわからなかったので、今回は入らず。後から考えたら、寺務所の人に確認すれば良かったなと。重要文化財の毘沙門天像があったのに。

霊山寺HPより

お参りも済ませ、御朱印ももらったので、境内を少しブラブラ。時期は過ぎてしまったようですが、バラ庭園も覗いてみることに。

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秋の見頃は10月中旬~11月上旬とのこと。少しは咲いていましたが、寂しい感じでした。

次に向かうは霊園。料金所を出て、少し離れた霊園に向かいます。

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坂道を上り、霊園の入り口には六地蔵がお出迎え。さらに進むと、大師像。

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その後には、四国八十八ヶ所霊場のご本尊が一直線に並んでいます。

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各本尊の礼拝石の下には四国霊場の本堂の砂を納めてあり、四国霊場巡拝と同じご利益があるとのこと。一つ一つお参りするのは大変なので、礼拝石を南無大師返照金剛と唱えながら歩きました。

これで霊山寺のお参りは終了。広い境内にたくさんの伽藍があって、見所満載でした。秘仏や三重塔の壁画が見られなかったのは残念でしたが、充分に楽しめました。

予算があればお風呂に入って、ゆっくりしたあとに食事もといきたいところですが、無職の身にはそれは贅沢ということで。このあとは来た道を歩いて帰りました。

本日の歩行ルート

なぜか途中でGPSが切れてしまってました。

歩行距離20kmくらい