さて、今回はライトの取付です。
スポーツ自転車のライトといえば、電池式のものを使われている方が圧倒的に多いと思います。ただ、電池式だといつ電池が切れるかわかりません。いざライトをつけようと思ったら、つかなかったでは危険な場合もあります。
そのようなこともあって、私の場合、”ツーリング自転車にはブロックダイナモ”派です。
ブロックダイナモとは
ブロックダイナモとは、昔ながらの自転車のライトで、比較的安いママチャリによく使われているもの。タイヤをこすって発電するタイプのものです。メリットは電池がいらないこと。デメリットはタイヤやリムをこすることになるので、漕ぎが重くなることです。
昔は電球を使用していたので、それほど明るくありませんでしたが、最近のものはLEDを使用していて、以前よりは明るくなってます。ただ、これだけで夜間走行するのは、市街地ならいざしらず、田舎道では心細いかもしれませんが。
スポーツ自転車には台座がない
このブロックダイナモをスポーツ自転車に取り付けようとしても、ママチャリのように取付台座がありません。なので、スポーツ自転車にブロックダイナモを取り付ける場合は、ブラケットと呼ばれるものが必要になります。
丸善 Mag Boy
今回取り付けるのは、丸善の「Mag Boy MLA-8-O」という、LEDブロックダイナモライトです。私、この「Mag Boy」が大のお気に入りで、過去の記事に、何度も登場しております。
漕ぎは従来のブロックダイナモに比べて軽いですし、音も静かです。しかもLEDなので明るい。自転車を押して歩くだけでも、ライトはつきます。点滅式のオレンジLED灯もあり、安全性にも優れています。このオレンジLED灯は、停車後も約1分間点滅するので、信号待ちの時でも、存在をアピールできます。
実際に取り付けていきます。
今回取り付ける自転車、リッジランナーには、ライト取付台座はありません。
まずは、ブラケットの取付。位置はとりあえずは大体で。できるだけ上の方で、ブレーキに当たらないことが前提です。
ブロックダイナモを取り付けます。ライトが地面と平行になるようにします。
タイヤとうまく接触する位置を探します。ブラケットのネジを緩めて、上下左右に動かして、セッティングします。
ブレーキには絶対に当たらないように。ブレーキの動きを妨げないように。
取り付け位置が決まったら、ネジをしっかりとめます。最後にライトの向きの調整です。この場合、少しタイヤ側に向いています。これだとライトをつけた時に、タイヤの影が大きくなってしまいます。なのでタイヤと平行になるように調整します。
ダイナモとライトをつなぐステーを少し曲げるような感じで、調整します。
タイヤと平行になりました。
自転車のフロントを持ち上げて、きちんと付くかチェックして、終了です。
完成です。
まとめ
メリット 電池がなくても、ライトが付く。
デメリット 漕ぎが少し重くなる。メチャメチャ明るいわけではない。(マグボーイに関しては従来品より、軽く明るい)
取り付け自体は、それほど難しくはありません。注意するところは、地面と並行、タイヤと並行になるように。
ロードバイク、MTB(マウンテンバイク)、クロスバイクなど、スポーツ自転車には、あまりブロックダイナモを取り付けることはありません。しかし通勤に使う方や、ツーリングに使う方には、電池切れの心配がないブロックダイナモはオススメです。
ただ、自転車によっては、ブラケットを使っても取り付けられない場合もありえますので、不安な方はお近くの自転車店に相談してください。