さて、今回は【日常】シリーズです。過去に撮った写真から、色々と書いていきたいなと思ってます。
昨年末の晴れた日に、家の近くをぶらぶらと写真散歩しました。その時撮った一枚です。近鉄郡山駅前の風景です。普段この駅を利用している人にとっては見慣れた風景かと。ありふれたこの風景を撮ったのには、意味があります。次の写真を見ていただければと。
データを見ると、2007年2月13日に撮った写真です。ちょうどこの頃は不二家の「期限切れ原材料使用問題」があり、写真に写るお店も休業中でした。どうなることやらと思いつつこの写真を撮ったのです。この時もたまたま写真散歩中で、ビルの看板にあるペコちゃんの姿が愛らしくて。この写真は結構気に入ってまして、当時は2ちゃんねるの街撮りのスレッドに投稿しました。その時に人の散らばりが良いとか、良い評価も頂いたのですが、一番気に入ったのはこの写真のことを「ペコちゃん商店街」と呼んでもらえたこと。
この写真にピッタリのタイトルがついたと思ったのでした。その後このお店は開くことなく、無くなってしまいました。
こちらを撮影したのは、同年3月16日。不二家は閉店となり、ペコちゃんの看板も無くなってしまいました。定点観測というほどでもないのですが、同じ場所をこうやって撮るのは面白いなと思ったのです。
そして、10年以上の月日が経って、冒頭の写真となります。不二家もその上のミニミニもなくなり、今はファミリーマートと塾などがはいります。ころっけのハヤシは相変わらず地元の人に愛される、人気のお店です。ここだけは変わっていないですね。
こういう風に過去の写真があって、今回の冒頭の写真を撮ったわけです。写真の一番の面白さは、こういうありふれた日常の風景が時間とともに面白さを持つところにあるのではと。
近鉄郡山駅の駅舎は今後北側に移転するとのことです。また、それに合わせて付近の再開発も検討されております。今後も見守っていきたいものです。