さて、自転車四国遍路旅を終えて、はや10日が過ぎました。昨日やっとのことで、旅日記の加筆・訂正を終えました。次はまとめ記事を書いていきます。今回はルートと走行距離についてです。
アプローチ編
期間:2019年10月4日 走行距離：118.45km
奈良県大和郡山市の自宅から、和歌山市の和歌山港まで。フェリーで徳島港に渡り、宿泊場所のネットカフェまで走りました。結局、初日が一番長い距離を走ったことに。
発心編
期間:2019年10月5日～10月9日(5日間)、走行日数5日
走行距離：316.81km、1日平均：63.36km
最初の難所、12番札所焼山寺の坂は見た瞬間諦め、20番札所鶴林寺は挑戦するも途中でギブアップ。21番札所太龍寺はロープウェイを使用しました。坂道を上る自信がなくなった、発心の道場でした。
修行編
期間:2019年10月10日～10月16日(7日間)、走行日数7日
走行距離：454.43km、1日平均：64.91km
室戸岬近辺のお寺はどこも高台にあって、自転車を置いて歩くことが多かったです。この時は本当にこれを自転車遍路と言ってもよいのかと、自問自答していました。
出発から1週間経った頃が、精神的にも一番きつかったような気がします。ビジネスホテルを利用することで、なんとか立て直しました。台風の接近もあって前半はあまり進めませんでしたが、逆にそれが休養になってよかったのかもしれません。
坂道に対する試金石と考えていた七子峠をクリアしたことで、少し自信を取り戻し後半は順調に進めた修業の道場です。
菩提編
期間:2019年10月17日～10月25日(9日間)、走行日数8日
走行距離：465.82km、1日平均：58.22km
この旅最大の難関と考えていた久万高原。岩屋寺までのルートはそれほどきつくなくて、苦しみながらも楽しめました。その手前の歯長峠のほうが、きつかったような。
内子町と新居浜の2ヶ所で雨による停滞があり、順調とは言えませんでした。その割にはちゃんぽんを食べるために八幡浜に寄り道したり、ただ泊まりたいだけで見近島キャンプ場に寄り道したりと、この旅中で一番楽しんだ菩提の道場でした。
涅槃編
期間:2019年10月26日～10月29日(4日間)、走行日数4日
走行距離：221.33km、1日平均：55.33km
いよいよお遍路も最後のステージ、涅槃の道場・香川県。この頃になると疲れも溜まってきているので、走る距離も短くなってきています。
88番大窪寺を訪れたあとのことを考えておらずに、泊まるところをどうするかで若干思考が乱れたことが記憶に残ってます。結願はしたものの、あまり充足感はありませんでした。これはまだ旅は続くということが、頭の中にあったからでしょう。
お礼参り編
期間:2019年10月30日～10月31日(2日間)、走行日数2日
走行距離：193.76km、1日平均：96.88km
結願後のお礼参りですが、やはり不安だったのが高野山を上ること。標高800mはこの旅を通じて最高標高になります。日本一周時もそれほど高いところには上りませんでしたので、過去自転車で訪れたところを含め最高地点でした。
休み休みですがなんとか押すこともなく、自力で上ることが出来、奥之院でお参りを済ませた後は、この旅を達成した充足感で一杯でした。
自転車四国遍路旅 全行程
期間:2019年10月4日～10月31日(28日間)、走行日数27日
走行距離：1770.60km、1日平均：65.57km(走行日数のみで計算)
家から和歌山港までの往復距離が約200km、高野山への立ち寄りで50kmなので、四国内でのお遍路の距離としては、1520kmくらいでした。実際はこれに歩いた距離がプラスになるのですが、そちらは測っていません。30kmも歩いていないと思うので、多めに見積もっても1550kmくらいでしょうか。多少寄り道もしたので、標準よりは少し多めでしょう。
お遍路は歩きで1200km、車で1400kmと言われています。ただ自転車はちょっと特殊で、歩き遍路道を行けないところもあるし、自動車用道路も厳しかったり通行できなかったりで、道の選択が難しいところがありました。自転車では1500～1600kmくらいと想定しておけば、良いのではないかと思います。
なお、ルート選びに関しては参考にさせていただいた、おっさーさんのブログが非常に役立ちました。
体力も脚力もない、ヘタレ自転車乗りなので、おっさーさんのブログでは難易度が高くないと書かれているところも大変でしたが…
日本一周時は1日平均80km前後走っていたのですが、それに比べるとかなり短くなっています。日本一周後の3年間、怠惰な暮らしを送っていたので、この結果も仕方がないということでしょう。
以上、ルートと走行距離のまとめでした。
