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【四国遍路旅05日目】またも自転車を置いて歩く! 18-21番【2019/10/08】

さて、本日も強敵の札所2カ所が待っています。

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旅レポート

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快活クラブから朝5時半のスタートです。前回泊まったときと違い、今回はわりと静かでした。前回は金曜の夜だったからか。12時間パックで疲れもバッチリとれました。

朝の早くに出発するのは、次の札所に朝7時くらいに着きたいため。納経受付開始がその時間なので、16kmほどの距離なら1時間半あれば着くかと思い。あと通勤通学時間を避けたいというのもあります。

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国道沿いを走っているとすき家があったので、こちらで朝食を。日本一周時にもよく食べた、卵かけ定食を。250円で食べられるのがうれしい。ただ、のりが3枚しか入っていないのが残念なところ。5枚くらいは欲しい。

食事をして少しは体が温まりましたが、朝はそれなりに冷え込んでいて、風が冷たいのでウインドブレーカーを着て走っています。

最初の目的地18番恩山寺が近づくと、案内板が坂の上を指しています。てっきり平地にあるものだと思いこんでいたので、これにはびっくり。それほど高くは無いけど、そこそこの斜度があります。ウインドブレーカーを着て走ったので、朝から大量の汗をかいてしまいました。

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山門のないお寺でした。朝7時過ぎと早い時間でしたが、お参りに来られている人が数名。みんな早い。こちらでベテランの歩き遍路さんと少し話を。本日行く予定の鶴林寺の坂はキツいとのこと。「1に焼山、2にお鶴、3に太龍」と呼ばれる阿波霊場3難所の話は、出発前から本やネットで調べています。改めて覚悟が必要だなと。

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町中を抜けて19番札所立江寺へ。こちらの本堂は、立派な作りでした。と最初の2つのお寺は、簡単な印象しか残っていません。それだけこのあとのお寺が強烈でした。

20番札所鶴林寺は12番焼山寺、21番太龍寺と並ぶ難所のお寺。標高475mのところにあります。歩き遍路の方は、お寺の北側から上るのですが、車両は南側の川沿いから登ります。

事前に調べた情報では、「焼山寺の坂よりもキツくない」と書いてあったので、これなら上れるだろうと挑戦したのですが、あえなく撃沈。上り坂の途中であきらめて、自転車を置いて歩きで上ることに。

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坂の途中で階段があったので、これが歩き遍路道かと思い、ここから歩こうとに。しかし、この階段は上がっていくと、途中で藪になっていて、遍路道ではありませんでした。地図を確認するともう少し先に、遍路道があることがわかったので、そちらに向かいます。もちろん徒歩で。

無事遍路道が見つかり、そこから上っていくのですが、これがキツかった。また、この道は鶴林寺から太龍寺に向かう道で、逆打ち状態です。焼山寺の時もそうでしたが、正面から上っていない後ろめたさを抱きつつ歩きます。

車両ルートに比べると、大幅に距離はカットできるのですが、斜度のキツイ山道は、それ以上に疲れました。お寺に着いた時点で、ベンチに座り込んでしまいました。ほぼ登山。

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いかにも山のお寺といった風情。逆うちのルートなので、山門側から入っていないので、わざわざ山門まで廻り、そこからお参りをすることに。

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本堂まではまた階段が。本堂は改修中するのか、足場が作られていました。そのうちシートに覆われてしまうのか?

お参りを済ませたあとは、また自転車のところまで歩いて戻るのですが、山道の下りもまた膝に来るほどの大変さで、お寺の印象より大変な道だったとの印象だけが残りました。

最後に向かうは21番太龍寺。こちらも標高600mの山頂付近にあるという、難関のお寺です。しかし、こちらのお寺にはロープウェイがあります。もう最初から、ロープウェイを利用することを決めていました。

鶴林寺からは川沿いの道を走ります。約6kmほどで、ロープウェイに到着です。この間に少し雨がぱらついてきましたが、しばらくすると止みました。

ロープウェイに乗る前に、昼食です。ロープウェイの駅が、道の駅になっているのですが、食事処はひとつしか無く、選択肢があまりありません。

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なかなかのボリュームのある、鶏の唐揚げ定食。鶴林寺の山登りのせいで、お腹がすいていたので、ペロリといただきました。

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こちらのロープウェイ、往復2600円とちょっとお高いのが難点、と思っていました。しかし、乗ってみるとこれがなかなか楽しい。西日本最長のロープウェイでもあるし、かなり高いところを通るので、景色も良いし、ガイドさんの説明も楽しい。とくに下を向くときに落ちるような感覚になるので、ジェットコースター的な楽しさもあります。

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ロープウェイから見える景色。天気が悪くて残念。これは出発地点側。

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弘法大師の像も見られます(わかりにくいですが、中央にあります)。ここへはお寺から、歩いて行くことが出来るそう。行かないけど。10分ほどで到着。

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ロープウェイ駅の正面が、本堂になっています。本来の山門は反対側にあるので、本来とは逆の位置から入っていることになります。

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今回もまずは山門(仁王門)まで、歩いて行きました。改めて山門から入って境内へ。お参りを済ませます。

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天井に竜が描かれているのも見られます。

こちらの太龍寺は「西の高野山」と呼ばれていて、立派な建物がたくさんありました。建造物の彫り物などが素晴らしい!

見どころ満載のお寺で、ここをさっさと済ませれば次のお寺にも行ける時間ですが、こちらのお寺はさっさと済ませるのはもったいないと思い、1時間くらいはじっくりと見学していました。今のところ、今回の旅で1番気に入ったお寺です。

帰りもロープウェイで。行きも帰りも、同乗者が外国人の方ばっかりというのも面白い。ロープウェイの料金が2600円と最初は高いと思いましたが、ロープウェイの楽しさ、お寺の素晴らしさ、それもまとめての料金としたら、全く高くないと最後に思ったのでした。

さて、充分楽しんだあとは、次のお寺に向かうわけですが、納経時間はギリギリになりそう。おまけに足がガクガクしているので、本日は諦めて切り上げることに。

次の札所までのあいだに「道の駅わじき」があるので、こちらで終了です。16時くらいに着いたのですが、辺りをぶらぶらしたり、ベンチで寝転んだりと時間を潰します。日が暮れかかったところで、道の駅の裏手にテントを張って終了です。

本日の走行ルート

走行距離53.82km/累計距離317.28km

2019年 自転車四国お遍路旅 目次
2019年10月4日スタート、自転車による四国八十八ヵ所お遍路の旅。事前の準備や旅中の日記、帰宅後にまとめた記事など。自転車やオートバイ、徒歩によるお遍路を考えている方の参考になればと思います。