2022年版を書きました。
こちらの記事は生産終了モデルが含まれています。資料の意味でこの記事を残しています。値段やスペックは当時のものです。
自転車日本一周は、どんな自転車でも出来ます。実際にママチャリやロードバイク、クロスバイク、ミニベロなどの自転車でされている方もいます。
上記記事では過去の自転車日本一周のブログをまとめています。使用した自転車も記載してあるので、見ていただければわかりますが、皆さん色々な自転車で日本一周されています。
ただ、やはり自転車日本一周をするならば、ツーリング用に作られた自転車の方が、楽に、そしてリスクも少なく出来るのでは無いかと考えています。実際に自転車日本一周をした経験から、この自転車なら日本一周するのに良いんじゃないかと思われるものを、紹介します。
2021年ツーリング自転車の傾向
2021年の状況としては、2020年からさらに、グラベルロードが定着してきたこと。自転車関連サイトなどでも、グラベルロードが取り上げられることが多くなってきました。
また、キャンプブームもあって、グラベルロード+キャンプを語られる方も多くいます。キャリア無しで直接(専用の)大容量バッグを取り付ける、バイクパッキングもますます進化していますので、この流れはますます大きくなっていくのではないかと思います。
そんな中、従来ながらのツーリング自転車は減少傾向。アラヤが長年販売続けてきたスワローランドナーがカタログ落ちしました。日本一周用としてはオススメはしていなかったものの、アラヤの象徴的モデルだったのでこれは予想外で非常に残念です。
ただツーリング自転車は減っているものの、グラベルロードが多様化しているので、長期ツーリングにむいているモデルを探してみました。
なお、今年からディスクブレーキについて、機械式を明記するようにしました。ロードバイクでもディスクブレーキが増えてきて、主流は油圧式です。ツーリング用としては、整備しやすい機械式がメインなので、機械式であることをはっきりとさせておくためです。また、本体カラーも明記するようにしました。意外と年によって本体カラーも変わり、モデルの生産年が色で判別出来るのではないかと思ってのことです。
ツーリング自転車の特徴
紹介の前に、まずは私の考えるツーリング車に必要な特徴です。
- ドロップハンドルであること
- タイヤが太い目
- キャリア・泥除けがつけられるダボ穴がある
- それなりの変速性能があり、低ギア比があること、リアは9速まで
- 丈夫であること
ドロップハンドルであること
ドロップハンドルは握る場所を変えることにより、体を動かすことが出来ます。長時間同じ姿勢で自転車に乗っていると体も疲れてきますので、ポジションを変えられるドロップハンドルはメリットであります。
タイヤが太い目
ロードバイクのタイヤ幅は23mmや25mmが標準です。それに比べツーリング自転車のタイヤ幅は、35mm以上が採用されています。ツーリング自転車は速く走ることを主たる目的としていません。たくさんの荷物を積んで走る日本一周のような場合は、安定性を重視した太めのタイヤが良いと思います。
キャリア・泥除けがつけられるダボ穴がある
荷物をたくさん積むためには、キャリアを付けるのが必須です。そのためにはダボ穴と呼ばれるネジ穴がフレームにある必要があります。またキャリアだけでなく、泥よけも付けられるように複数のダボ穴があるものがよいでしょう。ツーリング自転車の必須条件ですが、カタログのスペックには載らなくて、写真をよく見ないとわからない場合も多いです。
ダボ穴がないロードバイクの場合、アダプターを使えばキャリア取り付けも可能です。ただし、アダプターの強度的な不安や、キャリア取り付けを想定していないフレームへの不安があります。
それなりの変速性能があり、低ギア比があること、リアは9速まで
ママチャリなどでは変速機能の無いものがあります。それで日本一周をしている人もいますが、坂道など大変です。日本一周をある種の苦行として行いたい場合は良いのですが、それなりに快適にしたい場合は、変速機能は必須です。スポーツ自転車の場合は、ほとんどが変速機能を持っています。
ここで重要なのが、低ギア比です。坂道を上る際に足への負担を減らしてくれます。ロードバイクの場合は荷物満載を想定していないので、低ギア比は高めです。より軽く坂を上るためのギアを持っていた方が良いでしょう。
リアが9速までとしているのは、チェーンの問題です。段数が多くなるとチェーンも細くなるので、耐久性の面からリアギアは9速くらいまでが良いと思います。9速でもチェーン切れやスプロケットの摩耗のリスクはあります。8速が無難と思いますが、海外メーカーのツーリング自転車は9速が多いです。
丈夫であること
ロードバイクは軽さが命ということで、最近はカーボン素材のものが増えています。昔のカーボンと違い強度は高いようですが、想定外の荷物を満載にした時には不安があります。
やはり昔ながらの鉄素材(クロモリが多い)が、強度的には安心感があります。同時に振動吸収性も優れているので、疲れにくいといわれています。たくさんの荷物を積むことを前提とされたカーボンのツーリング自転車が作られるまでは、鉄素材のものを選ぶのが無難と思われます。
まとめ
以上が私が考えるツーリング自転車の特徴です。
ランドナーでも低ギア比が無かったり、リア10速のものがあります。それらは省き、グラベルロードでツーリング自転車的なものをチョイスしました。これらで無くてはダメなわけではありませんが、日本一周の経験から、これなら良いかもという自転車を紹介します。
アラヤ フェデラル
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | Wレバー(ダウンチューブレバー) |
フロント/リアギア | 28/38/48T / 12-32T 8s |
タイヤ・スポーク数 | 650×38B(40-584) 36h |
ブレーキ | カンチブレーキ |
フレームサイズ | 450/500/550 |
本体カラー | ダークモスグリーン、スチールグレー |
標準価格 | ¥62,000(税抜価格) |
付属品 | 泥除け |
最近の自転車日本一周でもよく使われている定番のツーリング車ですが、2021年モデルで大幅に変わりました。従来ながら必要最低限の機能は持ちつつ低価格なオススメの自転車ですが、過去のノウハウが利用できないことも考えられますので、若干注意が必要です。
昨年までとは違いタイヤが650B(27.5)という、近年MTBで多く利用されているタイヤに変わっています。今までのような入手性にすぐれるママチャリと同じタイヤではありません。そこが若干のデメリットになります。
またランドナー全体に言えることですが、Wレバーはデュアルコントロールレバーに比べ、操作性は劣ります。荷物満載の自転車では、片手を離して変速するというのは、意外とバランスを崩しやすいと感じました。もちろん慣れればそれほど問題はないといえますが、暗いトンネルや斜度のきつい上りではデュアルコントロールレバーの方が良いと思います。そこが少しだけマイナスポイントでしょう。
フェデラルに関しては、私の持っている2010年モデルを、日本一周用にカスタムした記事があるので、参考にしてください。ただし2021年モデルは大幅に変わっていますので、記事と同じように出来ない場合があります。
アラヤ ツーリスト
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | Wレバー(ダウンチューブレバー) |
フロント/リアギア | 28/38/48T / 11-32T 8s |
タイヤ・スポーク数 | 26×1-3/8(37-590) 36h |
ブレーキ | カンチブレーキ |
フレームサイズ | 490/530 |
本体カラー | ボルドーレッド, ナチュラルカーキ |
標準価格 | ¥99,000(税抜価格) |
付属品 | 泥除け、フロントキャリア、フレームポンプ |
フェデラルの質感を上げたツーリング車です。フェデラルよりランドナーらしいツーリング車です。
昨年まではミドルグレードのモデルでしたが、スワローランドナーが廃盤になったので、結果的にアラヤのツーリング自転車の最上位モデルになりまりました。こちらは昨年と変更ありません。
こちらはママチャリと同じタイヤサイズ(26×1-3/8)なので、タイヤの入手性ではすぐれています。フロントキャリアはついておりますが、サイドバッグは付けられないので、フロントにサイドバッグを付けるのであれば、フロントキャリアを交換する必要があります。
マルイシ エンペラー ツーリングプレイヤー
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | Wレバー(ダウンチューブレバー) |
フロント/リアギア | 28/38/48T / 11-32T 8s |
タイヤ・スポーク数 | 26×1-3/8(37-590) 36h |
ブレーキ | カンチブレーキ |
フレームサイズ | 520/550 |
本体カラー | エンジ、エイビー |
標準価格 | ¥89,800(税抜価格) |
付属品 | 泥除け |
2018年から登場したこちらのモデルは、丸石版フェデラルといったところ。
丸石が誇るエンペラーシリーズの廉価版ですが、リアスプロケットが11-32T、スポーク数36本で、分割式泥よけや各パーツにこだわりがなければ、日本一周用としては他のエンペラーシリーズより、こちらのほうが良いと思います。
マルイシ エンペラー ツーリングマスター
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | Wレバー(ダウンチューブレバー) |
フロント/リアギア | 28/38/48T / 13-26T 8s |
タイヤ・スポーク数 | 650x38A(40-590) 32h |
ブレーキ | カンチブレーキ |
フレームサイズ | 490/520/550 |
本体カラー | オレンジ、グリーン |
標準価格 | ¥130,000(税抜価格) |
付属品 | 分割式泥除け、トゥークリップ |
丸石のランドナーです。2018年からタイヤが650x38A、スポーク数が32hになっています。
昔ながらのランドナーらしいランドナーといえますが、リアスプロケットが26tまでということもあり、荷物満載の日本一周ならツーリングプレイヤーの方がオススメです。もちろん見た目の高級感と言うことであれば、こちらがオススメ。
マルイシ エンペラー ツーリングコンダクター
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | Wレバー(ダウンチューブレバー) |
フロント/リアギア | 28/38/48T / 11-30T 8s |
タイヤ・スポーク数 | 700×35C(35-622) 32h |
ブレーキ | カンチブレーキ |
フレームサイズ | 510/540/560 |
本体カラー | ネイビー、ホワイト |
標準価格 | ¥130,000(税抜価格) |
付属品 | 分割式泥除け、トゥークリップ |
こちらはちょっと珍しい700cランドナーです。この呼び名が正しいかどうかは別として、スポルティーフと呼ぶのはちょっと違う気がします。700cのタイヤを採用している以外は、正統派ランドナースタイルと言って良いでしょう。
ツーリングマスターと違い、リアスプロケットは11-30Tです。こっちのほうが安心です。こちらも2018年から、タイヤが32Cから35Cへと太くなり、ハブがラージフランジハブ、スポーク数が32本になってます。
見た目の高級感や分割式泥よけ、700Cのタイヤサイズにこだわりがないのであれば、ツーリングプレイヤーの方がオススメです。
TREK 520
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/アルミ? |
シフター | デュアルコントロールレバー |
フロント/リアギア | 26/36/48T / 11-36T 9s |
タイヤ・スポーク数 | 700×38C(38-622) 36h |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ |
フレームサイズ | 480/510/540/570 |
本体カラー | レッド |
標準価格 | ¥145,000(税抜価格) |
付属品 | リアキャリア、フロントキャリア、トゥークリップ |
昨年から継続です。ただ、日本語サイトでは「520disc」から「520」と名称が変更になっています。
昨年は気がつかなかったのですが、「主なテクノロジー」内の説明に「アルミディスクツーリングフォーク」の記載あり。今までクロモリではないものの、鉄のフォークだと思っていたのですが、アルミなのかもしれません。スペック欄には520 alloy(昨年もこの記載)とあり、合金なのは確かですが、アルミの表記はないのでやや疑問です。なお英語サイトの説明の記載では「alloy disc touring, rack mounts」です。フォークだけアルミにするメリットはあまりないと思うのですが、どうなのでしょう。
低ギア比はフロント26Txリア36Tで0.72、これなら荷物満載でも激坂を上れるでしょう。むしろ使うことは無いかもしれないくらいです。ちょっとしたリスクとしては、リア9速ということでチェーンとリアスプロケットの耐久性くらいでしょうか。2019年に日本一周にこちらを利用している人で、チェーンが切れた人がました。
ただ、海外製のツーリング車はどれも9速になっています。メーカーとしては9速でも、耐久性は大丈夫という判断なのでしょう。切れる前に3000~5000kmくらいでチェーンは交換した方が良いと思います。
なお、今年からディスクブレーキについて、機械式を明記するようにしました。ロードバイクでもディスクブレーキが増えてきて、主流は油圧式です。ツーリング用としては、整備しやすい機械式がメインなので、機械式であることをはっきりとさせておくためです。
CINELLI Hobootleg Easy Travel
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | デュアルコントロールレバー |
フロント/リアギア | 30/39/50T / 11-34T 9s |
タイヤ・スポーク数 | 700×37C(37-622) 36h |
ブレーキ | カンチブレーキ |
フレームサイズ | 46/49/53/56 |
本体カラー | オンザビーチ |
標準価格 | ¥185,000(税抜価格) |
付属品 | 泥除け、フロントキャリア、リアキャリア |
昨年から継続です。チネリのSTIレバーのツーリング車です。TREK520に比べると、ブレーキがカンチブレーキなのが大きく違うところでしょうか。ちょっと値段が高いです。
本体カラーは「オンザビーチ」で、写真にある青系の色です。
KHS TR101
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | デュアルコントロールレバー |
フロント/リアギア | 30/39/50T / 11-36T 9s |
タイヤ・スポーク数 | 700×40C(-622) 36h |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ |
フレームサイズ | 490、520、550、580 |
本体カラー | グレー |
標準価格 | 日本未発売? |
付属品 | リアキャリア |
KHS JAPANのサイトには2021年モデルの記載がないので、日本には輸入されないのかもしれません。よって価格の記載はしていません。
一応、本国サイトには2021年モデルとして記載があるので、参考までに掲載しておきます。
デュアルコントロールレバーにディスクブレーキ、ダボ穴がたくさんある鉄フレームとTREK 520とにたコンセプトのモデルになります。こちらよりもフロントキャリア、ペダルの追加が必要の無いTREK520の方がオススメです。
MARIN FOUR CORNERS
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | デュアルコントロールレバー |
フロント/リアギア | 30/39/50T / 11-34T 9s |
タイヤ・スポーク数 | 650B(?-584)/700×42C(42-622) 32h |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ |
フレームサイズ | S/M |
本体カラー | サテンブラック、グロスグリーン |
標準価格 | ¥120,000(税抜価格) |
付属品 | – |
フロントギアが3枚で、ツーリング車よりのグラベルロード。タイヤはフレームサイズによって変わり、Sサイズは650B、Mサイズは700x42cのタイヤです。
リスク面で言うと、スポークが32本のところ。積載量が多くなってくると、スポーク折れのリスクが少し高くなります。
MASI CXGR
フレーム/フォーク素材 | クロモリ/クロモリ |
シフター | デュアルコントロールレバー |
フロント/リアギア | 30/46T / 11-32T 8s |
タイヤ・スポーク数 | 700×38C(38-622) 32h |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ |
フレームサイズ | 49/51/53/56 |
本体カラー | ブラックサンド |
標準価格 | ¥119,000(税抜価格) |
付属品 | – |
昨年のモデルが継続です。グラベルロードでフロントは2速ながらインナーギアが30tになっていて、荷物満載のツーリングでも使えると思います。8速モデルなので、チェーンやスプロケットの消耗リスクが少ないのも良さそうです。
こちらもリスク面で言うと、スポークが32本のところ。積載量が多くなってくると、スポーク折れのリスクが少し高くなります。
コーダーブルーム KESIKI Touring
フレーム/フォーク素材 | アルミ/スチール |
シフター | デュアルコントロールレバー |
フロント/リアギア | 30/46T / 11-32T 8s |
タイヤ・スポーク数 | 27.5×1.75(44-584) 32h |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ |
フレームサイズ | 420/460/500 |
本体カラー | ダークグリーン |
標準価格 | ¥69,000(税抜価格) |
付属品 | ベル、リフレクター、フラットペダル |
KhodaaBloomは日本の自転車メーカー、ホダカ株式会社のスポーツ自転車ブランドです。コストパフォーマンスにすぐれたロードバイクやクロスバイクをラインナップしています。
今年度から販売開始のKESIKI Touringはグラベルロードではなく、走る場所を選ばないオールロードバイクと説明されています。厳密に何が違うのかはわかりませんが、名前からもツーリング向けの自転車として企画されていると思います。
ツーリング自転車としては少なくなった、フレームがアルミなのが特徴です。GIANTの名車グレートジャーニーもアルミフレームでしたので、アルミフレームだからダメというつもりはないですが、オススメするかというとやや不安です。
MAJIのCXGRと同じく、フロント2速ですがインナーギア30Tとそれなりの低ギア比があります。タイヤが27.5x1.75でETRTOでいうと44-584、いわゆる650Bと同じリム径でタイヤ幅が少し太くなっています。このあたりもツーリング向けです。
そして注目するのは価格で、STIレバーで税別69,000円はかなりのコストパフォーマンスといえます。発売が2021年5月以降となっているので、実際に購入できるのは少し先になりそうです。
まとめ
以上、2021年版、日本一周自転車旅用ツーリング自転車11選です。
昨年取り上げた「FUJI JARI2.3」がカタログ落ちになりました。JARIはアルミフレーム・クロモリフォークの「JARI1.7」があるのですが、ややレーシーなイメージなので今回は取り上げませんでした。
グラベルロードが多様化して、掲載を検討したモデルがあります。ここでは取り上げなかった理由とモデル名を書いておきます。
低ギア比がネックとなって取り上げなかったのが、「ライトウェイ SONOMA ADVENTURE」と「FUJI FEATHER CX+」。フロント2速でインナーギアが、それぞれ34Tと36T。リアが32Tで、ギア比が1.0を越えます。荷物満載で激坂を上るのが厳しいと思います。
ホイールのスポーク数が少ないため取り上げなかったのが、「GIOS MITO CLARIS」と「GIANT ESCAPE R DROP」。GIOSの方は前後28h、GIANTは前24h後28hです。ダメというわけではないですが、荷物満載時にスポーク折れのリスクが高くなります。やっぱり32h以上が良いと思います。
とりわけ「GIANT ESCAPE R DROP」は往年のグレートジャーニーを思い浮かべさせてくれるモデルで、価格も税別66,000円とお手頃、かなり掲載を迷いました。ただスポーク数やタイヤの太さ(700x30C)、ダボ穴が少ないなど、デメリットが多いので今回は見送りました。
ギア板やホイールなどのパーツを交換すれば、よりツーリング向けには出来るので、素材としては良いのじゃないかと思い、名前挙げ、リンクを貼っておきます。
最後に、自身の自転車日本一周の経験から、デュアルコントロールレバーのものをオススメします。今回取りあげたものの中では、毎年言ってますが「TREK 520」が良いかなと思ってます。
コスト面でいえば、やはりアラヤのフェデラルがオススメです。今年のモデルで大幅な変更があったため、過去のノウハウがどこまで通用するかはわかりません。しかし、キャリアをつけても10万円くらいなので、日本一周など他に予算がかかる場合は、オススメしやすいです。
2020年からの新型コロナウィルスの拡大で、世界的に自転車が見直されているようです。それもあってか自転車パーツの欠品が続き、自転車自体の生産もずいぶん滞っているよう。欲しいと思ってもなかなか手に入れることが出来ない可能性がありますので、ご注意ください。
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