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お遍路の参拝方法を確認する【四国お遍路準備編04】

さて、今回は四国遍路における参拝方法を確認します。

お遍路の公式、四国八十八ヶ所霊場会のページで、参拝方法や読経方法が解説されています。こちらを正式なものとして、ガイドブックなどを参考に、省略することなども考えます。

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参拝方法について

札所参拝手順 – (一社)四国八十八ヶ所霊場会

四国八十八ヶ所霊場会のページで、参拝手順が説明されています。

  1. 山門(仁王門)で合掌、一礼して境内に入ります。
  2. 手水所で、手を洗い口をすすぎ身を清めます。
  3. 鐘楼で鐘を1度撞く。(鐘を撞くのを禁止しているところもある)
  4. 本堂にて、献灯・献香をし、納札を納め、鐘を打ち、お賽銭を納め、礼拝し、読経する。
  5. 大師堂にて、献灯・献香をし、納札を納め、鐘を打ち、お賽銭を納め、礼拝し、読経する。
  6. 納経所へ行き、墨書と朱印をもらう。
  7. 山門(仁王門)で合掌、一礼して境内を出ます。

ガイドブックなどでも同じように説明をされています。本堂・大師堂における順序は、ガイドブックによって違いはありますが、それほど大きな違いはありません。また、読経の内容も正式なものから略式なものまであります。心を込めてお参りすれば、作法にとらわれなくてもかまわないと書かれているものもあります。

読経方法について

読経についても、公式ページで解説されています。

読経方法 – (一社)四国八十八ヶ所霊場会
  1. 合掌礼拝(がっしょうらいはい)胸の前で合掌し三礼しながら「うやうやしくみ仏を礼拝したてまつる」と唱えます。
  2. 開経偈(かいきょうのげ) 「開経偈」を一返唱えます。
  3. 懺悔文(さんげのもん) 「懺悔文」を一返唱えます。
  4. 三帰依文(さんきえもん) 「三帰(さんき)・三竟(さんきょう)」を三返づつ唱えます。
  5. 十善戒(じゅうぜんかい) 「十善戒」を三返唱えます。
  6. 発菩提心真言(ほつぼだいしんしんごん)「発菩提心真言」を三返唱えます。
  7. 三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん) 「三摩耶戒真言」を三返唱えます。
  8. 般若心経(はんにゃしんぎょう) 「般若心経」を一巻唱えます。
  9. 光明真言(こうみょうしんごん) 「光明真言」を三返唱えます。
  10. ご宝号(ごほうごう) お大師さまの「ご宝号」を三返唱えます。
  11. 回向文(えこうもん) 「回向文」を一返唱えます。
  12. 合掌礼拝(がっしょうらいはい) 「ありがとうございます」と述べ、合掌し礼拝をします。

これが正式な読経のようです。なぜかご本尊真言が抜けています。最後のところで、「大師堂での勤行はお大師さまがご本尊さまでございますので、上記次第の「ご本尊真言」を省略いたします。」とは書かれていますが。

これをすべて唱えるというのも大変そう。ということでガイドブックなどでは、省略されたものが紹介されています。

  1. 開経偈(かいきょうのげ) 「開経偈」を一返唱えます。
  2. 般若心経(はんにゃしんぎょう) 「般若心経」を一巻唱えます。
  3. ご本尊真言(ごほんぞんしんごん)を三返唱えます。
  4. 光明真言(こうみょうしんごん) 「光明真言」を三返唱えます。
  5. ご宝号(ごほうごう) お大師さまの「ご宝号」を三返唱えます。
  6. 回向文(えこうもん) 「回向文」を一返唱えます。

さらに省略される形で、般若心経とご宝号だけの人、合掌だけで済ます人もいるようです。

まとめ

本来は正式な手順を踏んでお参りするのが良いのですが、すべてを行うとなるとかなりの時間がかかりそう。ガイドブックでは、30~40分くらいと書かれています。出来るだけ正式な手順で行いたいと思ってはいますが、省略するところも必要かと。

特に読経に関しては、ガイドブックなどに記載されている省略されたもので行いたいと思ってます。お遍路というと廻ることに意味があるようにも思われるのですが、今回は出来るだけきちんとしたお参りをしたいと思っています。スタンプラリーではなくて、巡拝なのですから。

ただ、思った以上にお金はかかりそうです。ろうそく代に線香代、お賽銭に納経料金、衣装・用品購入費もあわせるとなると、懐が心配です。

2019年 自転車四国お遍路旅 目次
2019年10月4日スタート、自転車による四国八十八ヵ所お遍路の旅。事前の準備や旅中の日記、帰宅後にまとめた記事など。自転車やオートバイ、徒歩によるお遍路を考えている方の参考になればと思います。