【文房具】父の日のプレゼントに!現役販売員がオススメする高級ボールペン3選【厳選・予算1万円】

元自転車日本一周サイクリスト、現在は文具店に勤める兼業ブロガーのketa-Gです。

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5月下旬になると、父の日のプレゼント用に、ボールペンを購入に来られるお客様が増えてきます。現役の販売員である私のおすすめボールペンを紹介します。

ボールペンといってもピンからキリまでありますが、今回は予算1万円前後で考えています。
定価だと1万円~1万5千円くらいですが、ネットであればもっと安く購入することができます。

ウォーターマン エキスパート エッセンシャル

まずオススメするのは、ウォーターマンのエキスパートシリーズです。

個人的に一番オススメなのが、こちらのモデル。

ウォーターマンというブランドは、モンブランやパーカー、クロスよりは、一般的には知名度が劣るかもしれません。しかし、1883年に世界で初めて、毛細管現象を応用した万年筆を作ったことで知られる、フランス最大級の筆記具メーカーです。

持っていると、ちょっと通っぽく見えるブランドといって良いかも。

ブランドの特徴としては、デザインがおしゃれ。ナナメにカットされた頭冠や、流れるような優美なラインがスタイリッシュです。

オススメするエキスパートシリーズは、ちょっと太めのボディで握りやすくなってます。それなりの重みもありますが、バランスもよく疲れにくいですし、インクが柔らかく書き心地も良好。

スタイリッシュなデザイン性、握りやすさ、書き心地の良さと、非常にバランスの取れているところが一番のオススメポイントです。

また海外メーカーの多くのボールペン芯は、ボール経が大きい(線が太い”M(中字)”表記のもの)ものが、標準で入ってます。しかし、ウォーターマンが標準にしているのは、少し細めの”F(細字)”表記のものです。日本では細い目の線が好まれますので、これもオススメできるポイントです。

カラーバリエーションとしては、艶のある黒(ブラック)、艶のない黒(マットブラック)、銀(メタリック)、トーブ、ディープブラウン。

クリップ部分の色が金色の場合が”GT”、銀色の場合は”CT”となります。カラーによって値段が変わりますので、注意してください。

最後にデメリットを。替芯が手に入りにくいかもしれません。都市部であったり、ネット環境があれば、問題はないのですが、地方では百貨店の舶来筆記具コーナーくらいでしか扱っていないかもしれません。最近は大きめのイオンであれば、文具コーナーであつかっていることもあります。しかしパーカーやクロスに比べると、その数は少ないかと。

パーカー ソネット

舶来筆記具、高級筆記具と聞いて、パーカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
120年以上もの歴史を持つ老舗メーカーで、“世界で最も愛されているペン – The Most Wanted Pen – ”とも呼ばれています。

特筆すべきはそのラインナップの多彩さで、千円のボールペンから数万円するものまで。万年筆だと数十万円するものもあります。

パーカーの特徴というと、そのクリップ部分。矢羽クリップと呼ばれるこの部分を見れば、すぐにパーカーのものとわかるようになってます。高級なボールペンといっても何を贈ってよいのかわからないという方には、パーカーを選べば間違いはありません。

そんな中オススメするソネットシリースは、パーカーの中核となるモデルで、高すぎず安すぎず、プレゼントにも最適なシリーズです。

軸の太さはウォーターマンエキスパートに比べると、若干スリムになっております。細すぎず、太すぎずといった絶妙な太さです。スーツのポケットに入れておくにも、良い太さかと。

ボールペン芯はクインクフローという、なめらかな書き心地のインクを使用したもの。また、替芯の手に入りやすさも、オススメできるポイントです。

パーカータイプと呼ばれる替芯は、多くの海外ブランドでも採用しており、互換性があります。日本でもJIS規格で定められており(G2型)、たくさんのメーカーが同じ形のものを販売しております。最近では、三菱鉛筆がジェットストリームのインクを採用した替芯を出しており、密かな人気となっていたりします。

油性インクだけでなく、ゲルインクも販売されているので、インクグルメな方も楽しめます。インクにこだわりのある方へのプレゼントにも向いています。

カラーバリエーションとしては、艶のある黒(ラックブラック)、艶のない黒(マットブラック)、銀(ステンレススチール)、青(ブルーラッカー)、赤(レッド)。

こちらもウォーターマンと同じく、クリップ部分の色が金色の場合が”GT”、銀色の場合は”CT”となります。カラーによって値段が変わるのもおなじで、注意してください。

デメリットらしいところはありません。あえていうなら、最初に入っている替え芯のボール経が”M(中字)”なので、ちょっと線が太めなところ。ただ、それゆえの書き心地の良さもありますので、プレゼントとしては、そこまでこだわらなくてもよいのかなと思います。

クロス センチュリーII

クロスはアメリカを代表する筆記具メーカー。オバマ大統領が使用していたことでも、有名です。2016年には創業170年を迎えております。

クロスの特徴としては、機構上永久保証をうたっていることです。使用年数に限らず、機構上の故障は、無料で修理もしくは交換してもらえるというもの。ものづくりに対するプライドが見えますね。

実際は修理よりも、交換されることが多くなっております。なので古いタイプのものは現行品の相当品に交換となることも。思い入れのあるものでも、全交換になってしまうこともあるので、注意が必要です。また、修理や交換には、結構な時間がかかります。

オススメするセンチュリーIIは、クロスを代表するモデル”クラシックセンチュリー”を太くして、中間リングを付けたモデルです。クラシックセンチュリーはちょっと細すぎますので、こちらをオススメ。営業の方で、胸ポケットに入れるような使い方なら、クラシックセンチュリーが良いかも。

太さとしてはパーカーソネットと似たような太さです。上記2モデルとちがうところが、インクの柔らかさ。クロスのインクは柔らかくないのです。昔ながらの油性インクといったところです。これが個人的にオススメできないところでもあるのですが、これが良いといわれる方もおります。

このあたりは好みがあるので何とも言えないのですが、ちょっと硬めの抵抗のある書き心地が好きという方にはオススメです。

ブランド的に関西では、根強い人気を誇っているメーカーです。クロスをご指名買いされる方も多いのです。替芯も比較的手に入りやすいと思います。

色の選び方

次にプレゼントする上で、どの色を選んだら良いかです。

男性に贈る場合の色の選び方としては、最も無難なのが黒色。好みの色がわからない場合は、黒が良いでしょう。一般的な傾向としては若い方は黒に銀、年配の方には黒に金が人気です。

艶のある無しは好みもあるのですが、艶のある黒は高級感があります。ただ、指紋が付きやすいので、それが気になるという方もいらっしゃいます。艶がないものは、スタイリッシュな感じがするので、若い人向けかなと。

なので40~50代の方には、スタイリッシュなマットブラックに銀色のクリップがオススメ。60代の方には、高級感のあるブラックに金色のクリップがオススメです。

もし、好みの色がわかるようであれば、その色を選ぶという選択もあります。ただ、今回おすすめしたモデルには、それほどカラーバリエーションがないので、選択肢は少ないですが。

銀色(メタリック、シルバー)も指紋が目立ちやすいので、好みの分かれるところ。個人的には銀色に金色のクリップは、上品な感じで好きですが。

芯の出し方

現在、一般的なボールペンは、ノック式といわれる後ろの部分を押して芯を出す方式です。昔はキャップ式のものもありましたが、今は少なくなっております。

そして今回紹介したモデルは全て、すべて軸をひねって芯を出す、ツイスト式と言われるもの。ノック式に比べると、ちょっと面倒ですが、高級ボールペンではこちらが主流です。

利便性では劣りますが、この軸をひねるという行為が、一呼吸あって、心に余裕を産み出すのではないかと思います。

ノック式高級ボールペン

ノック式で高級ボールペンというと”ペリカン スーベレーン K400“や”ラミー ラミー2000“、”カランダッシュ アルケミクス“などがあります。

“ペリカン スーベレーンK400″は軸が樹脂で出来ているので、高級感にかけるところがマイナス。軽くて使いやすく、芯もパーカー型で結構楽しめますが。

“ラミー 2000″はインクが硬くて、書き心地の部分でオススメできません。個人的には好きなデザインなのですが、インクの部分だけが惜しい。でも、書き心地が一番重要です。

“カランダッシュ アルケミクス”は書き心地が良いのですが、ボール経が”F”でもちょっと線が太め。もう少し細く書ければオススメしたいところです。取扱店が少ないのも、若干のマイナス。

どちらも悪くはないですが、積極的に勧めるにはいたりません。

名入れについて

ボールペンは購入時にオプションとして、名前を入れてもらうことが可能です(対応していないものも、若干ですがあります)。名入れには別料金がかかります。また、仕上がるのにも日数が必要です。

名前を入れることで、自分だけの1本となりますので、これはオススメ。仕上がりにかかる日数はお店によって変わってくるので、名入れで購入を考える場合は、早めの注文が必要です。

まとめ

父の日のプレゼント用に、おすすめモデルを紹介しました。高級筆記具をあつかっている方には、定番モデルで無難な選択と言われるかと思われます。でも、良いものは良いのです。

オススメの順番としては、とりあげた順通り、ウォーターマン、パーカー、クロスです。個人的には書き心地の部分で、パーカーとクロスの間は差が結構あります。

ただ、どれを選んでいただいても、ブランド的にも商品的にも喜んでいただけるモデルです。父の日のプレゼント用に、ご参考になればと思います。