さて、久しぶりのバヌーシー生活です。
1月27日東京競馬場6R、芝1,800mのレースに、出資馬のアイワナビリーヴが出走。好位から抜け出す、強い競馬を見せて初勝利しました。
アイワナビリーヴ
アイワナビリーヴは姉のアイワナシーユーに続く、1万円で馬主気分を味わえる馬として、DMMバヌーシーで募集されました。
父はジャスタウェイ、母はアルゼンチンのG1を勝っているワナダンス。姉のアイワナシーユー(未勝利のまま引退)は体が小さかったのですが、こちらは馬格があり、期待されていました。
ジャスタウェイ産駒は、現3歳世代が初年度産駒。夏競馬では産駒が活躍していましたが、東京・中山ではやや苦戦気味。現在の代表産駒としては、牡馬ではホープフルS2着のアドマイヤジャスタ、若駒ステークスを勝利したヴェロックス。牝馬では京王杯2歳ステークス2着のアウィルアウェイ。
今回の勝利を見ると、ひょっとしてジャスタウェイ初年度産駒の代表になるかも、と思わせるものでした。
デビューまでの経緯
アイワナビリーヴのデビューまでは、順調ではありませんでした。2018年の春の時点では、早ければ夏、遅くても秋にはデビューできるのではないかといわれていたのです。
実際、6月28日にはトレセンに入厩して、ゲート試験を一発合格、順調に調教もこなして、9月15日の新馬戦(中山、芝1,600m)を目標にしていました。
しかし、調教後に右前脚の内側に挫跖が発生。骨に異常はないものの、出馬投票は見合わせて経過を観察することに。その後、状態が思うように良くなってこないため、ノーザンファーム天栄に放牧。
11月下旬ころからは、調教を再開。順調に進み、12月14日にはトレセンに入厩。年が明けて、1月12日の中山・芝1600mでのデビューを目指すも、出走希望頭数が多く除外。
つづく1月20日の中山芝1600mも除外と、状態は良いものの、2週連続で出走ができませんでした。
この馬の母ワナダンスの勝ち鞍が1,000mと1,200mの短距離血統ということで、この馬も1,600mくらいが良いのではといわれていました。レース選びも1,600mにこだわるということでしたが、2度の除外でそうもいってられず、1月27日の東京・芝1,800mでの出走を目指すことになりました。
除外が2回あったので、今回は無事に優先的に出走が決定したのでした。最初のデビュー予定から、約4ヶ月後の出走だったのです。
デビューまでの調教タイム
12/20 助手 美南P 良 68 53.3 39.8 13.2 (5) 馬なり ロードトゥドラゴン(2歳新馬)馬なりの内同入
12/26 助手 美南P 良 68.1 52.4 38.5 11.8 (8) 馬なり ブルーザリオン(2歳新馬)馬なりの外0.6秒先行同入
1/4 助手 美南P 良 66.8 51.4 37.7 12.0 (6) 馬なり ブルーザリオン(3歳新馬)強目の外を0.4秒先行4F付同入
1/9 助手 美南P 良 67.8 52.1 38.3 12.1 (7) 馬なり ブルーザリオン(3歳新馬)強めの外0.6秒先行同入
1/16 助手 美南坂 良 64.3 47.1 30.4 14.9 馬なり
1/17 助手 美南P 良 64.5 49.7 36.7 12.2 (6) 馬なり ダンスメーカー(4歳500万)強目の内0.9秒追走同入
1/23 O.マーフィー騎手 66.4 51.5 38.3 11.8 馬なり トランスポーター(3歳新馬)に0.1秒先着
O.マーフィー騎手「体は大きくないけど動きはしっかりしていて、出走の準備はできていると思います。リラックスして走れている点がすごくいいですね。レースが楽しみです」
デビュー戦
デビュー戦となった、1月27日東京競馬場6R(芝1,800m)。アイワナビリーヴは注目馬として、紹介されています。

「いいスピードがあるし、気性も前向き。期待は十分」と、戸田調教師も自信を持つ初陣だ。
斎藤助手は「気が良くて仕上がりも早い」と話した。
「前向きな気性。スピードもあってラストの切れもある。初戦から動けると思います」と初陣Vを見込んでいる。
アイワナビリーヴの枠順は1枠2番に決定。東京1,800mは外枠が不利な傾向があるので、これはラッキー。
相手は良血の2枠4番ブラックパイン。重賞勝ちのあるタワーオブロンドンの下で、名門藤沢厩舎です。
レース結果
パドックから、本馬場入場、レースと個人の方が撮影した映像が、You Tubeにアップされています。詳しくはこちらを見てください。
2019年1月27日(日曜) 1回東京2日 6R 発走時刻:13時05分 天候 晴 芝 良
アイワナビリーヴは1番人気。2番人気にはブラックパイン。その後はセオリー、ララコンフィアンと続きます。
ゲートが開き、アイワナビリーヴは好スタート。最初は行きたがる素振りを見せるも、うまく折り合って、3番手のインに。1,000m通過は、1.01.8と平均よりやや遅めのペース。
4コーナーを過ぎて、直線を向いたところ、うまく前を交わして、外側に出しました。ここはジョッキーの腕が良かった。前の馬がふらついたのを、うまく交わします。
アナウンサーが”あっという間に抜け出しました”といったように、あっという間に後続に差をつけ、最後は2着に3馬身1/2の差をつけてゴール、完勝でした。タイムは1:48.9、上がり3F 34.0。
2着ブラックパイン、3着ララコンフィアンです。


マーフィー騎手は「すごくいい馬と分かっていたし、乗りやすかった。テンションが上がりやすいのが課題だが、それ以外は今後がすごく楽しみだと思う」

戸田師も「新馬らしからぬレースぶり。昨秋の挫石でデビューが遅れたが、一服入れて体が成長してくれた。テンションが高くなりやすいのでレース間隔を空けたい」
次走は
レース後のコメントで、戸田調教師は「テンションが高くなりやすいのでレース間隔を空けたい」と言ってます。
競走後の状態を見て、次走を考えるようですが、桜花賞を目指すのか、NHKマイルカップを目指すのか、オークスを目指すのか、さてどうなるでしょう。
今回の走りを見ると、クラシックも夢ではないと思ったのでした。
次走もアイワナビリーヴの走りを期待しています。
配当の入金
2月1日金曜日、配当の入金がありました。私が持っているのは、一口だけなので、533円でした。
賞金等の明細はこうなってます。
本賞金:6,000,000
内国産馬所有奨励賞 :1,800,000
特別出走手当 :411,000
合計:8,211,000
ここから以下の物が引かれます。
競馬主催者源泉所得税:▲609,414
進上金:▲1,531,111
営業者報酬 :▲266,036
消費税:▲494,806
合計:▲2,901,367
分配対象額:5,309,633
募集口数が9,957口なので、1口あたり533円となります。端数分は積み立てされるようです。
出資額が1万円なので、回収するにはまだまだですが、アイワナビリーヴが初めて稼いでくれたお金です。勝利して稼いでくれたので、うれしい限りです。
データ
アイワナビリーヴ
父:ジャスタウェイ、母:ワナダンス、母父:The Leopard。
性別:牝、生年月日:2016.2.8、毛色:黒鹿毛、生産:ノーザンファーム、戸田博文厩舎。