2021年2月の読書まとめ

2月から読書メーターというサイトの利用をはじめました。

けたじぃ - 読書メーター
読書記録のために利用しています。 70~80年代のジュブナイルSF、90~00年代のラノベが好き。最近のものでは創元推理、メディアワークスなどのライト文芸。 ジャンルでいうと、ミステリやライトなSFなど。民俗学が関わるものも好きです。がっつりな長編より、短編が好き。連作短編なら、よりOK。 大好きな作家は眉村卓さん、北...

今までも本を読んだ後は、このサイトに書かれてある感想を読ませてもらい、自身のブログを書く参考にさせていただいてました。自身の感想を整理して言葉にするには、人の感想を読むというのは非常に有用なことです。

今までラノベに関してはブログ記事にしていたのですが、それ以外は読んで終わりにしていたので、記録のためにも残そうと思ったのでした。またそれが他者の参考になればという思いもあります。

そんな読書メーターのサイトには、まとめを作成する機能があります。1ヶ月で読んだ本をHTMLで出力してくれるものです。せっかくなので2月に読んだ本をまとめ、ブログの記事にして行こうと。こうやってまとめておけば、その時々の趣味嗜好・傾向が後々になって楽しめるはずです。

まとめ作成機能を使いテキストで出力、写真を加えて体裁を整えました。それ以外にも2月に購入した本、2月の読書まとめなどを書いてみました。

2月に読んだ本

2021年2月の読書メーター

読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5264ページ
ナイス数:19ナイス

けたじぃさんの5月読書まとめ - 読書メーター
読んだ本の数:21冊 読んだページ数:5701ページ ナイス数:41ナイス

クリスタル・コミュニケーション―あなたの神様はいますか

クリスタル・コミュニケーション

読了日:02月01日 著者:あかつき ゆきや

感想はブログに書きました。

【単巻ラノベを読む】『クリスタル・コミュニケーション―あなたの神様はいますか(あかつき ゆきや)』を読んで【読書メモ】
さて、久しぶりの単巻ラノベを読むです。「みんなのオススメ単巻ライトノベル 年代順87選」で名前が挙が...

タイム・リープ あしたはきのう

タイム・リープ あしたはきのう

読了日:02月02日 著者:高畑 京一郎

感想はブログに書きました。

【90年代単巻ラノベを読む】『タイム・リープ あしたはきのう(高畑 京一郎)』を読んで【読書メモ】
さて、今回もラノベの感想です。個人的にオールタイムベストラノベの1作として挙げたい作品、高畑京一郎「...

七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School

読了日:02月04日 著者:久住 四季

感想はブログに書きました。

【単巻ラノベを読む】『七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School(久住四季)』を読んで【読書メモ】
さて、今回も【単巻ラノベを読む】です。先日の「タイム・リープ あしたはきのう」に続いての、時間跳躍も...

イース―失われた王国

読了日:02月06日 著者:飛火野 耀

感想はブログに書きました。

【ラノベの源流】『イース 失われた王国(飛火野 耀)』を読んで【読書メモ】
さて、今回の【読書メモ】はアクションRPGとして人気のあった「イース」の小説版、スニーカー文庫になる...

しゃべくり探偵―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険

読了日:02月08日 著者:黒崎 緑

寒いギャグ満載の軽いミステリかと思わせておいて、意外と本格な安楽椅子探偵もの。会話、書簡、電話、告白+会話で、それぞれの話を描き、地の文無しの潔さ。まさしく「しゃべくり探偵」。4編の連作短編集ですが、最後の話に物語が集約されていくのが見事です。

最初はボケがしつこくて、読むのが嫌になりましたが、慣れれば漫才を聞いているような気分になってきて、逆に心地よくなってきます(関西人だからか?)。

文庫版はいしいひさいちの4コママンガが、小さすぎて楽しめないのが難点

スタジアム 虹の事件簿

読了日:02月12日 著者:青井 夏海

タイトルから野球ミステリと思ったのですが、謎解き自体に野球は関わりがなく、野球場を舞台とした安楽椅子探偵ものの連作短編集。

球場へ来るお客さんの話を横で聞いていた野球音痴の女性オーナーが、野球のプレーと推理を重ね合わせて、その謎を解いていきます。内容としては殺人事件もありますが、どちらかというと日常の謎系に近いテイスト。

事件を解決し犯人を特定するのではなく謎をふわっと解くだけで、良くいえば優しさや暖かさを感じられますが、悪くいえばモヤモヤが残ります。

連作短編ということでは、オーナーvs現社長の確執など、もっと最後へ向かう盛り上がりがあればなと。

野球ものとして、川崎球場や大阪球場を知っている世代としては、球場の雰囲気が懐かしく思えます。また万年最下位球団レインボーズの優勝へ向けての盛り上がりは楽しめますが、ミステリとしては若干もの足りないです。 ライトミステリを探している方には、オススメ。

ぼくらの時代

読了日:02月14日 著者:栗本 薫

30年ぶりくらいの再読。うっすらとトリックは覚えていたので、さて楽しめるかと読み始めました。タイトルにある”ぼくら”は、作品の書かれた70年代の若者。60年代の全共闘世代と違い、シラケ世代と呼ばれていました。長髪とジーンズという見た目だけで、否定されていた時代です。

殺人の舞台は、時代の最先端を行くテレビ局。とある歌番組の収録中、人気絶頂のアイドルが歌う前で、観覧中の女子高生の背中が刺される事件が起こります。スタジオの出入りは管理・録画されているため、犯人はすぐにわかるだろうと思われましたが…

アイドルもそのアイドルに熱狂するファンも、大人からは眉をひそめられる存在。ロックも長髪もアイドルも、当時は若者のものでした。 執筆当時20代の栗本薫が、当時の若者の感覚をそのまま小説にした作品です。

トリックはちょっとうまく行き過ぎですが、今となってはトリックなんかはどうでも良い。時代を経て推理小説として古くなりましたが、当時の若者の感情・心理を描いた青春小説としての価値があります。

現在51才の私は、ため口をきくyoutuberや男の娘など、あまり理解できません。この作品を初めて読んだ時は、理解されない立場に共感を覚えましたが、現在は理解できない立場に共感を覚えました。

博士の異常な発明

読了日:02月17日 著者:清水 義範

ユーモア溢れるものから切ないものまで、マッドサイエンティストもの8編からなる短編集。史上最大の発明は何だろう? というプロローグから始まり、SF的なものから、作者得意のパロディものまで、8編それぞれバラエティに富んでいます。

マッドサイエンティストが前面に出てこないけど、「野良愛慕異聞」がちょっと切なくて好き。それにしても、マッドサイエンティストの最後は、いつも報われないものです。

黄昏のカーニバル

読了日:02月17日 著者:清水 義範

1990・91年に雑誌「SFアドベンチャー」に掲載されたSF作品を集めた短編集。いつものパロディ要素は控えめ。

表題作「黄昏のカーニバル」は、80年代の番組やCMのフレーズがたくさん出てきて、懐かしさとともに薄ら寒さを感じるかも。テレビ番組の騒がしさが、より終末感を盛り上げる不思議な味わいの作品です。

表題作以外では、変化球的な「デストラーデとデステファーノ」が面白い。どの作品も斬新さとか、目を見張るようなアイデアとかはありませんが、SFだと構えず気軽に読めるSF短編集です。

H殺人事件―躁鬱(デコボコ)探偵コンビの事件簿

読了日:02月18日 著者:清水 義範

パスティーシュ作家として高い評価を得る前に書かれた、ユーモア推理小説シリーズ「躁鬱(デコボコ)探偵コンビの事件簿」の第1弾。殺人トリックを暴くような作品ではなく、軽妙なセリフと快調なテンポで展開する犯人捜しのライトミステリー。

80年代後半の時代を感じさせる軽いノリの作品です。頭上からパンティが降ってくる物語の出だし、殺されるのが風俗に勤める女子大生など、下品な感じが当時の2時間サスペンスドラマの原作にピッタリだなと思ったら、実際にドラマ化されていました。さらっと読めるのが良いですね。

清水義範『躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿』シリーズを読んで【読書メモ】
さて、今回はパスティーシュの名手として知られる清水義範の初期作品、80年代後半に書かれたユーモアミス...

CM殺人事件―躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿

読了日:02月19日 著者:清水 義範

躁鬱探偵コンビの事件簿 第2弾。今回の舞台はCM制作会社。情報収集役の不破と安楽椅子探偵型の朱雀が、CM制作現場で次々と起こる事故・事件の犯人を解き明かします。

今回も軽妙なセリフのやりとりがノリとテンポを産みだして、サクッと読めるライトミステリーになっています。人物描写がもの足りなく、特にタレント三田村ちひろの行動に疑問が残るのですが、犯人の犯行動機はなかなか面白いですね。

今となっては目新しさのないミステリーですが、解説でこのシリーズがどれだけ新しかったが語られています。

清水義範『躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿』シリーズを読んで【読書メモ】
さて、今回はパスティーシュの名手として知られる清水義範の初期作品、80年代後半に書かれたユーモアミス...

高野山黄金伝説

読了日:02月20日 著者:清水 義範

1985年にみき書房から刊行された『黄金の空隙 高野山秘宝伝説』を改題し、88年に文庫化したもの。清水作品としては珍しい伝奇推理ファンタジーで、官能シーンの多い作品。

高野山にあるといわれる、太閤秀吉の隠し金を巡る物語。宝の在処を巡って大立ち回りをする冒険ものではなくて、高野山や空海を巡る陰謀もの。高野山や空海、木食応其(もくじきおうご)に関するウンチクも多々あって、意外と高野山のことを知るにも役立ちます。

最後の宝の在処を解く方法が時代を感じさせます。昔打ち込んだな、BAISCプログラム…

DC殺人事件―躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿

読了日:02月21日 著者:清水 義範

躁鬱探偵コンビの事件簿 第3弾。今回の舞台はファッション業界。不破は雑誌編集のアルバイトをしており、記者としてファッション業界に関わっていきます。相方の朱雀は極端な鬱状態で、残念ながらあまり活躍はしません。代わりに不破の妹 菜摘が活躍。

前作までのノリやテンポに比べるとやや落ちている感あり。軽いノリをなくして、ファッション業界をしっかり描いています。今回のメインは駆け出しデザイナーの出世物語。朱雀が最後に登場して謎を解くのは名探偵ものらしいですが、殺人事件が蛇足にも思えます。

清水義範『躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿』シリーズを読んで【読書メモ】
さて、今回はパスティーシュの名手として知られる清水義範の初期作品、80年代後半に書かれたユーモアミス...

M殺人事件―躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿

読了日:02月22日 著者:清水 義範

躁鬱探偵コンビの事件簿 第4弾。前3作は80年代後半当時のギョーカイものでしたが、今回は推理小説作家とその同人仲間にまつわる話です。

容疑者全員推理小説作家という、なかなか興味深い構図。今回は朱雀や菜摘との軽妙な会話は控えめで、推理作家vs不破のやりとりが多くなってます。その分、このシリーズらしいノリやテンポが、前作よりさらに悪くなっている印象。殺人事件の謎解き自体はなかなか面白いですが、途中でちょっと退屈に思えてしまいます。

清水義範『躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿』シリーズを読んで【読書メモ】
さて、今回はパスティーシュの名手として知られる清水義範の初期作品、80年代後半に書かれたユーモアミス...

Y殺人事件―躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿

読了日:02月23日 著者:清水 義範

躁鬱探偵コンビの事件簿 第5弾。高速バスでスキー旅行、ボディコン姿の女子大生、脱サラでペンションなどバブル期らしい舞台設定。語り口は軽く、表面的にはユーモアミステリーですがが、20歳前後の若者の微妙な心理を描き、犯人捜しの単純な面白さで終わっていません。

今回は登場人物が多く、人間関係が複雑になっていますが、この複雑さが面白いと思いました。「あの子たち全員、優しすぎて傷つきやすすぎて臆病なんですよ」というセリフが印象的。

舞台設定は古くなっても、描かれている若者の心理は変わっていません。

清水義範『躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿』シリーズを読んで【読書メモ】
さて、今回はパスティーシュの名手として知られる清水義範の初期作品、80年代後半に書かれたユーモアミス...

W殺人事件―躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿

読了日:02月24日 著者:清水 義範

躁鬱探偵コンビの事件簿 第6弾で最終作。序盤では清水義範らしいパロディで、結婚式やその準備を描いております。また、この頃に始まったコンピュータを使った結婚相談所や、お見合い(ねるとん)パーティーなど、しっかりと時代をも切り取っています。

内容的には80年代中盤の”ロス疑惑”が少し頭をよぎりました。前作はグループ内の人間関係を扱うことで若者心理を描いておりましたが、今回は登場人物を絞って、独身男性の焦りやプライドなど、人物の背景や心理をしっかりと描いてます。殺人動機が哀しいですね。

清水義範『躁鬱(でこぼこ)探偵コンビの事件簿』シリーズを読んで【読書メモ】
さて、今回はパスティーシュの名手として知られる清水義範の初期作品、80年代後半に書かれたユーモアミス...

恐竜鉄道

読了日:02月26日 著者:吉岡 平

吉岡平版「ジュラシックパーク」といったところ。SFっぽい話なのかと思っていましたが、どちらかというとバトル小説。人vs恐竜のバトルがアツい。またタイトル通り? 恐竜vs鉄道の戦いも見物。蒸気機関車と恐竜が正面からガチンコでぶつかるバトルは、バカバカしくも楽しいです。

恐竜も鉄道もカメラも、男のロマン(笑)。バカ小説(褒め言葉)と呼んでいる方もいますが、全くそのとおりで難しいことは考えずに楽しめる小説。福井の恐竜博物館に行きたくなりました。

【90年代単巻ラノベを読む】『恐竜鉄道(吉岡平)』を読んで【読書メモ】
96年にソノラマ文庫から発売された、吉岡平の『恐竜鉄道』を読んだ感想です。アニメ『無責任艦長タイラー』の原作「宇宙一の無責任男」シリーズで有名な著者の、恐竜・鉄道・カメラのウンチク満載のSFアクション小説、ある意味バカ小説(褒め言葉)です。

背後霊倶楽部

読了日:02月27日 著者:山中 恒

『おれがあいつであいつがおれで』や『あばれはっちゃく』で有名な作者ということと、マンガ家石坂啓の表紙につられて古書店で購入。

読み終えて、う~んと唸ってしまう。これは何を書きたかったのだろう。まぁ、面白いとはいえない。

購入した本

今月購入した本です。

合計45冊……

街の古書店にヤフオク、ブックオフオンラインと欲望の赴くままに購入してしまった……

ゴッドマジンガーはアニメを見終えた後、一気に読もうと思っていたのですが、アニメが思った以上につまらなかったので、興味がなくなってしまいました。また、気分が変わったらチャレンジしよう。

2月の読書まとめ

正式に読書メーターを利用しはじめたのが『しゃべくり探偵』からなので、それまでのラノベの感想はリンクを貼るだけにしました。ただ、それだとダメだなと思い、以降はブログに記事を書くとしても、しっかりと読書メーターにも感想を書くようにしました。文字数が限られているので、まとめるのが難しいのですが……

基本的にブログ記事(下書き)を書いて、そこから読書メーター用に文字を削る方法を取ってます。若干、ブログ記事とニュアンスが変わることもあるのですが、このへんは今後の課題です。

今月の傾向はもう清水義範作品、読んだ全18作中半分の9作です。1月に読んだ「宇宙史シリーズ」が思いのほか面白かったので、ハマってしまいました。清水さんというと、パスティーシュですが読んだのはSFとミステリー。パスティーシュ作品にはあまり興味がなくて、どちらかというと初期作品に興味があります。たっぷり購入したので、がんばって読むべし!