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【カメラと作品】HOLGA120GNと「MANGA★GIRL」

【カメラと作品】シリーズ第2弾は初めてギャラリーに出展した作品「MANGA★GIRL」。これはコスプレした女の子をトイカメラの王様とも呼ばれるホルガで撮ったものです。

ホルガとは、簡単に言えばチープなフィルムカメラ。写りに関しても周辺光量落ちや光線漏れなど、独特の描写があって、ロモLC-Aと並ぶトイカメラを代表する機種です。残念ながら2015年で生産終了になっております。

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ホルガといえばプラスチックレンズを使った120Sもしくは120Nが有名です。しかし私の使ったのはガラスレンズを使った120GN。ちょっとだけ描写がシャープかなぁ~という程度。写真に写っているスナップホルダーは自分で作りました。水に濡れてシミになっちゃってますね。今はもう使うこともなく、保管してあります。

2007年6月、ギャラリー・アビィの「トイカメラ写真月間2007」HOLGAファミリーの系譜が私のギャラリーデビューです。

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他にもたくさん撮ったのですが、厳選した5枚を。皆さんかわいらしい。もう10年も前の写真です。写真に写る女の子たちも立派な女性になっていることでしょう。それにしても何のコスプレだったかわからない。2枚目が「学園キノ」、3枚目が「仮面ライダー電王」、それ以外がわかりません。

これらはすべてコスプレイベントで、声をかけて撮らさせていただきました。みんなアニメや漫画が好きな子たちで、キャラになりきってポーズを撮ってくれました。私の作品の中では数少ないポートレート写真です。

この「MANGA★GIRL」には、しっかりとしたコンセプトがありました。それはコピー。カメラは何かのカメラをコピーしたであろう中華製の低品質カメラだし、被写体も2次元から3次元へのコピーともいえるし(2次元こそ至高的な考え方からです)、中判カメラでポートレイトというスタイルも鬼海弘雄さんのコピーです。カメラもモデルも撮影スタイルも、全てコピーというわけです。オリジナリティが無いのがオリジナリティという、ワケの解らない理屈を考えていました。そんな思い出深い作品です。