【アラヤ フェデラル】フロントキャリアはどれにしようかな【日本一周カスタム】

さて、今回は日本一周用フェデラルにつけるフロントキャリアを考えます。

自転車日本一周時の検証

まずは、2016年の自転車日本一周時の検証からです。

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2016年の自転車日本一周中で、一番のアクシデントといえば、フロントキャリアの破損でした。写真は東京の狸サイクルで、補強してもらった後のものです。

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ミノウラ MT-3500SFという、アルミ製の今は廃盤となっている、フロントキャリアを使っていました。

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こんな感じにクイックシャフトを通す部分が折れたのです。右にある穴は、なんとか修理しようとして、函館のゲストハウス自遊旅の毛利さんに、色々と試行錯誤していただいた時に、開けた穴です。

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このキャリアは耐荷重10kg。左右のサイドバッグを併せた重量は7.4kgでしたので、大丈夫だろうと思ってました。しかし、北海道滞在時の6678.8kmに破損に気が付きました。

右のバッグが4.4kg、左のバッグが3.0kg、右のほうが重いのでそれなりに負担があったのかなと思うのです。

そして、重さ以外に、もう一つ考えられる要因があります。

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サイドバッグを取付けた時の状態を裏側から見た写真です。赤丸を付けたところを見ていただければわかるのですが、左側はステーにあたっているのですが、右側は当たっておりません。

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固定する時はこのようになるのですが、右側がステーにあたっていないので、多少ですがグラグラします。

これが両方ともステーにあたっている、もしくは両方ともステーの間に入っている状態であれば、グラつきも少ないかと思います。

多分、耐荷重におさまっていても、こういったグラつきがあったのが、破損の原因ではないかと思うのです。

ただ、自転車日本一周のブログを読んでいると、フロントキャリアが破損しているのを、時々見かけます。積載量にもよりますし、壊れた原因を深く検証している方は少ないので、どういうことが原因で壊れるのかはなんとも言えません。

しかし、フロントキャリアは壊れるものと、思っておくほうが良いかと思うのです。

フロントキャリアを選ぶ前に

フロントキャリアを選ぶ前に、前提となる条件を考えます。

自転車のフロントキャリアで検索すると、たくさんのものがでてきます。しかし、ランドナーにつける小さいものや、前かごを付けるためのものが多いのです。サイドバッグを取付けられるものは、少ないのです。

自転車日本一周では、やはり前にもサイドバッグを付けたいところです。なので、前提としてはサイドバッグを付けられるもの。私の場合はすでにオルトリーブのものを持っているので、これを取り付けできるもの。そして、過去に使用実績があれば、参考にできるのでなお良いかと。

で、サイドバッグを付けられるものを探したところ、これが意外と少ないのです。

そしてもう一つの問題点が。それは、フロントキャリアの取付け方です。フロントキャリアの取付けには、色々な方法があります。それが自分の自転車に取り付けができるのかどうか。メーカーのHPや販売店のHPでも、よくわからないことが多いのです。

これに関しては、自身の自転車の名前(型番)+キャリアの名前(型番)で、検索して取り付けできるかどうかを確認できることもあります。検索してもでてこない場合はどうするか。これはもう自分で取り付け方法を確認して、可能かどうか判断するしかありません。

という事でフロントキャリア選びの前提として、オルトリーブのサイドバッグを付けられるもの、自身の自転車(私の場合はフェデラル)に取り付けが出来るものです。

フロントキャリアの取り付け方法

フロントキャリアの取り付け方法は、色々あると書きました。これはキャリア取り付けに使う位置がたくさんあるということです。私のニシキLTのフロントフォークで説明します。

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フロントキャリアの取り付けに使う位置としては、この5つです。もちろんすべての位置を使うわけではなく、これらのうちの2つを使うことが多いです。

なお、これらがない場合はアダプターを使うことで、取り付けできることもあります。

説明をしますと、
A:フォーククラウン泥除け取り付け穴。もしくは、キャリパーブレーキ取り付け穴
B:カンチブレーキ台座
C:フォーク中間ダボ穴(写真のフォークにはありません。このくらいの位置にあります。)
D:フォークエンド ダボ穴
E:クイック軸

実際のフロントキャリア選びでは、どの位置を使ってキャリアを取り付けるのか、それが重要になってきます。

フロントキャリア選び

それでは、実際にどのようなフロントキャリアがあるのか見ていきます。

NITTO キャンピー フロントキャリア(26”ランドナー用)

材質:中空スチール
最大積載荷重:16kg
参考重量:1185g
標準価格:OPEN
使用取付位置:B、D

26インチ用(650A用ということかと思います)、26インチMTB用の「MTキャンピー F20」、
27インチ用「キャンピー27」の3種類があります。最大積載荷重と重量が違います。

昔からの定番、日東のフロントキャリアです。ネックは値段です。良いとはわかっていても、なかなか手がでません。

壊れても溶接して直すことが出来るスチール製なので良いと、よく言われています。そういうことで言えば、スチール製なら全て良いということになります。

ただ、日本での使用実績としては、NO.1と思われますので、予算があるなら、これを選んでおけば間違いはないと思います。

ちょっと気になるのが、サイドバッグを取り付ける枠が前から見たらハの字型になること。荷物を含めたときの横幅が大きくなると思うのです。荷物満載自転車には嫌がらせのような車止めや、せまい柵付きの自転車通行可の歩道(トンネルなど)では、苦労することが多いのではと思ってしまいます。

このキャリアを使われた方としては、2014年自転車日本一周のマエダさん。
装備はこちら。

体重45kgのパートナー - 銀輪の渡り鳥~日本一周編~
2014年に自転車で日本一周したブログ

荷物が前から見るとハの字型になっているのが、わかります。また途中で、キャリアが壊れて、溶接で修理しています。

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信頼性があるとは言え、壊れるときは壊れるというとです。

TUBUS タラ フロントキャリア

素材:クロモリ
耐荷重:15kg
参考重量:599g(ブラック)、603g(シルバー)
標準価格:¥15,120(税込)
使用取付位置:C、D

こちらは海外のサイクリストによく使われている、チューブスのフロントキャリアです。作りとしては凄くシンプルで、こちらも壊れにくいと評判です。amazonでの取扱がないのが残念です。

取付位置としてはフォーク中間ダボ穴を使うのですが、このダボ穴がない自転車が多いかと思います。その場合はアダプターを使えば取付可能です。

また、フォークエンド ダボ穴は通常泥除けを取付けている下側のダボ穴を使うので、泥除けの取付位置が少し変わります。調整が必要になるかもしれません。

このキャリアを使われた方としては、2013年自転車日本一周のジュンさん。

装備はこちら。旅の途中でこちらに交換してます。

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もうおひと方。2014年自転車日本一周のズんださん。

装備はこちら。こちらも旅の途中で交換です。

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日東のものより安いので、信頼性とコストパフォーマンスで言うと、これが一番かもしれません。旅の途中で交換した方が、これを選んでいるというのが、それをものがたっているのかも。

写真で見る限り、サイドバッグの取付位置が低くなり、低重心になってよいのですが、縁石に擦る可能性が高くなるようです。

また、オルトリーブのリアサイドバッグをフロントに付ける場合は注意が必要です。ひょっとしたら、底が擦る可能性があります。(タイヤの大きさにもよるかと)

チューブスからはこれ以外にも「エルゴ」と「スマーティ」があります。エルゴは輸入元のピーアールインターナショナルのHPによると、フロントキャリアのハイグレードモデルとのことですが、耐荷重が10kgとタラより、劣るという不思議な仕様です。

一応これは論外ということで。

TUBUS スマーティ フロントキャリア

素材:クロモリ
耐荷重:15kg
参考重量:549g
標準価格:¥23,760(税込)
使用取付位置:A、D

こちらもamazonでの取扱なし。

スマーティは、フォーククラウンのキャリパーブレーキ台座(A)を利用して装着が可能とのこと。ただ、ひょっとしたら、カンチブレーキ台座にも可能かもしれません。

このあたりは使用実績があまりないようなので、実物を見てみないとよくわからないのです。サイドバッグの取付位置がタラよりも高い位置になりそうなので、フロントに大きめのバッグを付けるなら、こちらのほうが良いかもしれません。

ただ使用実績があまりないのと、取付可能かどうかの判断が難しいので、あまりオススメではありません。

GIZA ローライダーキャリアー CAF01200

材質:中空アルミ
最大荷重:両側18kg(片側9kg)
重量:390g(取付金具を除く)
標準価格:¥2,700(税込)
使用取付位置:B、フォーククランプ利用

サイドバッグを取り付けできるフロントキャリアーとしては最安値のこちら。最大荷重18kgとかなりのもの。アルミ製なので、壊れた時に溶接で修理とはいかないです。

見た目はジャイアントのグレートジャーニーのものとよく似ていますが、下部の形状が違うので、同じものではないと思います。

このキャリアを使われた方としては、先ほども紹介した2013年自転車日本一周のジュンさん。途中で壊れているのですが、本体が壊れたのではなくて、カンチブレーキに取り付ける金具が壊れたようです。

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分解するとリアサイドバッグに入るかもしれないし、壊れること前提に予備にもう一つ持っていくのもありかと。それでもamazonで買えば、5,000円もかからないというのが、すごい。予算のない方は、これを選ぶのもよいかと。

ちなみに写真で見るとオルトリーブのバッグが取り付け出来るのかなと思っていたのですが、実際に使われている方がいるので、取付けには問題がないようです。

ミノウラ MT-4000SF サスペンションフォーク対応フロントキャリア

材質:スチール
最大積載量:10kg
参考重量:1.5kg
標準価格:¥6,810(税込)
使用取付位置:B、E

私が利用したMT-3500SFの後継モデルです。材質がアルミからスチールに変わっております。

左右分割式となってまして、輪行用との記述があるのですが、こんなのを分解して輪行というのは、現実的ではありません。メリットとしては考えないほうが良いと思います。

私の場合、この分割式の取り付け穴を利用して、ダイナモライト(セパレートタイプ)を取付けました。

また、天板があるので、昔ながらのフロントバーバッグをつけたり、天板に物を乗せたりすることも可能です。

取付けはダボ穴やカンチブレーキ台座がなくても可能なので、一応あらゆるタイプの自転車に取り付けができそうです。サスペンション付きの自転車に取り付けるならこれ一択です。

ただ、取付けには付属のクランプを使うのですが、クランプ径がわかりません。なお、メーカーのHPにある説明書によると、

直径 38~40mm の真円断面の正立式フロントサスペンションフォークにのみ装着できます。
倒立式サスペンションフォークには装着できません。
リジッドフォークへの装着は推奨しておりません。ご自身の責任において行なってください。

とあります。この文章から考えると、クランプ径は40mmくらいで、リジットフォークのロードバイクなどに取り付けるのは、推奨していないようです。

作りとしてはMT-3500SFと同じようなので、カンチブレーキ台座に取り付け出来ると思うのですが、なぜかメーカーのHPではカンチブレーキ台座取付けをうたっておりません。

このあたりがよくわからないので、天板が必要ないという方には、こちらのモデルではなく、次に紹介するモデルFPR-3000をおすすめします。

このキャリアを使われた方としては、2016年自転車日本一周のシルクさん。

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どちらもカンチブレーキ台座がないために、これを選んだように思われます。ただ、付属のクランプが、多分リジットフォーク用でないために、取付けに苦労の跡が伺えます。

ミノウラ FPR-3000 フロントパニアラック

材質:スチール
最大積載量:10kg
参考重量:1.3kg
標準価格:¥6,100(税込)
使用取付位置:B、E

MT-4000SFとの違いは、天板がない、サスペンションフォーク非対応、29インチMTBに非対応ということ。

ミノウラの2つのモデルに共通しているクイックレリーズ軸でとめるタイプですが、整備時においては、若干のマイナスです。

そもそもクイックレリーズは簡単にタイヤを外せるようにしたものですが、これらのフロントキャリアを付けることで、そのメリットはなくなります。

タイヤを取り外すときにはクイック軸を抜く必要があるのです。これが最大のデメリットです。

このキャリアを使われた方としては、2014年自転車日本一周の雪路るしさん

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MT-4000SFもFPR-3000 も私のように、壊れたという報告はないので、安心して使えそうです。そういえば私がMT-3500SFを選んだときには、すでにMT-4000SFもFPR-3000 もありました。なぜ、MT-3500SFを選んだのか、よく覚えていません。ハズレを引いちゃったかなと。

TIOGA フロント ステンレス チューブラー キャリアー(パニアタイプ) CAF01000

材質:中空ステンレス
最大荷重:15kg
重量:1.28kg
標準価格:¥21,600(税込)
使用取付位置:B、D

見たところ日東のキャンピーにそっくりなこちらのモデル。材質がステンレスという事で、錆びにくいのかなというくらいで、積極的にこれを選択する理由はないかなと。

amazonでは日東キャンピーのほうが安く売られています。使用実績でも日東のほうがありますし、あえてこれを選ぶ必要はないかと。

ブラックバーン アウトポストフロントラック

材質:エアクラフトグレード6061アルミチューブ
最大荷重:20.5kg
重量:997g
標準価格:¥16,200(税込)
使用取付位置:C、D

ブラックバーンはアメリカのメーカーのようです。

日本一周での使用実績はあまりないようで、実際の使用感はわかりません。ただ、耐荷重が20.5kgと頑丈そうなキャリアです。数値的には最強でしょう。

取り付け方法が商品写真だけではよくわかりません。ひとつはフォークエンドダボ穴を利用するのですが、もう一つがどこにつけるのかと。

検索したところ、販売店が取付けた状態の写真を載せていました。それを見る限りでは、フォーク中間ダボ穴を利用するようです。

中間ダボ穴がない場合はどうすればよいのか。アダプターがあるのかどうか、調べても詳しくはわかりません。使用実績がないので、積極的に選ぶ理由もないかなと。

TIOGA フロント チューブラー キャリアー CAF00600

材質:中空アルミ
最大荷重:10kg
重量:380g (取付金具を除く)
標準価格:¥2,592(税込)
使用取付位置:A、D

こちらを使われて日本一周をされた方もいるので、一応とりあげますが、個人的にはオススメではありません。もともとサイドバッグを取り付けることを想定していないキャリアです。サイドバッグを取り付けるにしても位置が高く、重心が高くなります。

ただ、スポルティーフでカンチブレーキ台座がない場合、安いものとしては、これしか選択肢がないかもしれません。もしカンチブレーキ台座、ダボ穴があるなら、あえてこれを選ぶ必要はないかと。

まとめ

一覧表にしてみました。スマホなどでは見にくいかもしれません。

材質

最大荷重

重量

標準税込価格

使用取付位置

NITTO キャンピー中空スチール16kg1185gOPENB、D
TUBUS タラクロモリ15kg599g(ブラック)\15,120C、D
TUBUS スマーティクロモリ15kg549g\23,760A、D
GIZA ローライダーキャリアー中空アルミ両側18kg390g\2,700B、フォーククランプ利用
ミノウラ MT-4000SFスチール10kg1.5kg\6,810B、E
ミノウラ FPR-3000スチール10kg1.3kg\6,100B、E
TIOGA  CAF01000中空ステンレス15kg1.28kg\21,600B、D
ブラックバーン アウトポストアルミチューブ20.5kg997g\16,200C、D
TIOGA CAF00600中空アルミ10kg380g\2,592A、D

取付位置の写真をもう一度貼っておきます。

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サイドバッグが取付けられるフロントキャリアとしては、こんなところかと思います。探せば他にもあるかもしれませんが、一応名の通ったものは取り上げたつもりです。

そして今回取り上げたモデルではブラックバーンのもの以外は、フェデラルには問題なく取付けられそうです。(TUBUSタラはアダプター利用)

値段で大まかに分類すると、実売価格1万円以上の高級モデル、5千円くらいの中級モデル、2千円くらいの激安モデルに分けることが出来ます。

最終的にどこまで予算がかけられるかです。予算があるなら、日東キャンピーかTUBUSタラ。
予算が本当に無いなら、GIZAローライダー。さすがにローライダーではちょっと…ということであれば、ミノウラFPR-3000が良いかなと思います。

耐荷重で見ると、丈夫と言われている日東キャンピーやTUBUSタラが15kgくらいなので、ブラックバーンはオーバースペック。逆にミノウラのものは、少し不安。

ただ、私の場合はフロントサイドバッグは左右合わせて7.4kgでした。10kg以上の荷物というのは、よっぽどですし、耐荷重にこだわりすぎなくてもよいのかとも思います。

この記事を書きながらどれにしようか考えておりました。日東キャンピーとTUBUSタラであれば、TUBUSタラかなと。これはタラの方が値段も安く、作りがシンプルで信頼性もある。コストパフォーマンスで言えば、こちらかなと。

ミノウラのモデルは2016年の自転車日本一周で壊れたこともあり、メーカー的に少し減点。それとクイック軸を使うことで、メンテナンス性が落ちるのも、ちょっと問題かなと。

壊れることを前提にして、激安のGIZAローライダーを2つ買うというのも、アリだなと。

結論としては、TUBUSタラかGIZAローライダーx2かなと。

どちらを買うかは、今のところ決め兼ねています。今回のフェデラルのカスタムには特に予算は設定していないので、少しくらい高くなってもよいのですが、他にも買うものがたくさんあるので、そことの兼ね合いもあります。

どちらを買うかは、またのお楽しみに。

ではでは。